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未来のデ・リフト価格、1億5,000万ユーロ

ユベントス移籍を選んだ(らしい)理由のひとつが、契約解除金条項 1億5,000万ユーロで引き抜き可能になるそうな

マタイス・デ・リフトのユベントス入団はもう確定的だ、と伝えられています。SKYスポーツイタリアが報じたところによると、選手側とユベントスは合意が成立。あとはクラブ間合意を残すのみ、のようです。

デ・リフトはトリノの“老貴婦人”と手取り年給1,200万ユーロでの5年契約を結ぶそうです。バルサには提示できなかった、高額サラリー。その背景には、スペインより低いイタリアの税率が関係しています。
そしてもうひとつ、注目すべきは1億5,000万ユーロに設定されたという契約解除金です。

イタリアでは契約解除金条項が設定されるのは一般的ではないといいますが、この条件を受け入れたことで、デ・リフトはユベントスとの契約を選んだというんですね。
契約解除金の受け入れ、PSGはフランスの制度上これができなかったことでユーベとの競争に敗れた。

クレが前向きに考えると、これは例えば2年後あたりにバルセロナへと降り立つことを見据えた条項じゃないでしょうか。そうに違いない。きっとそうだ。
契約解除金の設定は数億ユーロがざらの昨今(バルサBの選手でも、有望株は2億ユーロ)、デ・リフト級が1億5,000万とは低い設定額。出口を確保しての、移籍先選び。

(ユベントスも当然、契約更新によってこの金額を上げようとしてくるでしょうが)

「その時」のための契約条項

2週間半前のMD紙のインタビューで、マタイス・デ・リフト(19)はバルサ入団に関して「お金は重要じゃない」としたうえで、カンプノウ行きが「もしかしたら、まだその時ではないんじゃないか」と語っていました。

デ・リフトは 将来について思案中「もしかしたら、まだその時ではないんじゃないか」
バルサがこの夏に契約を目指している選手たちの中で、是非ともカンプノウ行きを選んでほしい一人がアヤックスのオランダ代表セントラル、マタイス・デ・リフト(19)です。でも逸材だけに引く手あまた、彼自身もまだ決断を迷っています。

今のバルセロナには、デ・リフトと同じポジションにピッケンバウアーが君臨しており、左セントラルにもウンティティラングレがいますから、彼が望むような出場時間を得るのは難しいでしょう。

しかしあと2-3シーズン後であれば、状況は変わっているはず。
ピッケンバウアーもそろそろ第一線を退こうと考えているかもしれないし、今よりもステータスの上がっているであろうデ・リフトを、年給1,000万ユーロ近くで迎える(給与ヒエラルキーでより上位のランクで迎える)ことも可能になっている・・・かもしれません。

デ・リフトにとって重要なのは、「その時がきた」と考える時に移籍が可能かどうかで、契約解除金が認められていないフランス(PSG)へ行ってしまうと、デ・リフトがもしバルサ移籍を望んだとして、その道はほぼ完全に閉ざされてしまいます。

ということで、バルセロナが2-3年後にデ・リフトを獲得しようと思うなら、主要タイトルを狙えるポテンシャルを維持しつつ(暗黒期に突入だと、きっと彼の心を動かせない)、1億5,000万ユーロを用意しておけということです。分かりやすくなった、と言えるか。

老後のために2,000万円、ならぬ2年後のために1億5,000万ユーロ。

※サラリー、税金なども含めてくると、オペレーション総額は3億ユーロ強?年給を下げての移籍は考えにくいので、困難なことに変わりないですが。

デ・リフト側からの最後の一押し

余談ですが、マタイス・デ・リフトはユベントス移籍を最終決断する前に、近しいある人物を通し、もし金銭面でのオファー額がイタリアーノと並ぶのであればバルサを選ぶ、とカタランクラブに連絡をしたそうです。負け戦だと断念していた時の、まさかのデ・リフト側からの連絡。

しかし、です。
ユベントスはイタリアの税率を武器に、PSGと並ぶ年給をオファーすることができたのに比べ、バルセロナは給与ヒエラルキーもあり、デ・ヨングと同じ手取り年給650万ユーロを提示するのが精一杯。
ゆえに提示条件を上げない、との従来の考えは崩せないと返事をした模様です(6月26日SPORT)。

数年後に1億5,000万ユーロに値上がりするなら、いま頑張ったほうが結果的にお得・・・ というのはまた違うか。この話だとロッカールームの秩序を優先したと推察できます。

というか、ピケでも1,000万ユーロもらってないでしょうから、デ・リフトの要求がすぎる。

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