バルセロナに作られる小児がんセンターの起工式で感動した姿を見せたレオ
フットボール史上最高の選手と称され、偉大な記録を作り続けているレオ・メッシ。すばらしいのはその影響力をピッチ外でも行使し、積極的に慈善活動に協力するところです。
そんなメッシの活動によって救われた子どもたちはきっと数多いと思います。
そのひとつが、サン・ジョアン・デ・デウ(SDJ)小児がんセンター建設のための募金キャンペーンでした。
A noble athlete.
A noble cause. pic.twitter.com/pGszWVJw3I— FC Barcelona (@FCBarcelona) 2018年10月19日
小児がんセンター建設費用を集めるキャンペーン
400人の子どもたちを受け入れられる、ヨーロッパで最大級の小児がん病院の建設。
そのために必要な3,000万ユーロを集めるべく実施されてきた #ParaLosValientes(勇気ある人々のために)キャンペーンで、大きな力を発揮したのがメッシの発信力とカリスマ性です。
少し前になりますが、2017年4月5日のリーガ第30節セビージャ戦(3-0)においてゴールを決めた際、メッシが指で頬に色を塗るセレブレーションをしていたのを覚えている方も多いでしょう。
あの仕草はメディアに多く取り上げられ、キャンペーンを広く告知する原動力となりました。
Este es el motivo de la dedicatoria del gol de Leo #Messi #paralosvalientes #FCBSevilla pic.twitter.com/9medGEQy86
— FC Barcelona (@FCBarcelona_es) 2017年4月5日
目標額 3,000万ユーロを達成
3,000万ユーロの寄付金はバルサ財団、レオ・メッシ財団、Stavros Niarchos 財団(ギリシャ)を中心とした10の主要団体(うち1つは匿名)と、200の慈善イニシアティブ(グッズ販売、チャリティゴルフ、パーティなど)、10万人以上の個人と150社の寄付によって達成されています。
実は、昨日朝の段階で集まっていたのは2,730万ユーロだったのですが、メッシ財団とStavros Niarchos 財団が300万ユーロを寄付したことで目標額に到達。
そのことが昨日(10月18日)バルセロナ市内で行われた起工式においてバルサ財団会長ジョルディ・カルボネル(バルサ副会長)から発表され、会場は拍手に包まれています。
D10Sの目にも涙
起工式の様子は、何故だかMARCA紙のYoutubeチャンネルでライブ配信されていました。
式が始まるのは動画の45分頃からです。
会場に作られた PARA LOS VALIENTES と読めるオブジェは、レゴブロックによるもの。
長さ13メートル、高さ60センチメートル。
2020年後半にオープン予定の小児がんセンター玄関に飾られる予定のこのオブジェを、メッシと二人の子供たちパウとアリシアが完成させています。BGMに流れる、COLDPLAYの VIVA LA VIDA が良いね。
メッシはいいます。
「今日ここにいることを光栄に思いますし、このプロジェクトの一員となれて、これが現実になったのを見られるのはとても幸せな瞬間です。この夢が叶い、僕はとても幸せです」
「協力してくださった全ての人たちに感謝します。そして私たちは、これから建設される病院ですべての子どもたちが治癒し、がんのような残酷な病気と闘い続けらればと思っています」
実を言うと、感動的なイベントは苦手です。
でもこの起工式で子どもたちに寄りそうレオ・メッシの表情はとてもグッときます。
上映されたビデオを見て涙を浮かべているところは、もらい泣きしそう。
D10S(フットボール神)と呼ばれる彼も、三児の父ですもんね。
ありがとう、メッシ。あなたは偉大だ。
このニュースのまとめ
- ・バルセロナに建設される小児がんセンターの起工式
- ・募金集めにはメッシの発信力が大きな力となった
- ・感動するメッシの表情が印象的
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