Champions League | 1/8 final, ida
全体としてパッとしない出来映えで、ピケ負傷、ビダル退場。
収穫は好機を活かしたグリーズマンの同点弾。勝ち抜けへの希望はある。
FCバルセロナが引き分けをナポリから持ち帰った。内容以上の結果といえる。出来はイタリアーノの方が上回っており、カタランチームの切れ味は鈍かったのだが(特に前半)、後半の改善した時間帯にグリーズマンが貴重なアウェイゴールを決めて1-1の同点に。勝負の行方はカンプノウでのブエルタに持ち越された。
試合のポイント
●意外性のないフットボール:守備に重点を置き、ミスの隙を突いて攻め込んでくるナポリにバルサ選手たちは手を焼いた。メッシは複数選手に徹底マークされ、スペースはほぼ皆無。統制の取れたフットボールによって、抑揚と意外性のないバルサの攻撃を封じ込めた。サイドからの崩しも、裏への抜け出しもない。メッシの魔法待ちでも、あれでは難しい。ナポリのファール数「2」が、バルサの攻めの淡泊さを物語る。
●エラーを突いてナポリ先制:バルセロナはナポリに決定機を許すことなく凌いではいたのだが、失点の場面は痛いエラーをしてしまった。ジュニオルのボールコントロールが上手く行かなかったのをジリンスキが利用して裏へと抜け出し、逆サイドでパスを受けたメルテンスが豪快なロスカを突き刺し1-0。さすがのテル・ステーゲンもこれにはどうすることも出来なかった(30分)。バルサはそこから盛り返すことなく前半を終える。
●グリーズマンの千金弾:ハーフタイム後も試合展開に大きな変化はなかった。バルサとして痛かったのは、メルテンスへのファールでブスケツが警告を受けたこと。セルヒオはこれでブエルタを出場停止となる。一方で傷んだメルテンスはその5分後にベンチへと退いた。セティエンはそして56分、ラキティッチに代えてアルトゥールを送り出す。幾分ギアを上げていたバルサに褒美が訪れたのはその1分後だ。ブスケツの縦パスにセメドが裏を取り、センタリングをグリーズマンが蹴り込んで同点。テンポの良いパス回しでようやくナポリ守備陣を崩し、その決定機を活かせたのは大きかった。グリジはCLで14試合目のゴール。
●またまたテル・ステーゲン:その後は、テル・ステーゲンがナポリの決定機を2つ阻止している。60分のインシーニェと63分のカジェホン。特に1対1のピンチで冷静に距離を詰めた63分の場面はさすがだった。
●アルトゥロ・ビダル退場:事件が連発したのは試合終了間際だ。アルトゥロ・ビダルが熱くなり、ファールと抗議によって2枚のカードを受けて退場。ブスケツに次いでビダルもブエルタで起用できないのは痛い。さらに追加タイムには、着地の際に足首を捻ったジェラール・ピケがプレー続行不能になるアクシデント発生。幸い捻挫というほどではなく、日曜日のエル・クラシコは間に合うと見られているが・・・。結果は悪くないが、払った対価も大きなナポリ遠征だった。
トピックス
●更新中?:
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Napoles | FC Barcelona |
1 | 1 |
25 de Febrero 2020 – Martes 21:00 h San Paolo :44,388 |
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Goles | |
Mertens (30) | |
Griezmann (57) | |
Titular | |
Ospina | 【8】Ter Stegen |
Di Lorenzo | 【6】Semedo |
Manolas | 【6】Piqué |
Maksimovic | 【6】Umtiti |
Mario Rui | 【4】Junior |
Fabián | 【6】Busquets |
Demme | 【5】De Jong |
Zielinski | 【4】Rakitic |
Callejón | 【5】Arturo Vidal |
Mertens | 【6】Messi (c) |
Insigne | 【7】Griezmann |
Cambios | |
Mertens→ Milik (54) |
Rakitic→ 【6】Arthur (56) |
Callejón→ Politano (74) |
Griezmann→ 【sc】Ansu Fati (87) |
Demme→ Allan (80) |
Piqué→ 【sc】Lenglet (90+) |
Entrenadores | |
Gennnaro Gattuso | 【5】Qique Setién |
Arbitro | |
Felix Brych (alemán) | |
Tarjetas | |
Insigne (61) | Busquets (49) |
Màrio Rui (89) | Messi (66) |
Griezmann (83) | |
Arturo Vidal (89) | |
Arturo Vidal (DA89) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 0 | 1 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
3 | 4 | 7 (4) |
Tiros a puerta |
7 (1) | 5 | 2 |
2 | 2 | 4 |
Ocasiones de Gol |
1 | 1 | 0 |
0 | 2 | 2 |
Corners |
1 | 1 | 0 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
2 | 0 | 2 |
209 | 221 | 430 |
pases |
818 | 353 | 465 |
34% | 37% | Posesion del Balon | 63% | 66% | ||
2 | 5 | 7 |
Faltas |
11 | 7 | 4 |
0 | 2 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 3 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
Formación | |
スアレス、デンベレ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルトが負傷欠場。ブライスウェイトは出場できない。 グリーズマンが中央に入り、ラテラルのジュニオルが左のレーンを使う。アルトゥロ・ビダルは週末のリーガに続いて、偽エストレーモでの起用。左にボールがある時はセントロとしてクロスを待つ。 早めに動き、1人目の交代は56分。ラキティッチに代えてアルトゥールが入った。 |
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Titular | Final |
2020年2月26日(水)、ナポリ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。引き分けたことは評価しつつも、内容は褒められたものではなかったという評価です。
MD「値千金のゴール(代償付き)」
- ■値千金のゴール(代償付き)
- → グリーズマンによって仕上げられた一つの閃光がバルサを準々決勝へと向けて集中させる
- → ブスケツとビダル(退場)はどちらも第2戦を欠場となり、ピケはエル・クラシコが微妙
- ■レアル・マドリー対マンチェスター・シティ 21時
グアルディオラが白いクライシスを検査する
ペップシティの訪問はアザールを欠き重要な1週間に将来の懸かったマドリーにとっての厳しいテスト
SPORT「値千金のゴール・ブリキ板のフットボール」
- ■値千金のゴール・ブリキ板のフットボール
- → グリーズマンが凹凸のないバルサを救う。ブスケツとビダルがブエルタ出場を失い、ピケが負傷した夜
- ■ブスケツが発砲「スカッドは薄い。残念だけれど、そうプランされたんだ」
コメント
前半はインテリオールが攻撃の組み立てをせず、メッシが中盤に降りてきて代わりにやってたので、グリーズマンが孤立して攻撃が停滞してました。フィルポもオーバーラップやクロスを試みるわけでもなくバックパスばかりな上、スルーパスを狙ってるのもブスケツしかいなかったのでシュートがたった2本だったのも納得です。
アウェーで失敗することを恐れてプレーが消極的になり、攻撃の姿勢が見られないのはまだ改善出来ていないようですね。
CLではメッシ、グリーズマン、セメドが累積リーチな上、リーガでもウンティティとラングレが累積リーチ(しかもクラシコの主審がイエローが多いマテウ・ラオス)でスカッドがかなり厳しいですね。