夏の優先補強ポイントである“9番”、若手セルビア人は有力候補の一人
FCバルセロナ2019年夏の優先補強ポイントとなっているのが、ルイス・スアレスの代役となれるデランテロと左ラテラルです。うち9番候補に関しては、ドイツ発の情報を補完するかたちでMDとSPORTが揃って“バルサはルカ・ヨビッチ(アイントラクト・フランクフルト所属 21歳)に関心あり”と報道。彼は有力候補ではあるけれど、決断はまだだと伝えています。
ドイツ紙が個人合意と報じたが
バルセロナが夏に求めているデランテロは、若く、クラブの未来を担うことができる選手です。すでにヨーロッパで実績を残しつつも、スアレス先輩から学ぶことによって、バルサでクラックとして成長できるゴレアドール。
その条件に適合するルカ・ヨビッチとバルサがすでに長期契約で個人合意した、と昨日、ドイツ方面(独紙 Frankfuerte Allegemeine)が報じました。ブンデスリーガでセンセーションを起こす若手がバルサと・・・!
しかし喜ぶのはまだ早い。バルサ筋に確認を取ったMDとSPORTはどちらもこの情報を否定し、ヨビッチはまだ候補の一人だとしています。
かといって根も葉もない話ではなく、クラブもヨビッチの周辺と接触したことは認めてるらしく。
現段階での注目点は、バルサとすれば目標地点(クラブ間合意)まで水面下に潜らせておきたい件を、誰がフランクフルトの地元紙にリークしたのかってところでしょうか。そしてその目的は。
4,000万ユーロほどで
FCバルセロナの2019年夏の補強予算は、大半がフレンキー・デ・ヨング獲得のために充てられることになります。安くは買えないデランテロであっても、出来るだけ低価格な方が良い。
ルカ・ヨビッチに着目した理由のひとつにも、値段のお手頃さにあるようです。
ヨビッチはここまでブンデスリーガで得点ランキングトップ(19試合出場で14得点4アシスト)、ヨーロッパリーグでは6試合で5得点をあげる有望銘柄ながら、4,000万ユーロあたりで獲得できるそうです。狂乱物価のご時世では、値頃感があります。
今季はベンフィカからフランクフルトへ期限付き移籍中(2年目)。
ドイツクラブは夏に1,200万ユーロの買い取りオプションを行使し、3,500万~4,000万ユーロでよそへ転売する考えではないか・・・といわれています。
ただし、バルサがヨビッチ獲りでいくかどうかは他選手を含めたスカウティングの後。
SPORTが言うには問い合わせに対する選手周辺の反応は良く、もしバルサが契約に動くのであれば、ポールポジションにいるだろうとのことです。
このニュースのまとめ
- ・バルサはフランクフルトでプレーするルカ・ヨビッチ(21)に関心がある
- ・現在、ブンデスリーガの得点ランクトップ(14得点)
- ・将来性のある若手を、スアレスのそばで成長させたい
コメント
ルカ・ヨビッチはEU圏外枠の選手なので、獲得するなら既に埋まっているEU圏外枠の3選手の誰かを放出しなければなりませんね。
アルトゥール・メロはまずないとして問題はビダルかマルコムです。
マルコムをレンタル・完全移籍した場合は低調気味で移籍話もあるコウチーニョを戦力として残す必要性があります。
またビダルを放出した場合は先述のバリエーションが少なくなる代わりに中盤の余剰人員を減らすことができます。このあたりはラキティッチの去就にかかわるかもしれません。