準決勝までは1試合にして負担減を
昨日3月11日、スペイン・フットボール連盟(RFEF)の総会が行われ、連盟の会長選挙に関する云々が話し合われました。プリメーラからは11の、セグンダからは9つのクラブが出席をしたそうですが、ここでバルサが国王杯を一発勝負にするよう提案したとか。1月のカレンダーは、コパで勝ち進むほどにしんどいですからね・・・
今回の総会では、出席したリーガの各クラブ(レアル・マドリーは欠席)に対して、4月に行われるらしいRFEF会長選挙では現職のファン・ルイス・ラレアを推すことが求められたそうです。
※RFEF会長といえば、去る2017年7月22日、29年間にわたって会長職を務めたアンヘル・マリア・ビジャールが汚職によって国家治安警察に逮捕。
その後任にはファン・ルイス・ラレア(当時副会長)が就いたものの、スペイン政府が会長選挙を求めたことに対してFIFAが批判、スペインのムンディアル出場権をはく奪する可能性があると警告した、などの騒動がありました(AFP通信)。
そしてAS紙が伝えるところでは、バルサだけがそのラレア氏応援を約束しなかったと。
バルセロナは国王杯とスーペルコパ・エスパーニャを1試合制にすることを、ラレア氏支持の条件に出したそうです。
勝ち進むことで大きな負担
バルサが求めたのは、選手たちの負担を減らすための試合数の削減です。
現在、コパは1月の平日に集中的に行われていて、勝ち進むほどにしんどいカレンダーとなっていく。
準決勝が終わる2月頭にはもうヘロヘロです。
これを準決勝までは一発勝負にすることで、負担はだいぶ減ります。
FAカップやコッパ・イタリアは1試合
カップ戦に一発勝負方式を採用している例には、イングランドのFAカップやイタリアのコッパ・イタリアがあります。
FAカップは決勝までずっと一発勝負。コッパ・イタリアは準々決勝まで1試合です。
スタジアムはFAカップが抽選(準決勝以降は中立地)、コッパ・イタリアは上位チームのスタジアムで試合を行います(同ランクの場合は抽選)。
MDによると、バルサは実力が拮抗する準決勝はホーム&アウェーにして、それ以前は下位チームのスタジアムでの一発勝負を提案したとか。
一発勝負ゆえ、番狂わせが起こりやすくなるのは面白いです。
コパ・デル・レイもかつては一発勝負の時があり(1/16ファイナル?)、暗黒時代のバルサは、初戦でころころとセグンダBのチームに負けていたのを思い出します。
スーペルコパもしんどい
ASはまた、バルサはスーペルコパも中立スタジアムでの一発勝負を希望したと伝えています。
毎年、リーガ開幕前に強引にカレンダーにねじ込まれるこのコンペティション。
良い収入があるのならば外国での開催も否定されないとASはいうのですが・・・
これは遠征の負担が増えるのでナシであってほしい。
スーペルコパ・イタリアは中国やらカタールで開催されてるそうです(><)。
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