ギガクラックが別次元のプレーで改めて世界最高っぷりを示す
一方でバルサのフットボールは理想から遠い
レオ・メッシが自身6度目となるバロンデオロへと向け進んでいます。少なくともクレは、そう信じている。その一年で最高のフットボル選手を表彰する賞であるなら、レオ以上に適格な選手がいるだろうかと。
フットボールというスポーツで最も難しい作業であるゴールを誰よりも決め、チームメイトの得点もアシストし、フリーキックは百発百中の勢い・・・
先週末のバジャドリー戦はその新たなる証明でした。
チームタイトルに関係なく、純粋にベストは誰か、と曇りなきまなこでフットボール界を見渡せば、自ずとメッシだとの答えが浮かび上がってくるのです。「鏡よ鏡・・・」とかする必要もない。
今、彼以上のフットボーラーがいるか
レオ・メッシが圧巻の凄味を見せたバジャドリー戦の後、バルセロナのスポーツ各紙は “メッシ以上にバロン・デ・オロに相応しい選手はいないキャンペーン” を展開しています。
2018/19シーズンはラ・リーガで36ゴールを決めて欧州得点王(ボタ・デ・オロ)となり、チャンピオンズでも最多得点者となり(12得点)、チャンピオンズ準決勝ではリバポー相手に驚愕のフリーキック弾(大会ベストゴール賞)を叩き込んだ我らのD10S!
蹴れば入る印象のフリーキックは、バジャドリー戦で50得点目だそうです(バルサで44、アルゼンチンで6)。
メッシは自分で決めるだけでなく、チームメイトへの得点アシストも並外れていて、2018/19シーズンは15アシストで最多アシストも記録。今季もすでに4得点をアシストしています(ビジャレアル戦のアルトゥロ・ビダルへのパスといったら!)。
この圧倒的なチームへの影響力、それもまた世界最高に相応しいといえましょう。6度目となるバロンデオロへと向け、レオ・メッシは歩み続けます。
大勝したが、求めるのはこれじゃない
では一方でバルベルデバルサはクラブ史上6度目となる欧州制覇、もしくはクレを魅了するフットボール哲学の復活へと向けて順調かというと正直、期待薄です。
チームはこのところ結果を出していて、公式戦7連勝と白星を積み重ねてはいるのですが、望むフットボールかというとそうではなく。余力を残してマニータ快勝したバジャドリー戦もチームとしての連動は寂しいものでしたし、ボールへのプレッシングも緩かったです。
メッシが関与し、生み出されたゴールたちはどれも爽快なものでした。あんなプレーをクレに与え続けてくれる選手は、もう二度と出てこないでしょう。
しかし味方がボールを持っている時のチーム全体の動き直しは少なく(レオを見ている感)、バジャドリーがボールを持つと背走して自陣エリアまで迫られてしまう。相手陣内でボールを回収できない。寄せているけど自陣深くまで下がらされる。5-1となって凹んでいる相手からもそう。ピケやラングレがゴール前でゴールを回収するプレーが幾つもあります。敵陣の高い位置での即回収はどうした。
23日ぶりのカンプノウ試合でこれは寂しい・・・ 過密日程なので、あえて省エネにした?アルトゥールがいなかったから余計か。
チャンピオンズでの走行距離が少ない件が話題となりましたが、ゴール前でボールを取り戻し、カウンターで相手ゴール前まで走り、失敗して背走の繰り返し、みたいな走行距離は求めていません。
ということで(?)レオ・メッシ異次元の活躍にけん引されてマニータ快勝はしたものの、チームとして今後への希望につながるかといえばそうでもないぞ・・・ のバジャドリー戦でした。
(改めてDAZNで見返してみると、実況解説陣がバルサ強いと褒めモードなのも違和感・・・)
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