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【マッチレポート】ラ・リーガ第17節 オサスナ 2-2 バルサ

あと少しで勝てたのに、、またも追いつかれ落胆。

ガビとアブデの闘志が試合の収穫。ニコも光った。
二度もリードをしながらも、勝ちきれない現状。

痛ましいCL敗退後、チャビが前向きに語った“新時代”の始まり。その最初の試合は残念ながら、旧来と大差ない結末となった。若手選手ニコアブデの得点によって二度オサスナをリードしたバルサだったが、いずれも追いつかれて勝点3の確保ならず。特に終了まであと数分での引き分けだけに精神的なショックは大きい。

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試合 覚え書き (雑)

●枠内シュート2本で2得点。この事実が示すようにエル・サダルでのバルサの出来は決して優れてはいなかったものの、最初の決定機で先制できたのは素晴らしかった。ゴール前へと飛び出したニコに合わせるガビからの絶妙パス。ベテランでも慌てそうな場面をきっちり活かしたニコのプレーには拍手を送りたい。12分にしてリードを手にしたバルサ。ここまではチャビのプラン通りか。



 

●勿体無いのは、あっという間にオサスナに同点にされてしまったことだ。わずかその2分後、サイドからのFKをダビ・ガルシアが頭で合わして1-1。完全フリーでの得点で、空中戦を得意とする彼のマークを外してしまったのが悔やまれる。

●両チームともに迫力を欠く攻撃において、異彩を放っていたのは左エストレーモで起用されたアブデだった。ボールを持てば、勝負を仕掛けるカンテラーノにオサスナ守備陣は手を焼く。この子のドリブルと大胆さは今後が非常に楽しみだ。後半開始すぐの追加点もこのアブデによる。思い切りの良いボレーシュートだった(得点の起点になったプレーで、ガビのクリアがブスケツの手に当たったのでは、とオサスナ選手たちが一瞬止まっていた)。

●闘いまくっていたガビもクレのハートを掴む。毎試合のことだが、ボール奪取への惜しみないハードワークは好感度大。攻守両方でプレーによく参加しており、17歳らしからぬ逞しさがある。

●オサスナのアラサテ監督は同点を目指して68分に3人同時交代。チミー・アビラブディミルらを投入し攻撃陣を強化した。以後はオサスナのペースとなる。対するチャビニコに代えてミンゲサを送り出し、4バックへと並びを変えつつリードを守る作戦。ご褒美を手にしたのは攻めに出たオサスナの方で、CKの流れからこぼれ球をチミー・アビラが強烈なミドルを叩き込みバルサの希望を砕いている。どちらの失点もセットプレーから。

トピックス




LaLiga | Jornada 17
12 de Diciembre 2021 – domingo 16:15 h
El Sadar
 :21,472
Osasuna FC Barcelona
2 2
Goles
  Nico (12)
David García (14)  
  Abde (49)
Chimy Ávila (86)  
Titular
Herrera 【5】Ter Stegen
Nacho Vidalcambio 【6】Araujo
Unai García 【6】Piqué
Juan Cruz 【5】Umtiti
Manu Sánchezcambio 【6】Busquets
Moncayola 【5】Frenkie
Lucas Torró cambio【7】Nico
Kike Barjacambio 【7】Gavi
Rubén Garcíacambio cambio【5】Dembélé
Kike Garcíacambio cambio【8】Abde
  【3】Luuk
Cambio
Chimy Ávila
cambioKike Barja (68)
【5】Mingueza
cambioNico (73)
Darko
cambioRubén García (68)
【4】Coutinho
cambioDembélé (81)
Budmir
cambioKike García (68)
【sc】Ferran
cambioAbde (90+2)
R. Torres
cambioManu Sánchez (73)
 
Cote
cambioNacho Vidal (74)
 
Entrenadores
Jagoba Arrasate Xavi Hernández
Arbitro
Martínez Munuera (valenciano)
Tarjetas
Nacho Vidal (28)  
Rubén García (37)  
Juan Cruz (49)  
Manu Sánchez (56)  
David García (67)  
  Gavi (74)
  Ter Stegen (83)
  Piqué (89)
  Umtiti (90+6)
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total   Total 2a 1a
1 1 2

Golesredcard

2 1 1
3 5 8 (3)

Tiros a puertaredcard

10 (2) 6 4
1 1 2

Ocasiones de Golredcard

3 2 1
4 2 6

Cornersredcard

5 2 3
1 3 4

Fueras de juegosredcard

2 0 2
     

pasesredcard

     
29.8% 45.1% 38.1% Posesion del Balon 61.9% 54.9% 70.2%
    149 perdidas de balon 147    
    47 recuperaciones de balon 62    
12 4 16

Faltasredcard

16 12 4
2 3 5

Tarjetas Amarillasredcard

4 4 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

メンフィス、アンス、ブライスウェイト、ぺドリ、アルバ、アグエロ、セルジ・ロベルトが負傷中。
ネト、デスト、リキ・プッチ、デミル、コウチーニョ、ラングレ、ミンゲサ、エリク、イニャキ・ペーニャ、フェラン・ジュグラ(初)、バルデがベンチスタート。

3セントラルは予想されたものの、ウンティティ先発は驚きとなった。めっきり出番のなくなったエリク。前線ではルークがターゲットに。アブデの突破が良いアクセントだった。
守備時にはガビがラテラルを埋めて4バックのようになる。

