レオがもし来季もバルサに残るのであれば、自分が身を引くと決めた会長
そのための条件はメッシが自分が問題だと公言すること
バルサ退団を求めたレオ・メッシと、それを引き留めようとするジュゼップ・マリア・バルトメウ会長の夏物語が、新章に入りました。動いたのはクラブ会長。もしメッシのバルサ残留に自分が問題となるなら、自分は会長職を辞任するのでそう公言してほしいというのです。
バルトメウ会長の返球
もしレオ・メッシに退団を思い止まらせられるのであれば、ジュゼップ・マリア・バルトメウにはバルサ会長を辞任する考えがある、と最初に伝えたのは、カタルーニャの公共放送局カタルーニャテレビの主要チャンネルTV3です。
SPORTがクラブ筋に確認をしたところ、バルトメウは水曜午後に行った側近理事たちとの電話会議によってそのアイディアを思いついたそうなのですが・・・
その条件が曲者で、バルトメウがクラブを去るのであれば自分はバルサに残るとレオ・メッシが公言すること。
メッシから退団希望burofaxなる爆弾ボールを受け取ったバルトメウが、今度は自分の首をくくりつけたボールをメッシ側へと投げ返し、反応を待っているわけです。
バルトメウなりに誠心誠意を込めた決断かもしれないし、打算のこめられた政治的で小賢しい一手のようにも見える。解釈は様々です。
一人で辞めればいい
バルトが大嫌いで全く信用もしていない私は、やれる提案はしたけれどもメッシが乗ってこなかったことをアピールする策だと解釈します。それに自分が辞める方がバルサのためかもと考えるのなら、メッシの意向を訊ねることなく、混乱の責任を取るとして一人で辞めればいい。
選手が会長を辞めさせるのは好ましくない。
代表監督の人選などにおける影響力のウワサを嫌がっていたレオが、自分が会長を辞めさせる印象を確定させられるのを望むはずもないのです。メッシが失望しているのは、クラブの「勝者のプロジェクト」でしょう。バルトの首で満足して残留?笑止。
会長が辞任した場合、第一副会長が会長にスライド昇格します。サンドロ・ロセイがネイマール・ケースで辞任し、バルトメウが会長を継いだように。現理事会なら、ジョルディ・カルドネルがクラブ最高責任者に就任です。理事会の任期も変わらず。即時選挙には会長だけでなく理事半数の辞任が必要。
ファンとソシオに理由の説明を
ボールは必ず投げ返さなければならない、というルールはないので、メッシ側はバルトメウをこのまま放置プレーしても構いません。が、もうすぐ入団20年になる“人生のクラブ”をどうして離れようと決めたのか、その理由をソシオやファンに説明せずに去って行くわけにはいかないのも事実です。
ファンの多くは、説明があれば納得すると思うんですよね。
ちなみにメッシがburofax(内容証明郵便のようなもの)だけで退団表明したやり方は、バルセロナ界隈では好意的に受け取られていません。
MDがウェブサイトで行っているアンケートでは、76%(18,809人)が通達方法が「良くない」と回答している。現時点で総回答数は24,751人。
バルトメウ理事会に失望してカンプノウを去りたくなったのは理解するにしても、その伝え方はまずかったと考えられているわけです。
メッシはいま、その決断理由を説明するメッセージを顧問たちとともに作っているとされます。そしてSNSなのかビデオなのかは分かりませんが、なんらかの形で近日中に公表するだろうと言われています。
あらゆることをする覚悟
参考までに、バルサ系スポーツ紙の代表格であるSPORTやMDが今回のバルトメウの辞任提案をどのように伝えているかと言えば「バルトメウはメッシを手放す気はないし、身を挺して状況を解決しようと試みている」という論調です。
SPORTのリュイス・マスカロ編集長のコラムですが、まず
「バルトメウはメッシを売った会長としてバルサ史に残りたがっておらず、クラックの移籍を回避するために可能なことは全てやっていくだろう。公に我が身を犠牲にすることまでして」で始まり
