デンベレ弾で首位と1ポイント差。
デンボウズの90分土壇場ゴールがバルサを救う。
FCバルセロナが苦しみながらも、最後はどうにか勝点3を確保した。バルサは特に前半はリズムが悪く、バジャドリーの堅守速攻に苦戦。後半に盛り返したもののゴールを割ることができず、落胆すれすれまで追い込まれた。殊勲の決勝弾は90分のデンベレ。気持ちで勝ち取った勝利ではあるが、諦めないタフさを再び示せたのはタイトル奪取に向けて自信になる。いよいよ首位アトレティコまで1ポイント差。
試合のポイント
●手強いバジャドリー:カンプノウに迎えるのが下位のバジャドリー、しかも怪我人とCOVIDの影響で欠場者だらけということでそんなに手こずることなく勝てるかと予想していたが、クーマンが予告したとおりに簡単な試合とはならなかった。むしろ前半はバジャドリーのペースで進み、バルサは不用意なパスを奪われては慌てて帰陣することの繰り返し。パロン前の強いバルサはどこへ・・・? セルヒオ・ゴンサレス監督の勇敢な戦術が印象的だった。
●審判のジャッジ:この試合ではハイメ・ラトレ主審が好ましくない目立ち方をしていた。前半はバジャドリーのファールを取らない、バルサ側としては不満の判定が複数。一方で後半になるとジョルディ・アルバにPKハンドがあったのではないかとか、オスカル・プラノの一発退場は厳しすぎるのではないかとか、バジャドリー側が怒りとともにカンプノウを後にしている。
●薄味のバルサ:FIFAウィークの影響か、直後のエル・クラシコが脳裏にちらつくからか。バルサはタイトル争い最中とは見えない入り方をし、呆気なくボールを失っては帰陣を余儀なくされた。バジャドリーは引きこもるのではなく、圧をかけてボールを奪うと上手いトランジションでバルサゴールに迫る。コドロのヘッド弾がクロスバーを叩くなど、ヒヤリとする場面を二度作り出している。バルセロナがようやく得点機を作れたのはハーフタイム間際だった(ポストをかすめたペドリのミドル)。
●バルサの攻勢:後半に入るとデ・ヨングが高い位置を取るようになり、バジャドリーゴールを包囲する時間帯が増えた。システムは4-3-3へと変化。決定的だったのは58分の場面で、裏へと抜け出したデンベレとの1対1を元バルサGKマジップがブロック、その跳ね返りをグリーズマンが頭で合わせるもボールはわずかに枠を逸れた・・・ そこからはバルサはあの手この手でバジャドリーを揺さぶり、シュートの雨を降らせていくのだが、ことごとくマジップが止めて得点には至らない。
●オスカル・プラノ退場とデンベレ弾:物議を醸す判定があったのは79分のことだ。デンベレの突撃を止めたオスカル・プラノが、バルサ側から見ても厳しい判定によって一発退場。前半の判定基準は何だったのかとも思う。いずれにせよ、残り10分で数的有利になったバルサ。だからといって崩しやすくなるかと言えば別問題で、守りを固めて勝点1を取りにくるバジャドリーを前に、引き分けは濃厚に思えた。90分の劇的デンベレ弾で、効いたのはアラウホの上がり。彼が競ったことでボールがこぼれ、モスキートの決勝点となっている。
トピックス
●更新中:
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La Liga | Jornada 29 | |
5 de Abril 2021 – lunes 21:00 h Camp Nou:— |
|
FC Barcelona | Real Valladolid |
1 | 0 |
Goles | |
Dembélé (90) | |
Titular | |
Ter Stegen【】 | Masip |
Mingueza【】 | Javi Sánchez |
De Jong【】 | Bruno |
Lenglet【】 | Lucas Olaza |
Busquets【】 | Janko |
Dest【】 | Roque Mesa |
Pedri【】 | Óscar Plano |
Jordi Alba【】 | Rubén Alcaraz |
Messi (c)【】 | Nacho |
Dembélé【】 | Sergi Guardiola |
Griezmann【】 | Kodro |
Cambios | |
Mingueza→ Araujo【】(63) |
Janko→ Hervias (65) |
Griezmann→ Trincao【】(63) |
Sergi Guardiola→ Marcos Andre (77) |
Busquets→ Braithwaite【】(64) |
