バルサに求められるのであれば、それを受け入れると語る
現在のバルセロナにおいて、能力・成果と出場時間のバランスが最も取れていないと思う選手、それがジャスペル・シレセンです。テル・ステーゲンなる正ポルテーロがいるため、コパのみの出場に甘んじていますが、出場すれば抜群の働きぶり。ビッグクラブの関心を引いたとして、まったく不思議はありません。
クラブの決断を受け入れる
シレセンには今、プレミアリーグのアーセナルやリバポー、チェルシーなどが関心を示していると伝えられます。移籍することで出場時間は確実に増えるでしょうし、待遇も良くなるはず。移籍する気はないにしても、クラブへの圧力に使えます。
シレセンの場合はどうか。
ムンディアル出場を逃した2つのフットボール大国 イタリア対オランダによる切ない親善試合(1-1)を終えた後、FOX SPORTS に対して彼は次のようにコメントしました。
「僕はまったくなにも知らないんだ。だから落ち着いて7月16日を、バルセロナで仕事を再開する日を待つよ。僕が唯一知っているのは、バルセロナが僕を売りたがっていないってこと。クラブ次第さ」
「リバポーやアーセナルは小さなクラブではないけれど、もしバルセロナが“We Love You”って言うなら、僕はその決断を受け入れ、チームに残るだろう。7月16日に聞くクラブの決断を楽しみにしてるよ。もしクラブが僕を残したいのであれば、僕はそれを受け入れる。彼らとは5年契約を結んだしね」
なんというか、コパ+αで10試合ほどしか出場機会を得られないことが申し訳ないくらいで。
競争相手があのテル・ステーゲンだけに先発奪取は高難度ですし、不平不満を言うことなく健全なライバル関係を維持しているジャスペルさんに拍手を送ります。
扉は閉じきってはいない
ジャスペル・シレセンはこの応答の中で、もし3,000万ユーロのオファーが来れば退団するか、との質問を受け、「それはクラブに尋ねてよ」と答えています。
もしコパ用の第2ポルテーロをカンテラーノでまかなうと考えるなら、3,000万ユーロのオファーは魅力的。後釜をマーケットから求めるのであれば、シレセンのような“大正解”を見つけてくるのは容易ではない。バルサはオランダ代表ポルテーロを手放さないでしょう。
しかしながら、契約解除金に設定されている6,000万ユーロに近いオファーが届けば?
ポルテーロにそれほどの額がつくとは考えにくいですが、4,000万ユーロ以上ならアリかもしれない。バルサBが降格したことで退団濃厚とみられるアドリアン・オルトラは、シレセンのへのオファー状況とクラブの考えが非常に気になっていそうです。
このニュースのまとめ
- ・バルサで控えGKを務めるジャスペル・シレセン
- ・プレミア方面が彼に関心を示しているという
- ・「バルサに求められるなら、受け入れる」とオランダ代表
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