バルベルデ監督の信頼度が減っていると感じたこと
パウリーニョ・ベセーラが広州恒大へと戻る決断をしたことは、バルセロニスタだけでなく、バルサのチームメイトたちをも驚かせました。
それまでは気配なんてなかった移籍話が、ウワサが出始めてからあっという間に決まってしまったことがその驚きの理由。7月10日付のMDによると、公式発表がなされるまでは、複数のバルサ選手が報道を信じられずにパウパウに直接電話確認をしたのだそうです。
MD曰く、広州恒大からパウリーニョの代理人に最初の問い合わせがあったのがわずか18日前と。
あれよあれよの交渉成立でありました。
大きな出番がなくなると察知
バルサがパウリーニョの放出を良しとした理由が、1年前に彼の獲得に投じた4,000万ユーロを回収するだけでなく、1,000万ユーロの利益を得ることにあったのは容易に想像できます。三十路のセントロカンピスタに、こんな話はそうそう来ないですから。
一方でパウリーニョにとってのメリットといえば、金銭的にはサラリーがバルサの倍になることが挙げられますが、そもそも中国での高給よりバルサ行きを優先したのでこれは二次的。もっと大きな理由がスポーツ面にあったとMDやSPORTが説明しています。
それはコウチーニョが加入したことによって、2018/19シーズンは大きな出番を得られそうにないと感じ取ったこと。
2017/18シーズンの前半戦はエルネスト・バルベルデに信頼され、ヘタフェ戦の決勝弾に代表されるパフォーマンスでそれに応えてきたパウパウでしたが、コウチーニョが加入した冬以降はサブ的役割が増えていました。
決定的だとされるのがあのローマ戦で、コウチーニョが出場できないチャンピオンズで出番のなかったことにより、監督の信頼が弱まっていると察したのだそうです。
アンドレ・ゴメスも移籍濃厚ですから、彼のフィジカルが高く評価される場面はわりと訪れそうですが・・・ 中国での活躍を選んだパウリーニョに幸運あれ!
このニュースのまとめ
- ・チームメイトもパウリーニョの退団には驚いた
- ・とんとん拍子で決まった広州復帰
- ・メインになれないと察知したことで移籍を決断
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