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【マッチレポート】ラ・リーガ第22節 アラベス 0-1 バルサ

フレンキー弾がバルサを救う。

終了前のゴールによって、辛うじて勝利を手にしたバルサ。
得点機を作れない残念さながら、最低限の結果は確保した。

もうとにかく何がなんでも勝つしかない、という状況で、その是が非でも必要な勝点3を確保した試合。内容は非常にしょっぱく、終了目前のフレンキー弾によって辛うじて勝利した。とはいえチャンピオンズ圏内まで1ポイント差に近づいたことは前向きで、次の4位アトレティコとの直接対決は熱い試合となるだろう。なってほしい。そして勝ってほしい。

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試合 覚え書き (雑)

●試合全体を通し、チャビチームは良いイメージを与えることができなかった。13分にはぺドリのセンタリングをルークがボレーで合わせるのだが、前半の好機はこれだけ。決まっていれば爽快だったが、、、フェランアブデを左右入れ替えたり、修正をかけてはみたが効果は表れず。パス精度に問題があり、テンポよく乗っていけないのが今のバルサだ。



 

メンディリバル監督率いるアラベスは怯むことなくバルサ陣内で圧力をかけ、それによってバルサのサリーダは難しくなっていた。現状ではインテンシティ高い圧力をくぐり抜けつつ正確なパス回しで剥がすだけの実力はない。バイタルエリアで敵陣を崩すアイディアにも不足し、相手を脅かせず時間だけが過ぎていった。それでも時々単発でチャンスは訪れたりするので、それを活かせれば楽になる。

●後半の出足はまずまずで、チャビの言葉によって士気が注入されたように見えた。ゴール前に積極的に飛び込むようになったフレンキー・デヨング。このアナーキストの特性を活かすことが、彼を起用する理由となる。前半は活かせていなかったぺドリをボールが経由するようになったのが大きい。アラベスはこれに素早いトランジションで対抗。

●残り20分あたりからバルサの元気がなくなり、アラベスに押し込まれる場面が増えていった。なくなっていく時間、増していく、引き分けで終わりそうな予感。しかしここで現れたのがフレンキーだった。裏を取るフェラン・トーレスアルバからのボールが届き、左斜め後方の背番号21が仕留めて0-1。フレンキーにはこういう働きが期待されていた。チームとしては前途多難ではあるが、一つのきっかけになってほしい。

トピックス

フレンキー「勝利が重要だった。僕らは難しい局面にいるからね。でもプレーを改善しなければダメだよ。ピッチが凍っていたから、今日は良いプレーをするのは難しかった。ボールを保持している時に、特に相手陣内での質をもっと上げないとね」

フレンキー「(スーペルコパ準決勝の後)僕らは誇りを持つべきだと言われてた。でも僕としては、レアル・マドリーに負けた後に誇りを持つというのは悲しいんだ。僕らはバルサだし、負けた後に誇らしくなんて慣れない」




LaLiga | Jornada 22
23 de Enero 2022 – domingo 21:00 h
Mendizorroza
 :14,056
Deportivo Alavés FC Barcelona
0 1
Goles
  Frenkie (87)
Titular
Pacheco 【】Ter Stegen
Aguirregabiria 【】Dest
Laguardia 【】Piqué
Lejeune 【】Araujo
Javi López 【】Jordi Alba
Jason 【】Busquets (c)
Pina 【】Pedri
Escalante 【】Frenkie
Pere Pons 【】Ferran
Rioja 【】Abde
Joselu 【】Luuk
Cambio
Miguel
cambioPere Pons (72)
【】Nico
cambioAbde (71)
Toni Moya
cambioPina (88)
【】Jutglà
cambioLuuk (84)
Edgar
cambioRioja (90)
【】Lenglet
cambioPedri (90)
   
   
Entrenadores
Jose Luis Mendilibar Xavi Hernández
Arbitro
Jorge Figueroa Vázquez (andaluz)
Tarjetas
Mendilibar (90+1TR)  
   
   
   
   
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total   Total 2a 1a
0 0 0

Golesredcard

1 1 0
1 5 6 (2)

Tiros a puertaredcard

10 (4) 4 6
1 1 2

Ocasiones de Golredcard

3 2 1
0 1 1

Cornersredcard

10 5 5
3 0 3

Fueras de juegosredcard

3 2 1
    218

pasesredcard

691    
23.0% 25.9% 24.4% Posesion del Balon 75.6% 74.1% 77.0%
    135 perdidas de balon 154    
    58 recuperaciones de balon 67    
5 11 16

Faltasredcard

8 4 4
0 0 0

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

メンフィス、アンス、セルジ・ロベルト、ウンティティ、エリクが負傷中。ガビは出場停止。デンベレは監督判断で招集外。
ネト、リキ・プッチ、アルベス、ブライスウェイト、ニコ、ラングレ、ミンゲサ、イニャキ・ペーニャ、ジュグラ、バルデ、アルナウ・テナスがベンチスタート。