Kodro→ Waldo (85) |
Pedri→ Ilaix Moriba【】(77) |
|
Dest→ Riqui Puig【】(87) |
|
Entrenadores | |
Ronald Koeman【】 | Sergio Gonzalez |
Arbitro | |
Jaime Latre (aragonés) | |
Tarjetas | |
Griezmann (28) | Bruno (40) |
Mingueza (43) | Sergi Guardiola (73) |
Braithwaite (84) | Oscar Plano (79TR) |
Masip (80) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
7 | 18 | 25 (10) |
Tiros a puerta |
7 (2) | 3 | 4 |
1 | 2 | 3 |
Ocasiones de Gol |
3 | 1 | 2 |
2 | 2 | 4 |
Corners |
1 | 1 | 0 |
1 | 0 | 1 |
Fueras de juegos |
2 | 1 | 1 |
697 |
pases |
317 | ||||
64.1% | 72.9% | 68.2% | Posesion del Balon | 31.8% | 27.1% | 35.9% |
54 | 64 | 118 | perdidas de balon | 116 | 60 | 56 |
32 | 26 | 58 | recuperaciones de balon | 65 | 30 | 35 |
9 | 3 | 12 |
Faltas |
13 | 7 | 6 |
2 | 1 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
Formación | |
ピケ、ネト、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。 最近の鉄板イレブンを再び。だがリズムと精度が低く、望んだような効果は出なかった。 0-0のまま残り30分を切った63分、一気の3人同時交代。ミンゲサ、グリーズマン、ブスケツに代えてアラウホ、トリンカオ、ブライスウェイトが送り出された。システムは4-3-3へと変化。トリンカオが右、デンベレが左サイド。 |
|
Titular | Final |
2021年4月06日(火)、バジャドリー戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「リーガのゴール」
- ■リーガのゴール
- → 90分でのデンベレの左足ゴラッソがバルサを救い、首位から1ポイントとした
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コメント
危なかった。
バルサは代表明けは、本当に苦しみます。
まあバルサだけでなく、欧州の代表の試合が3試合に増えてしまっているので、代表のレギュラークラスを抱えるチームはどこも苦労しているでしょう。
他ならぬアトレティコがそうでした。
ペドリやデヨンクのパスにいつもの安定性が無かったのも、そのせいかも。
パジャドリは、中央を固めてサイドも下げて、完全に守備を固める形。
中央からサイドに流れるパスを前に出てカットしてたのは、狙い通りだったのかも。
その上でカウンターは思い切って上がり、本当に危険でした。
こうなるとやはり3バックは人数を後ろにかけてるだけとなり、攻撃力が足りなくなります。
後半から4-3-3に変えるも、崩しが全くできないグリーズマンがお荷物と化し、唯一あった決定機も外して交代。
でもトリンカオもまだまだ物足りない。左にファティがいれば。
デンベレ主体に崩しにかかり、退場の幸運もあり、アラウホをターゲットに上げたパワープレー(ちょっと遅かった気も)から、何とか勝ち点3をもぎとりました。
審判が始めからメッシへの明らかなファールを無視し、ずっと判定がおかしかった。
メッシもそれを感じ、前半終了時に「あの審判は僕にイエローを出そうとしてる」と言ってたとか。
その辺を仲間に注意されたのか、後半は人が変わったようにファールを取り始め、ついでにカードも濫発。これも苦しんだ要因ですが、レッド出した幸運もあっただけに複雑です。
アルバのハンドを取らなかったのは、VAR側の審判がしっかり機能してたという事でしょうか。
まあこれで首位まで何と勝ち点1差。
ギリギリの試合を拾い続けるクーマンバルサ、お見事です。