チャンピオンズはひとまず休止し、ラ・リーガへと集中する年末
大きな意味を持つ5日間、まずはレアル・ソシエダ戦
異例の水曜日クラシコまであと5日となり、メディアにはその関連記事が増えてきました。7週間半遅れでやってくる対決に、胸高鳴る。でもちょっと待って、その前にバルサはアノエタ遠征があり、ここで勝点を落としてしまってはマドリーに勝っても効果半減です。2試合にきっちり勝ち、気持ち良く首位で2019年を終えましょう。
Odegaard という因縁
どうしても気になってしまうエル・クラシコですが、バルセロナは土曜日に厄介な遠征が待っています。
A N O E T A
美食の都サン・セバスチャンにある、レアル・ソシエダが本拠地とする難関スタジアムです。
今季のレアル・ソシエダはラ・リーガにセンセーションを起こしていて、現時点ではチャンピオンズ圏内の4位。マドリーから貸し出されている Martin Odegaard(マルティン・オデガール。英語実況でもオデガール)が3得点4アシストの活躍でチームを引っ張っています。
16歳の時、バルサを蹴って白いシャツを選んだ、もうすぐ21歳の青年。カルラス・アラニャー(21)とリキ・プッチ(20)の間の生まれで、もしラ・マシアに来ていたらどうなっていただろうとの想像も膨らむ・・・
その Odegaard、バルサ戦を前に地元メディア Noticias de Gipuzkoa のインタビューを受け、キミのスタイルはマドリーよりもバルサの方が合うんじゃないですかと訊ねられると「そうかもね(笑)」と答えています。そうかも。もちろんその後すぐ、「マドリーも攻撃的」とか言ってお茶を濁していますが。
ついに訪れたバルサとの対戦機会ですから、気合も入っていることでしょう。要注意です。
アノエタで2戦2勝しているバルベルデバルサ
話をアノエタに戻しますと、あそこはバルサが非常に苦手としてきたスタジアムです。
レアル・ソシエダがプリメーラに復帰した2010/11シーズンから、バルサはあちらで勝てなかった。ペップ・グアルディオラもティト・ビラノバも、タタ・マルティーノもルイス・エンリケも勝てず、7シーズンで2分5敗と散々でした。
ルーチョがメッシを出場させずに負け、ふたりの関係に亀裂か!なんて出来事もありました。そのあおりでアンドニ・スビサレッタSDが解任されるというね・・・
12月13日のSPORTによると、バルサはラ・レアルの本拠地がアノエタに替わる前のアトーチャでも苦労をしていて、49試合で12勝10分21敗だったそうです。
で、アノエタに移ってからバルサは逆に勝てるようになり、1994年からレアル・ソシエダが降格する2007年までの14年間では5勝6分3敗。そして一部復帰した2010年からはまた苦手・・・ という流れです。
そしてその流れを2017年に変えたのが、エルネスト・バルベルデ。
チングリに率いられたバルサは2017/18シーズンに2-4で、2018/19シーズンは1-2でアノエタを攻略しています。
今季も是非、同じ流れで・・・と願うばかりですが、簡単な試合にはならないでしょう。いつも先行されて苦労してますしね。。。
そのぶん、勢いのあるラ・レアルにアノエタで勝てるとなると、大きな自信になる。士気をブーストさせます。きっちりと勝点3を持ち帰り、カンプノウでの決戦に挑みたいです。そして過去2年のように、ほくほく気分でクリスマスへ^^
“里帰り”のアントワン・グリースマン、期待してます。
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