Liga Española | jornada 9
ゴールラッシュ、そして止めまくるテル・ステーゲン。
首位を奪還した一方で、メッシが肘を負傷。
FCバルセロナがセビージャとの首位攻防戦を制し、リーダーの座を取り戻した。得点は前半にコウチーニョとメッシ、後半にスアレス(PK)とラキティッチ。セビージャにも多数の得点機を作られたが、テル・ステーゲンがパラドン連発で2失点に抑えた。レオ・メッシの負傷が痛い。
試合の流れ
●立ち上がりは上々。ネルソン・セメドの突撃が発端となり、メッシのスルーパスを受けたコウチーニョが2分にして先制点を決める。そういえばウェンブリーでもコウチーニョが2分に先制点を決めた。最初の得点機でも焦らず確実に決めるコウの決定力よ。
●セビージャの右ポスト直撃弾(6分)を挿み、バルサの追加点が決まったのは13分での速攻。ルイス・スアレスがワンタッチでさばいたボールをレオ・メッシが受け、事もなげにマークをかわしてゴール左隅へと正確なシュートを突き刺した。首位奪還に視界良好、とカンプノウは沸く。
●だがその数分後、エース・メッシにアクシデント発生。ボールを競り合って着地をする際、腕の付き方が悪くて右肘を負傷してしまったのだ。いつにない苦悶の評序を浮かべるレオ・・・ クラックはプレー続行できず、ウスマン・デンベレと交代となった。
●メッシ不在で2点リードの状況にどうプレーをしていくべきか、バルサはやや動揺していたように見えた。デンベレ、スアレス、ラキティッチらに追加点の可能性もあったが、その好機は上手く活用できず。
●後半のバルサはメンバーはそのままに、システムを4-2-3-1へと変更。バルセロナが守備寄りにシフトしたことで、ボールはセビージャが持つようになった。54分にはカウンターからルイス・スアレスの左ポスト直撃弾。
●後半の主役はテル・ステーゲンだった。61分にアンドレ・シルバのヘッド弾を右手で阻止した後、すばやく立ち上がってフランコ・バスケスのシュートもブロック。ここで2-1にされていたらセビージャは勢い付いていたであろうから、とても重要なパラドンだった。
●ピンチの後はなんとやら、でそのすぐ後にバルサの追加点。1対1となったルイス・スアレスをGKのVaclikが倒し、宣告されたペナルティキックをスアレス自身が蹴り込み3-0とした(63分)。欲しかったゴールが決まり、肩の荷も下りたことだろう。得点後のルイシートは動きも軽くなったようだった。
●3点差が付き、エルネスト・バルベルデは戦術的な選手交代に着手する。66分、アルトゥールに替わって怪我明けのセルジ・ロベルトが登場。
●3-0でもセビージャが挫けることはなかった。その気概が実ったのは79分。サラビアのミドルシュートがラングレに当たり(逸らそうとして失敗し)コースが変わってネットインするのだ。さすがのテル・ステーゲンもこれは為す術なし。完封への道は遠い。テル・ステーゲンはサラビアとベン・イェデルの連続シュートをど派手に連続パラドンしている。
●試合終了直前もドタバタし、88分にイバン・ラキティッチの技ありボレーが、追加タイムにムリエルのコントロールシュートが決まって4-2でゲーム終了。バルサは5試合ぶりのリーガ白星となり、セビージャから首位を取り戻した。
トピックス
●前節首位セビージャとの首位攻防戦。勝利したバルセロナが、1節で首位を取り戻した。
●レオ・メッシが前半17分に右肘を負傷。倒れる際の腕の付き方が悪く、ダメージを受けた。一度はテーピングをしてプレーに戻ろうとしたが、23分に交代を決断してロッカールームへ。
検査の結果、橈骨(とうこつ)の骨折を確認。クラブ医療部は全治3週間との診断を発表した。
●レオ・メッシが3週間の戦線離脱となった場合、インテル・ミラノ戦(地元)、レアル・マドリー戦(地元)、クルトゥラル・レオネサ戦(コパ・敵地)、ラーヨ戦(敵地)、インテル・ミラノ戦(敵地)、ベティス戦(地元)の6試合を欠場する。11月24日のアトレティコ戦(敵地)は間に合う見込み。
●チーム4点目を決めたイバン・ラキティッチが試合後、メッシの負傷についてコメント。「これもフットボール。すぐに良くない感じがしたよ。チーム全員で力を合わせて、レオがいなくてもチームが前進すると証明しないといけない。早い回復を願ってるよ」
●レオ・メッシもクリスティアノ・ロナウドもいないエル・クラシコは、2007年12月23日以来 11年ぶりだとのこと。当時メッシは大腿二頭筋の負傷中、CR7はマンチェスター・ユナイテッド所属だった。
●ルイス・スアレスがペナルティキックを決め、7試合ぶりの得点。9月15日のレアル・ソシエダ戦(アノエタ)から570分間ゴールがなかった。今シーズンの4得点目(うちPKは2つ)で、バルサ通算155得点目。
さらにコウチーニョの先制点に関与し、メッシの2-0弾はアシストしている。
●マルクアンドレ・テル・ステーゲンが神がかっているパラドンを連発。60分にはアンドレ・シルバとフランコ・バスケスの連続シュートを、87分にはサラビアとベン・イェデルの連続シュートを身体を張って阻止した。1つめを片手で止めてから、即座に立ち上がってシューターに立ちはだかる速さが常人離れ。
