足首の捻挫が心配されたラングレはどうやら軽傷
ハンガリー遠征での目標は怪我なく帰郷すること
日曜日のオサスナ戦で傷んだクレメン・ラングレの右足首の捻挫具合は、怖れていたほどではありませんでした。順調にいけば今週末、大事を取っても来週のユベントス戦には間に合う様子で。アラウホもグループ練習に一部復帰しましたし、一番キツイ状況は脱しつつあるようです。とはいえ明日のフェレンクバロス戦は駒が足りない。悩ましいクーマンです。
ラングレとアラウホ、来週には復帰か
ひょっとすると数週間の欠場になるんじゃないか・・・ と心配されたクレメン・ラングレの右足首は、ちょっと伸ばした程度のダメージ具合で済んだようです。
バルサ公式の記事では「ラングレは個別メニューを行った」の記述があるのみ。トレーニンググラウンドには出なかったけれども、ジムにて調整をしていれば大丈夫な状態ということで、大きな怪我がなかったことに一安心です。これ以上セントラルが欠けたら、しんどすぎる。
さすがにハンガリー遠征には参加せず、土曜日のラ・リーガ第12節 カディス対バルサも大事を取るでしょうが、来週火曜のユベントス戦には起用可能だろうと見られています。
もう一つの朗報は、10月28日のユベントス戦で大腿二頭筋を傷めていたロナルド・アラウホがグループ練習に一部参加したこと。こちらも早ければ週末のカディス戦、遅くともユベントス戦には間に合うことでしょう。
ローテーションするにせよ、選択肢は限られる
水曜日にブダペスト(ハンガリー)で行われるチャンピオンズ第5節 フェレンクバロス対バルセロナにおけるクーマンチームの目標は、勝つことよりもむしろ、“ひとりの負傷者も出すことなく試合を終えること”です。
特に人手が足りなくなっている最終ライン。
オスカル・ミンゲサ、ジョルディ・アルバ、セルジーニョ・デストそしてジュニオル・フィルポ、もし彼ら4人に怪我人が出るとチーム運営はさらに厳しくなってしまうので、 ぜひ全員無事での帰郷となるよう祈りましょう。
フェレンクバロス戦での選手起用法は悩ましいところです。ローテーションは確実として、どこまでイレブンを入れ換えていくのか。
1/8 final 進出はすでに確定しています。もしハンガリーで敗れたとしても、ユベントスとの最終節@カンプノウをグループ首位で迎えることはできる。もちろん勝てば首位確定なので、前半だけ頑張ってみるプランもあるでしょう。
デストも違和感を抱える
クーマンの頭を悩ませるのは、オサスナ戦で途中交代したセルジーニョ・デストがどうやら違和感を覚えての交代だったらしい点です(SPORT)。
セルジ・ロベルトが長期離脱中なので、違和感が発生しているデストは起用したくない。ジョルディ・アルバもなんなら休ませたいし、となると複数ポジションをこなせるミンゲサを右ラテラルに置き、左はジュニオルで、セントラルをデ・ヨングとセルヒオ・ブスケツ、ピボーテをピアニッチとアラニャー・・・ みたいな可能性もあるようです。
さすがにそれはやり過ぎ感もあるので、数週間前からグループ練習には参加しているけれども招集許可は受けていないサムエル・ウンティティが満を持してここで登場かもしれませんな。今使えないなら、厳しい。案外とあるかも。
バルサBのセントラルは呼べない
セントラル不足をバルサB選手でどうにかする選択肢は、チャンピオンズにおいては選ぶことはできません。大会開幕前の選手登録で、アルナウ・コマスもラモス・ミンゴも登録されていないからです。
元々サムエル・ウンティティが戦力外だったなら、セントラルは事実上ピケ、ラングレ、アラウホの3人体制だったわけで、ミンゲサ以外にも1人くらいは登録しておけば良かったのにとは思いますが、まさかここまで火の車になるなんて予期してなかったんでしょうね・・・
エリック・ガルシアはどうなる
冬マーケットでセントラルを補強する件に関しては、各紙で報じられています。
冬の新規選手登録期間まであと1ヶ月となり、クーマンはセントラルを必要としている。金庫に余裕があれば、夏でマンチェスター・シティとの契約が切れるエリック・ガルシアの獲得を前倒しするところでしょうが、残念ながら現在のクラブにはたとえ1,000万ユーロ以下であっても融通する余裕はなく、夏の無料獲得まで我慢となりそうです。
となると、残された選択肢は
■バルサBから追加で引き上げてくる
■ムリージョ方式
のふたつとなる。
このセントラル問題は、そろそろ本格化していくバルサ会長選挙における議題のひとつとなっていくでしょう。1月24日に誕生する新会長に、冬マーケットで動ける時間は1週間しかありませんが、強化技術部ができるだけ準備を整えておくことはできる(かもしれない)。
ちなみにMD紙が行っているウェブアンケートでは、
●ミンゲサともう1人の選手(ミンゴあるいはコマス)に賭ける:71.5%
●エリック・ガルシアを1,000万ユーロ以下で:15.3%
●エリック・ガルシアを6月に無料で来るのを待つ:11.7%
となっていて、ベテラン選手獲得はいずれも0.5%以下の支持です。ですよね。
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