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メッシ、6度目のゴールデンブーツ「CLは特別だけど、リーガが大事」

家族に囲まれ、欧州得点王のトロフィーを手にしたクラック
チームメイトたちへの感謝とリーグ戦の重要性を強調した

FCバルセロナでのプロデビューから15周年となる10月16日、レオ・メッシが自身6度目となるボタ・デ・オロ(ゴールデンブーツ)を受け取りました。そこでメッシが強調したのは、チームメイトたちへの感謝とリーグ戦の重要性です。

「チャンピオンズは特別だけど、もっとも重要なのはラ・リーガだと分かっています」

デビュー15周年の日の授与式典

レオ・メッシは2018/19シーズン、ラ・リーガにて36ゴールを決めて6度目のリーグ得点王に輝きました(伝説のテルモ・サラに並ぶ)。同時にこれは欧州各リーグの中でも最多得点数であり(2位はPSG キリアン・ムバッペの33得点)、見事ボタ・デ・オロも同時受賞。こちらも6度目となるボタ・デ・オロは、前人未踏、3年連続の偉大さです。

(そもそもボタ・デ・オロを3回以上受賞しているのが、6回のメッシと4回のCR7さんしかいない)

偶然のようですが、この授与式典はメッシのバルサでのプロデビュー15周年記念日に開催されています。2004年のこの日、ムンジュイックの丘にあるエスタディ・オリンピコで行われたエスパニョール戦が彼の初舞台(84分にデコと交代出場)。17歳と22日、背番号は「30」でしたね。

あれからレオは選手として“史上最高” “至高”へと上り詰め、人としても成熟した。
2010年に最初のボタ・デ・オロを受賞した時は一人で壇上に登ったメッシも、この日はバルセロナ市内の会場 la Antiga Fábrica Damm に家族で訪れ、トロフィーを彼の息子たちティアゴマテオから受け取っています(三男シロはお留守番)。
アントネラも揃って微笑むメッシ一家が醸し出すこの幸福感たるや。

(式典のお楽しみとして登場したシルクドソレイユの軟体パフォーマーさんに驚く子どもたちがかわいい)

「チームメイトたちがいなければ何も勝ち取れていない」

レオ・メッシは6度目となるボタ・デ・オロを息子たちから受け取った後、次のように周りの人々への感謝を述べています。

「ここにいる皆さん、家族、チームメイトたち、そして(クラブ)理事会に感謝します。僕がいつも言っているように、チームやチームメイトたちがいなければ、僕はこれらのトロフィーをひとつも受賞していませんでした。授与されたのは僕ですが、これはロッカールーム全体を認めるものです」

レオはまた、こうも強調しました。

チャンピオンズは特別ですし、毎年僕らは優勝をしたいのですが、もっとも重要なのはラ・リーガだということを僕らは分かっています。ラ・リーガがチャンピオンズで競う力をくれるからです。チャンピオンズは魅力的ですが、僕らはラ・リーガやコパも忘れはしません。僕らはバルセロナなので、全タイトルを狙っていきます」

チャンピオンズに照準を絞って優勝できてしまう白いクラブとは異なり、バルサはラ・リーガで上手くいっているシーズンにしかチャンピオンズを獲れていない。まずリーガで調子を整え、波に乗って欧州も狙うのがバルサの方式です。

子どもたちからの素朴な質問

その後メッシは、子どもたちの質問にも答えています。これがメッシの人となりがうかがえて、なかなか良いです。

家では器用ですか?
「手先はぜんぜん器用じゃないよ。物を修理する時は、いつも助けを呼びます」

寝るのは好きですか?
「枕に関しては、マニアです。一度寝てしまうと、側をトラックが通っても起きないよ」

食事や休養には気を遣ってますか?
「食事と休養はとても重視してます。子どもたちには、学校や活動でパワーを得るためには良い食事をすることが大事だといつも言ってます。彼らは野菜に苦労してるけれどね。ブロッコリ?ティアゴはいけるけど、マテオはね・・・(笑)」

服装の好みはスポーティかエレガントか
「その日次第です。でも外出する時はラクなのが好みなので、サンダルとジーンズだね。スーツは特別な機会用です」

家で厳しいのはアントネラ、それともレオ?
「普通は僕のほうが厳しくて、多く叱ってます。時々は叱りすぎたりもするけど、時々は妥当で、多くの場合は相応しい感じかな(笑)」

ということでボタ・デ・オロの授与式典でした。
次はそう、あの賞の式典をメッシファミリーで染めちゃうのを楽しみにしてます。

 

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