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ルイス・エンリケ「レオがいないとフットボルが色褪せる」 :アトレティコ戦

引き分けは期待した結果ではなかったと指揮官。

カンプノウにアトレティコ・マドリーを迎えての一戦は、バルセロナにとって後味の苦い試合となりました。バルサはイバン・ラキティッチのヘディング弾によって先制には成功していたものの、前半はほぼ全員でエリアを固めてきたシメオネチーム攻略に苦労。後半に入るとすぐレオ・メッシが負傷交代するアクシデントが起こり、集中力を欠いたことが響いて痛恨の同点ゴールを食らっています。試合後のルイス・エンリケはこの結果(1-1)について「期待していなかった」とコメント。「プレー内容や得点機を考えれば、私たちに引き分けは相応しくない」と残念がりました。

ツキを逃さなかったアトレティコ

この結果は期待していなかったし、内容や得点機の数からすれば、私たちに引き分けは相応しくなかったよ。ただしゴールチャンスはどれも決定的ではなかったのも事実だし、そこには相手のレベルも影響してくる。アトレティコはここ数年で2度チャンピオンズで準優勝したチームで、3年前にはリーガを制している。望んでいた結果ではないが、ハードワークを続けていかなければならない。先は長いからね」

統制の取れた11人にエリア内で守られれば、どんなチームもスペースを見つけ出すのに苦労をするさ。特に守備でのサポートやカバーリングのある前半は苦労するものだ。とはいえアトレティコ戦の難しさは知っていたことだからね。ゴール前でより良いプレーをしたのは私たちだけれど、彼らはおそらく引くことにかけては世界最高のチームだ。私たちは前半は申し分のない試合をし、最後は得点することも出来たけれど、問題は後半の立ち上がりに上手くいかず、アトレティコがツキを活かしたことだよ。途中出場したばかりの選手たちにカーニョ(股抜き)とスリップを活かされてしまった。その後は私たちにも得点機はあったものの、決定的ではなかった」

「私たちは勝利を目指したが、フットボルではポゼッションやらゴールチャンスに賞は与えられないからね。結果には満足していないが、チームのプレーには満足しているよ。私たちは勝つためのことをやった。今日のアトレティコは予想されたほどのことはしなかったけれど、それでもこの結果を得るには十分だった

メッシ、全治3週間

バルサの10番はアトレティコ戦の50分過ぎ、ゴディンとボールを競り合う中で右太もも(内転筋)に痛みを感じてピッチを後にしています。試合終了後のクラブ医療部の発表によれば、完治に要するであろう期間は3週間。幸いといいますか、10月始めには再び代表戦が組まれていますので、欠場するのはリーガの2試合(対スポルティング、セルタ・デ・ビーゴ)とチャンピオンズの1試合(ボルシアMG)の3つとなりそうです。ちなみにこの3つは全てフエラでの試合。そしてアルゼンチン代表も休み、じっくり治してほしいところです。

(2週間だと発表するとアルゼンチン代表に呼ばれるので、少し多めに3週間と発表したかも、と邪推)

ルイス・エンリケはこの大エースの負傷とセルヒオ・ブスケツの途中交代に関し、次のようにコメントしています。

「私は医学を勉強したかったけれど、監督としてのキャリアを選んだ。レオの身体を私たちはケアしようと試みているものの、違和感は消えずに続いているんだ。このカレンダーではケアをするのは難しいよ」

メッシがいなくなるという事は、フットボルが色褪せることであり、私たち全員が損をするということだ。彼は去年も長期間に及ぶ怪我をしているけれど、チームはレベルを落とさなかった。これからは異なる解決策を見つけ出していかねばならない。彼がいることで私たちがパワーアップするのは事実だ。しかし彼がいなくとも私たちは強くあり続けるだろう。良いプレーを続けていかないとね」

ブスケツは風邪の影響でベストコンディションではなく、ハーフタイム中にすでに具合が悪いと言っていたんだ。彼はプレー続行を試み、全てを出したけれど、エネルギーはもう残っていなかった」

「(失点につながった)スリップがマスチェラーノに影響するとは思っていない。彼は完璧な試合をした、彼のレベルは非常に高かったと私は思っているよ。滑った場面ではトーレスへと向かったピケが股抜きをされていた。さっさと次の試合のことを考えるべき、そんなプレーだ」

 

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