燃えるレバンドフスキ入団「勝利への意欲が必要」

希望を生むスーペルゴレアドールがついにバルサ加入
得点だけでなく、勝利への貪欲さがチームに及ぼす好影響も楽しみ

2022年7月20日（水）、ロベルト・レバンドフスキのFCバルセロナ入団が正式に発表されました。バイエルン・ミュンヘンに支払われる移籍金は4,500万ユーロ＋変動額500万ユーロ。バルサとは4年契約を結び、契約解除金は5億ユーロとなっています。バルセロニスタ待望の大型ゴレアドールの加入。そういえばチャビもマイアミに到着しました。

マイアミでの簡易プレゼンテーション

ロベルト・レバンドフスキ（33）は日曜日から、バルサ一行＠USAツアーが滞在中のマイアミに来ていました。クラブ間合意が完全成立していなかったため、トレーニング参加も試合出場もお預けだったわけですが、これでついにピッチに立つレビさんが見られる。日曜日のマドリー戦が楽しみです。

あとはそう、パスポートの問題でUSA入り出来なかったチャビ・エルナンデスがチームから遅れること4日、無精髭を全開にしながら合流を果たしています。

バルサ一行がマイアミで宿泊しているのは、ヒルトンホテル社が展開するコンラッド・フォート・ローダデール・ビーチだそうです。毎回思いますが、ええとこ泊まってはる。
レバンドフスキのプレゼンテーションもこのホテルで行われています。遠征中に入団発表とか、ちょっと過去に記憶がない。さすがスター選手ですなぁ。今回のは簡易版なので、帰国してから正式な儀式を執り行うんでしょうか。

Bon dia, Me llamo Robert

ジョアン・ラポルタからマイクを受け取ったレビ（レバ？）さんがまず最初に語ったのは、カタルーニャ語・スペイン語での挨拶でした。
「Bon dia, moltes gracies」こんにちは、ありがとう。
「me llamo Robert, soy de Polonia, vivo en Barcelona」名前はロベルト、ポーランド人です。バルセロナに住んでいます。
笑顔ですらすらと語っているあたり、ベテランの余裕がある。柔らかい雰囲気ですし、この感じだとロッカールームにもすぐ馴染み、素敵な兄貴として若手に慕われることでしょう。勝利へのハングリーさも是非見習ってほしい。ゴールのみならず、様々な貢献が期待できそうです。それにしても嬉しそうなレバンドフスキ。彼は言います。

「デランテロに求められるのは、得点を決めるための準備を常にしておくことです」「最も重要なのは勝つことであり、僕にとっての新しい挑戦となります。フットボルにおいては勝利への渇望を持ってなければならない。僕はそれに最適な場所にいます」
「ここにいれることに、とても満足しています。バルサは素晴らしいポテンシャルを持ったチームです。偉大な歴史のある、この偉大なクラブの一員となるための準備はできています。歴史を作り、多くのタイトルを勝ち取りたいです」

プレゼンテーション後、インテル・マイアミの施設を借りてトレーニングをしたレバンドフスキ。あちらのファンが羨ましい。

希望が湧いてきた

先日の親善試合インテル・マイアミ戦では新戦力のラフィーニャやケシエたちが上々のパフォーマンスを見せ、バルサは0-6の大勝を収めました。
このチームにさらに、レバンドフスキが加わるのか！補強が生み出す希望ってのは大したものです。クレ界隈の空気はこの数日ですっかり明るいものとなっている。単純なもので、ラ･リーガ優勝も今や現実的な目標に思えますもんね。
バルセロニズモを熟知しているラポルタですから、補強が空気感に与える影響も熟知しています。

ただ、この大型補強は将来の収入の一部を抵当に入れてのものであり、リスク覚悟の賭けなので、結果が伴わない場合の批判は大変なものとなります。ラ･リーガで4位に入ればとりあえず合格だった昨季とは、比較にならない圧力も背後に控えている新シーズンです。
チャビが求める戦力を確保するために、ラポルタたちは危険を冒しつつも希望の持てるスカッドをこしらえている。願わくば、アブデやニコといったカンテラーノたちを育てつつ、結果を出していってほしいところです。

そして、せっかく獲得した選手たちが出場登録できません（恥）なんて事態を避けるためには、収入増とスポーツ経費削減によってFFPをクリアしなければならない。フレンキーケースはまだ閉じてはいません。どうにも厳しいなら、フェランへのオファーも受け付けちゃえばいいんじゃないか･･･(小声）とも思いますがね･･･ ないか。

なにはともあれ、、ようこそ、レバンドフスキ！
たくさんの歓喜の瞬間を期待しています！