基本的な面子は3日前のコパ・アスレティック戦と同じ。右ラテラルはダニがお休みでデストが起用され、インテリオールは出場停止のガビに代わってフレンキーが先発となった。前線の中央にはルーク。エストレーモは左右が入れ替わったりもしていた。

交代は3人でいずれも終盤。
1人目は71分でアブデに代えてのニコ。ジョルディ・アルバの位置が前目になり、空いたスペースはフレンキーなりセルヒオが埋める。
2人目は84分、ルークからジュグラ。
3人目はついに先制した後の90分でぺドリに代えてラングレ。

Titular Final
先発時 終了時
 

2022年1月24日(月)、アラベス戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。

MD「フレンキーが救う」

md

  • フレンキーが救う
  • → 非常にグレーだった試合において、終局でのデヨングの得点がバルサに3ポイントをもたらす
  • → 勝利によってバルサは、チャンピオンズ圏内であり次の対戦相手アトレティまで1ポイント差となる
  • バルサがマドリーを征服
  • アトレティコ女子に7得点
  • → バルサのエキシビジョンとタイトル。そしてバルサ選手たちは感動的な復帰を果たしたアトレティコ選手Torrecillaを胴上げ
  • マドリーバスケ部に10点差
  • → 白組のコートにおける大勝をリードしたLaroittola、Kuric、Sanli

SPORT「ミラクル!」

  •  ミラクル!
  • → 最後の数分におけるフレンキー・デヨングのゴールによりメンディソローサでの勝利を手にしたバルサ
  • → 青えんじチームの試合内容は非常に乏しく、得点機を生み出せなかった
  • スーペルカンペオナス!
  • アトレティコに圧勝のバルサ女子がスーペルコパを手にし、ガンを克服して復帰したVirginia Torrecillaへの“フェアプレー”によって満場一致の賞賛を得る

コメント

  1. トム より:

    今は何よりも結果であり、勝ち点3を得たのは大きいですね。
    チャビズムに習熟しつつ、とにかく来季に繋がる結果が欲しいです。

    開始時はフェランが右WGでデストと組んでましたが、右利きのフェランが右だと最後がクロスになるのでフェランの決定力を生かす為にか、左になりました。
    という訳でアブデが右に来たのですが、やはりアブデはの仕掛けはまだまだ通用していません。
    SBのデストも久々で微妙なため、右の攻撃がほぼ死んでしまいます。
    しかし中盤は左フレンキーと右ペドリで、まだ違和感のあるフレンキーは左でゲームを上手く作れないため右のペドリが攻めの中心になって、右サイドの攻撃が増えます。
    また積極性の問題もありそうで、とにかくアブデとデストは仕掛けたがるので、稚拙な右の攻撃がメインとなってしまい、結果攻撃が停滞してしまいました。
    やはり先発アブデは問題がありますが、選手がいない今は仕方ない…。
    デストも判断の悪い場面が目立ちましたが、ダニに替えず最後まで使い切りました。
    点が欲しいなら疲れを考慮したにしてもダニに替えると思ったのですが、これはもう今季最後まで使ってデストを鍛え直すというメッセージかもしれません。
    両者とも何とか成長して欲しい所です。

    全体的にボールは支配できていて、同時にルークのポストプレーが機能していたのが目立ってました。
    ルークは足元はやはり問題ありますが、チャビは非常に上手く彼を使っていますね。
    後半はアラベスの右WGジェイソンを起点にカウンターで左サイドを何度か崩されましたが、アラベスがフィニッシュで結構ミスをしてくれたので助かりました。
    今アルバの守備力がちょっと問題視されているようですね。
    スピードは確かに衰えているかもしれませんが、元々そこはアルバの売りではないので、私はそこまで危機感を感じていません。
    優先補強はまず前線の攻撃力不足です。
    ただSBの控え不在は慢性的な問題なので、できるなら何とかしたい所でもあります。

    今日は交代も3人で、しかもアブデに替えてニコを入れるという戦力不足をまたも見せてしまいました。
    しかしアルバを上げて左にアラウホを寄せ、ピケデストと3CB気味にするという、ジェイソン対策をしつつ攻撃に厚みを持たせたチャビ采配は、なるほどと思いました。
    最後はそのアルバから崩し屋フェランの抜け出しに、オフサイドで抜け出していたフレンキーを利用してのゴール。
    苦しんだ末のあっけないゴールに、肩の力が抜けました…。

    ギリギリの戦いが続きますが、これで代表ウィークを挟み、怪我人に時間が与えられます。
    一方で新たな代表負傷問題の心配も出てきそうなのが何とも。
    代表ウィークに幸運を。

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