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マルコ・レウス

ブンデスリーガの超期待株。

ルイス・エンリケが希望しているデランテロ強化の候補者リストにおいて、最上位に位置していると伝えられているのがマンチェスター・シティのクン・アグエロです。レオ・メッシの親友で、彼自身もバルサ入団を望んでいると父親も断言するクンですが、問題はシティが彼を売る気が全くなく、強引に引き抜くには7,000万~1億ユーロが必要になるであろう点。ハッキリ言ってミッションインポッシブルですし、こだわり続けることのデメリットの方が多く思えます。

当然バルサフロントもこれがまず無理な交渉なのは承知ですから、アグエロがダメな場合の対案も複数報じられるわけでして、MUNDO DEPORTIVO(MD)紙がここ数日名前を挙げているのが、ナポリのアルゼンチン人ゴンサロ・イグアインとなっています。ベルナベウでは決して高く評価されたとはいえないイグアインですので、新たなサムエル・エトーになってくれそうな期待感もあるのですが、かといってクレに夢を見させる選手でもない。そこでMD紙の記事コメント欄を覗き見るかぎり、アグエロやイグアインよりも「彼こそが第一オプションやろ!」と言われているのがマルコ・レウス(ドルトムント)です。

スピード溢れるポリバレントなアタッカー

マルコ・レウスは25歳になったばかり。実際にはよく知らないので調べてみると(^^;)、両エストレーモ、メディアプンタ、インテリオール、偽9番がこなせるポリバレントなアタッカーで、左右両足が使えてテクニックがあり、爆発的なスピードが売りのドイツの逸材とあります。今シーズンはブンデスリーガで16得点、昨年は14得点。ボルシアMGの最終年だった2012年は18ゴールをあげ、ドイツ年間最優秀選手に選出されています。常にライン裏を狙い、ピッチ上を動き回り、味方とのコンビネーション良く、シュートも正確。金髪イケメン。好プレー集を見ると、たしかにスピード感のある選手です。

MD紙によると、アンドニ・スビサレッタとアルベルト・バレンティンはテル・ステーゲンとの交渉を決着するべくドイツを訪れた際、レウスの代理人Volver Struth氏とも接触しているそうです。ボルシア・ドルトムントとの契約解除金は3,500万ユーロ。将来性溢れるデランテロとしてはお手頃価格ゆえ、マンチェスター・ユナイテッドが強い関心を示しているともいわれています。ドルトムントからの契約期間の延長や解除金増額の申し出を、レウスは断っているそうです。

4月3日付のSPORT紙が報じたところでは、“レウスはバルサからの正式なオファーを待っていた”。過去形になっているのは、この時、例のFIFAからの処分の件がバルサ周辺を襲っていたからなのですが、その記事ではレウスはバルサに入団するためにボルシアに1年残ることを真剣に検討しているとあり、本日6月4日のMD紙によると、バルサとレウスは個人的な合意に達しているらしいです。これはもう、素直に決めちゃえばいいんじゃないですかね?それともひとまずはアグエロ獲得に努力した、というアピールが必要?

ちなみにレウスはボルシアMG時代にチームメイトだったテル・ステーゲンとは大の仲良しらしく、ポルテーロの代理人Gerd Von Bruch氏は2人が同じチームにいた頃の監督だったとか云々(確認できず)。好い材料は揃っている感じがあります。

 

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