その後、メッシの決断がもう取り消しの効かないものであっても、彼からきちんとした説明が聞きたい、と続いて、「確かにバルトメウのやったことはダメだったが、メッシが今していることはもっとひどい。大失敗によるフラストレーションは理解できるが、全てを与えてきたクラブやファンにその姿勢は支持できるものではない」「裏門から出てはいけない」「英雄としてバルサを去るべきだ」「次はメッシが駒を動かす番、チェックメイトは近い」と終わります。圧力かけてますよね。
そしてこの、メッシを売った会長になりたくはないので、やれることは全部やっていく、との部分。
ラジオ局ONDA CEROのバルサ番記者アルフレド・マルティネスさんがジャーナリスト小澤一郎さんによるYoutubeインタビューでも言われてましたが・・・ じゃあここに至るまでの経緯はなんやねんとの疑問がぬぐえない・・・ 言ってきたこと、やってきたことがことごとく逆効果じゃないですか。
「故意」なのか「天然」なのか。似たようなことは以前にも書いてるので、今回は繰り返しませんけど・・・
SPORTよりももっと理事会寄りMDの、編集長サンティ・ノリャさんのコラムは、もっとパラダイスな様子です。
「バルトメウ会長にメッシを売る考えはない。会長はレオ以上の選手は一人もいないと考えており、だから彼の残留を望んでいる」(その後、契約解除金を払えるクラブはなく、クーマンがメッシ用にデザインするチームへの希望を記し)「残留の決断は全世界から喝采されるだろう」と締め。理事会の代弁ですね。
でもMDにもメッシを擁護する、良心的な記事があることを記しておきます。記者さん次第です。
コメント
自らの進退を人に決めさせるというのもおかしいし、評価を求める相手が一選手というのもおかしい。
そもそも選手が会長に辞めろ等という要求ができる訳がないし、マシアでそんな事を教える教育者はいないでしょう。
それをメッシに要求するという事は、もうこの会長がバルサを率いる器量が無い事を自ら示してるような物です。
この会長は判断基準も何もかもが異常であり、今のバルサの狂った政策は、間違いなくこの会長の仕事です。
その結果を自ら分析すれば、辞任以外道は無いはず。
少なくともアビダルはそうしました。
なぜメッシにその答えを要求するのか、全く理解できません。
こんなのが、バルサの会長ですよ。
メッシが残留したら自分の功績、メッシが反応しなかったらそれをアピールしてのうのうと続けていくんでしょうね。
メッシが辞任を要求したら、選手>会長の力関係になり世界中で議論になるでしょうね。
バルトメウはクラブのために身を捧げた英雄に、メッシは悪者に映るでしょう。
殴られないのがわかっていて頬を差し出していると自分は解釈しています。
この人への好感度のどん底が見えないのですが、ある意味凄いな…。
第一報では、譲歩したかと喜びましたが、よくよく考えると絶対勝てると踏んでの宣言ですね。
メッシ自身は自分を特権階級の人間として扱って欲しくないと思ってると私は考えています。
おそらく、のび太はその事を知っている。
メッシが公の場で政治的な発言をしたことはほとんどない。
そのメッシが政治力を使って、のび太を追い出すことになる言動を選ぶはずがない。
もし行うと、1選手ではなく、バルサの会長よりも偉い存在となってしまうためです。
のび太はメッシがそんな行動を起こすはずがないと踏んでの交渉ですね。
のび太はとにかく会長の座に固執してますから、「この条件で辞めてもいい」というのは、まず条件を満たされない事を確信しての発言なのでしょう。
もう、ガスパールの並ぶだけの負の実績を挙げているのに気がつかないんですね。
この2、3年、ロッカールームにプジョルやチャビが居てくれればと思う事があまりにも多いです。
彼らなら、こういう大ごとになる前に、誰彼構わずに意見を言うでしょうから。。。
昔、メッシとルイスエンリケ監督が対立した時に仲介したのはキャプテンのチャビでした。
メッシも第一カピタンになって、相談できない身分になってしまったのかなと想像します。
そう考えるとメッシが不憫です。
この行動は火に油を注いだだけ
間違いない確信的でしょうね
移籍を加速させるでしょう
自分がメッシなら怒りを通り越して
冷ややかにしか受け取らないでしょう