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ロドリゴ獲得は、頓挫・・・ その理由は

クラブ間の要求が折り合わず、破談
マーケットにめぼしい選手はおらず、結局9番補強はなしで終わりそう

長期離脱となったルイス・スアレスの穴を埋めるためにロドリゴを獲ろう、とのFCバルセロナの目論見は頓挫しそうです。昨日の途中までは「バルサ入団確実」と見られていたデランテロでしたが、そこから状況は一転。バルサとバレンシアの交渉が決裂し、ロドリゴ移籍の見込みはなくなりました。

受け入れ不可能だったバレンシアの要求

ロドリゴ・モレノ(28)移籍を巡っての交渉が破談となったのは、バレンシアの要求とバルサの提案に折り合いが付かなかったからです。

冬市場で使える費用が限られているバルサがロドリゴを獲得できるとすれば、それはレンタル移籍です。今季の支払いはとりあえず、残りシーズン分の選手年俸の支払いと、レンタル料で納得してもらう。買取オプションが付くにしても、大きな支払いは来季予算になる7月1日以降。
その分、ワゲアベル・ルイスを貸し出しますんでどうにか、てな具合です。

しかしバレンシアは、6,000万ユーロでの買取義務が付いたレンタル移籍とすることバルサに求め、そのオプション発動を6月30日以内に設定した。もはやそれはレンタルではなく後払いの買取・・・
6,000万ユーロなんて額を、バルセロナが7月1日以前に払えるはずがありません。

出来ないものは出来ない。
バルサはバレンシアとの交渉を終了する決断を下しました。

ウワサを加速させたロドリゴのバルセロナ訪問

ロドリゴのバルサ移籍を匂わせる動きは、いくつかありました。
彼がバレンシアでのトレーニングを欠席しただとか、昨日28日朝にはバルセロナにいるのが目撃されただとか。ロドリゴはヒザの捻挫をラモン・クガット医師に診てもらうため、バルセロナに来ていたのです。

バルサ移籍に備えることが主目的で、受診はついで(言い訳)かも・・・とも邪推しましたが、クガット病院にはチームメイトのジャスペル・シレセンマヌ・バジェホも一緒に訪れていたとのことで、受診が主目的か。いずれにしてもクラブ間の交渉は平行線を辿って終了し、自身のバルサ移籍が消えたことを知ってロドリゴはバレンシアへと戻っていきましたとさ。

ブルーノ・フェルナンデス

動きと言えば、バルサがロドリゴ作戦の一環としてブルーノ・フェルナンデス(25歳、スポルティング)を獲得しそうだ、というニュースも流れました。

ポルトガルリーグで15得点14アシストと大活躍中のセントロカンピスタをバルサが獲得し、バレンシアに貸し出す。代わりにバレンシアからはロドリゴを借りる、そんな目論見。バルサは来季払いでの交渉成立を狙っていたそうです。
しかし、ブルーノ・フェルナンデスは5,500万+2,500万ユーロを支払う金持ちマンチェスター・ユナイテッドさんが獲得する見込みということで、こちらも終了でしょう。

で、これからどうする

そもそも、スアレスの穴を埋められるようなトップレベルのデランテロを、冬市場で、お手頃価格で獲得しようという目論見にムリがあります。そんな夢みたいなこと、そうそうない。

そこでバルセロナは、決断をしなければなりません。
移籍マーケットが閉まるまでのあと3日で、別のデランテロを探していくのか、それとも冬の補強は断念して手持ちの戦力で今季は頑張っていくのかです。

“第二のボアテング”は獲らないと言うのなら、撤退がベターじゃないでしょうか。
スアレスの控え問題を夏に解決できていなかったツケが、ここで回ってきた。大事な資金は、次の夏に残しておきましょう。

(※スポルト日本語版にタディッチの名前が出ていますが、すでに古くなっているようで現地版もMDも「却下された」と報じています)

このニュースのまとめ

  • ・バルサ移籍濃厚といわれたロドリゴだが、クラブ間交渉は破談に
  • ・バレンシアの要求する金銭条件をバルサは呑めなかった
  • ・冬マーケットは残り3日、別の選手を探すのは至難

 

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