●パロン(リーガ中断)中のビジネス出張(中国行きなど)で注目を集めたジェラール・ピケ。心配された心身の疲労を見せることなく守備のリーダーとなって最終ラインを引っ張った。
●ネルソン・セメドが4試合連続でのフル出場。セルジ・ロベルト負傷の影響とはいえ、出続けることで少しずつ良くなっている。データ上ではドリブル成功が3回(チーム最多)、ボール奪取が8回(アルバ、アルトゥールと並び最多)。
●ラ・リーガでのカンプノウにおける連続無敗が41試合となり、ジョハン・クライフのドリームチームが25年前に樹立した40試合の記録を塗り替えた。前回の黒星は2016年9月10日のアラベス戦で、以来 33勝8分。
●マルコムが4試合連続での招集外。この状況はメッシの負傷で変化する?
●入場者数88,712人は今季最高。カンプノウの観客動員は徐々に数を増やし、今回ついに9万人にあと一歩まで迫った。4日後のCLインテル戦とその次のエル・クラシコはさらに伸びそう。
●試合開始前、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞したレオ・メッシに、ハビエル・サビオラがトロフィーを手渡す。先日この世を去った女性オペラ歌手ムンサラー・カバリェさん(享年85)を称える式典。娘で同じくソプラノ歌手のムンセラー・マルティさんがパルコで見守った。91歳で死去した元選手ビセンス・マルティネス氏とマジョルカでの洪水被害者に捧げる黙祷。
FC Barcelona | Sevilla FC |
4 | 2 |
20 de Octubre – Sabado 20:45 h Camp Nou: 88,712 |
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Goles | |
Coutinho (2) | |
Messi (13) | |
Suárez (63pk) | |
Sarabia (79) | |
Rakitic (88) | |
Muriel (90+1) | |
Titular | |
Ter Stegen【8】 | Vaclik |
Semedo【7】 | Carriço |
Piqué【7】 | Kjaer |
Lenglet【6】 | Sergi Gómez |
Jordi Alba【6】 | Jesus Navas |
Busquets【6】 | Arana |
Rakitic【6】 | Sarabia |
Arthur【7】 | Banega |
Messi (c)【7】 | Franco Vázquez |
Coutinho【7】 | Ben Yeder |
Suárez【7】 | André Silva |
Cambios | |
Messi→ Dembélé【5】(26) | Kjaer→ Mercado (55) |
Arthur→ Sergi Roberto【5】(66) | Franco Vázquez→ Roque Mesa (69) |
Suárez→ Munir【5】(81) | André Silva→ Muriel (78) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【6】 | Pablo Machin |
Arbitro | |
Martínez Munuera (valenciano) | |
Tarjetas | |
Vaclik (62) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 2 | 4 |
Goles |
2 | 2 | 0 |
9 | 14 | 23 (9) |
Tiros a puerta |
19 (6) | 13 | 6 |
3 | 3 | 6 |
Ocasiones de Gol |
6 | 4 | 2 |
3 | 2 | 5 |
Corners |
7 | 1 | 6 |
1 | 0 | 1 |
Fueras de juegos |
4 | 1 | 3 |
480 |
pases |
394 | ||||
24% | 53% | Posesion del Balon | 47% | 46% | ||
4 | 6 | 10 |
Faltas |
16 | 9 | 7 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ウンティティ、ベルマーレンが負傷欠場。 先発メンバーにサプライズなし。引き続きアルトゥールが左インテリオールで起用された。 前半の後半からセビージャに押し込まれ、後半は4-2-3-1へとシステム変更。 |
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Titular | Final |
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