選手交代は3人のみ。
まずは73分、オサスナの選手交代に対処しニコに代えてミンゲサを入れることで4バックに。
続いて81分、ふくらはぎが攣ったデンベレを休ませ、コウチーニョを送り出した。アブデは右へ。
最後は同点にされた後の追加タイムで、アブデに代えてデビューとなるフェラン・ジュグラ。

Titular Final
先発時 終了時
 

2021年12月13日(月)、オサスナ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。

MD「旧時代」

md

  • 「旧時代」(※バイエルンに敗れてCL敗退となった後、チャビが述べた「新しい時代が始まる」にかけて)
  • → 1-2で勝っていた終盤に勝利を逃したバルサ、試合を閉じることを知らないままに
  • → ウンティティとルークが先発、ニコと並外れたアブデら若者たちが得点、そしてデンベレは違和感が生じ途中交代
  • ■デルビで首位を固めたマドリー
    ベンゼマとアセンシオの得点により、セビージャに8、アトレティに13ポイント差とする

SPORT「もう一つの失望」

  •  もう一つの失望
  • → 2度スコアをリードをした後、最後に冷や水のバルサ
  • → ニコとアブデが得点。持ち堪えることを知らなかった、あまりに脆いチームにおいて若者たちがベストだった
  • デルビに勝ったマドリーが首位を広げる 

コメント

  1. イザナギの目 より:

    勝てないですねー。ラポルタのプロジェクトは最初から失敗ですね。メッツの更新失敗にフリーといえ戦力にならないアグエロ、エリガル獲得しましたからね。会長選挙で人気がなかったフォントならどうなっていたのだろう。

  2. トム より:

    痛い引き分け。
    しかし両側からエストレーモが仕掛ける形がようやく作れました。
    アブデが頑張ってくれた。
    ただ右のデンベレが仕掛けてる時に、アブデが外に開いたままの時がありまして、逆が仕掛けてる時に外で待ってても意味がないので、しっかりPAに入って攻撃のルートを増やして欲しい所です。

    中盤はガビとニコが走り回って戦い、ブスケがゲームを作る中、フレンキーが少し微妙な事に。
    ボックストゥボックスの特徴も、ニコとガビが動き回るので消えてしまっています。
    その分守備のバランスを取っている感じなのですが、ゲームメイクはあまり得意でないだけに、運動量が限定されると微妙な感じに。
    売りの運動量で勝負できないと、バルサ育ちの若手の方がバルサのゲームメイクには慣れています。
    どうもチャビの元ではチームに必須という事にはならなそうで、成長が必要になりそうです。

    トップのルークに当ててのポストプレーもそこそこ多かったですが、これにウィングが走って絡む形は増えてきました。
    肝心のルークのヘッドが全然なのでチャンスにはなりませんでしたが、この形を作ってる所を見ると、チャビはCFには高さも要求しそうではあります。
    今はCFの駒が足りないので、ルークは冬以降も頭数に入りそうです。

    ウムティティ先発は驚きましたが、やはりラングレは試合後のリラックスっぷりがチャビには気に入らなかったのでしょう。
    しかしウムティティも、試合勘なのか能力なのか、ミスが多く安定性には程遠い出来でした。
    エリックもミンゲサもかなり微妙と考えると、CBも層が厚いとは思えなくなります。
    補強ポイントが多いですね…。

    チャビの守備のやり方が大体見えてきました。
    3バックスタートから、相手が2トップに変えたら即座に4バックにして対応した事で、徹底したマンツーマンディフェンスを志向しているのだと思います。
    前線からプレスを掛け続け、敵陣でボールを奪って素早く攻めるか、繋いで時間を使い相手の攻撃の機会を減らす事を徹底していくのでしょう。
    ただプレスし続けると体力が持たないので、ボール保持で休む等のゲームメイクや、守備時の人数優位の作り方など、詰める所は多そうです。

    結果はイマイチですが、試合毎に発見があり、今は結構楽しいです。
    バイエルン戦の敗戦を利用し、危機感による冬の移籍市場までのサバイバル状態で、緊張感のある戦いをしていきたいですね。

  3. バルーサ より:

    スタメンを知った瞬間、これは放出へ向けてのそういう意味合いも含んだ一戦なのかな?と(そんな余裕があるのかは…ですが)。

    アブデはいつも見ていて楽しい。ワクワクする。これでゴールが獲れるようになればと思っていたらよく決めてくれました!あとは周りとの連携をどんどん高めるべし。

    ガビはスーパー。表に出る闘志があるのも頼もしすぎますね。心配なのはケガだけ。ペドリ・ニコ・フレンキーらと連携&成長して競争力を高めまくってほしい。フレンキーいらねはアリエナイ派です。近年バルサの最大の弱点は、層の薄さだと思っているので。

    監督代わってもダメだダメだと各方面で叩かれていますが、そんな簡単なわけがない。CL確保へ楽観できる状態ではないのは事実だけど、確実によい方向には向かえていると思います。どん底と屈辱の辛い現状は、最高のドラマへの最大のスパイスになる!と思って、今は耐えに耐えまくって応援したい。

  4. しんのすけ より:

    こんにちは。2点目の失点は、ツイてないと言われれば、そうなんだけど…、なんとかならんかなと。
    あと、アブデは面白い! ヌルヌルと進むドリブルは、シザースなんですかね。フィーゴを思い出しました。これで、得点力が上がればクラックの仲間入り。楽しみですね。

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