渦中のメッシ、ゴラッソで返答。
給与漏洩騒動のレオがFKで先制。
同点とされ苦しんだが、グリーズマンが決勝点を決めた。
FCバルセロナが苦労しながらもアスレティック・クルブを攻略、前半のメッシ・後半のグリーズマンの得点によって勝点3を手に入れた。1ヶ月で3度目となったこのカード。スーペルコパの雪辱と2位奪取に燃えるバルサは特に前半の出来が素晴しく、レオの見事なるFK弾で先制に成功する。しかし後半すぐにアルバのオウンゴールで追い付かれると、その後は苦戦。グリジの勝ち越し弾を守り切り、接戦をものにした。祝・ラ・リーガ2位浮上。
試合のポイント
●前半はバルサ:2週間前のスーペルコパ決勝にて逆転負けを喫したアスレティックとの、ラ・リーガでの再戦。驚きだったのはクーマンがフレンキーをピボーテとして起用したことで(ブスケツが出場停止)、背番号21はセントラルの間に入りビルドアップを担っていた。バルサとの契約書がリークされ騒動のど真ん中にいるメッシはエンジン全開。攻撃のみならず守備にも精力的に関わり、チーム全体のリズムを大いに上げていた。前半は明らかにバルサのペース、しかしながら1得点しか奪えなかったのが痛い。
●メッシ怒りのゴラッソ:スーペルコパとは異なり、前半はバルサがアスレティックを自陣に押し込む展開で続いた。ボールを失っても、あっという間に回収。マルセリーノ監督が狙っていたであろうゴール近くでのファールはほぼ与えなかった。しかし得点はなかなか奪えず、先制したのは20分のこと、大エース・メッシの完璧なFKによる。ピアニッチが再三狙っていたデンベレへのロングパスがようやく成功した後に手にしたFK。カバーに入ったイェライがポストに激突しても、防ぐことはできない見事なシュートだった。
●不運な同点弾:試合を支配していたバルサだが、シュートや得点機の数はそう多くはなく、得点もメッシのFK1つに止まっていた。惜しかったのはアラウホのFW顔負けのシュートと、ハーフタイム間際の速攻からのデンベレ弾。この夜のモスキートはハズレの日だったようだ。前半のうちに試合を決められなかったことで、バルサは苦しむことになる。後半開始すぐ、ギアを上げてきたアスレティックの速攻がジョルディ・アルバ(ラウール・ガルシアと競り合っていた)のオウンゴールを誘発してしまうのだ(49分)。シュートを打たずして同点に追い付いたバスクチーム。ここからはしばしアスレティックの時間帯となり、左サイドのユーリは危険な存在だった。
●チーム一丸で勝ち越し弾:意気上がるアスレティックに対し、バルサも負けじと攻勢を仕掛ける。57分、これは決まっただろうと思ったピアニッチのヘディング弾をGKウナイ・シモンが超パラドンでセーブ。クーマンはそして67分、ピアニッチに代えて怪我明けのセルジ・ロベルトを投入し局面打開を図る。勝ち越し点が生まれたのは75分。長いポゼッションを経て、裏へと抜け出したミンゲサのセンタリングを中央のグリーズマンが直接押し込み2-1としたのだった。遅攻からチーム全体で崩した得点。
●逃げ切りに成功:不屈のアスレティックは1点差ごときで諦めることなく、勝点を奪うべく前に出てきた。実際にバルサがピンチとなる場面もあり、スーペルコパのこともあるので全く安心はできない。バルサは教訓を活かす必要があり、いかに試合を閉じるのかが注目された。クーマンは殊勲のグリジに代えてラングレを入れ、5バックとすることでアスレティックのサイド攻撃に対抗。最後は汗を流せるブライスウェイトも入れることで逃げ切りに成功している。頑張ったご褒美に、バルサはラ・リーガの2位に浮上。この調子で勝ち続け、アトレティコに圧力を掛けたい。
トピックス
●更新中:
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La Liga | Jornada 21 | |
31 de Enero 2021 – domingo 21:00 h Camp Nou:— |
|
FC Barcelona | Athletic Club |
2 | 1 |
Goles | |
Messi (20) | |
Jordi Alba (49pp) | |
Griezmann (74) | |
Titular | |
Ter Stegen【6】 | Unai Simón |
Mingueza【6】 | Capa |
Araujo【7】 | Yeray |
Umtiti【7】 | Iñigo Martínez |
Jordi Alba【7】 | Yuri |
Pjanic【6】 | De Marcos |
De Jong【7】 | Dani García |
Pedri【6】 | Vencedor |
Messi (c)【8】 | Muniain |
Griezmann【7】 | Raúl García |
Dembélé【6】 | Williams |
Cambios | |
Pjanic→ Sergi Roberto【6】(67) |
Vencedor→ Vesga (66) |
Griezmann→ Lenglet【6】(84) |
De Marcos→ Berenguer (67) |
Dembélé→ Braithwaite【5】(87) |
Williams→ Villalibre (84) |
Capa→ Lekue (84) |
|
Entrenadores | |
Ronald Koeman【6】 | Marcelino García Toral |
Arbitro | |
Mateu Lahoz (valenciano) | |
Tarjetas | |
De Jong (47) | Raúl García (32) |
Jordi Alba (50) | Yeray (39) |
Capa (77) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
12 (6) |
Tiros a puerta |
7 (2) | ||||
4 | 4 | 8 |
Ocasiones de Gol |
2 | 2 | 0 |
2 | 5 | 7 |
Corners |
3 | 3 | 0 |
1 |
Fueras de juegos |
1 | ||||
596 |
pases |
411 | ||||
58.9% | Posesion del Balon | 41.1% | ||||
115 | perdidas de balon | 118 | ||||
59 | recuperaciones de balon | 60 | ||||
12 |
Faltas |
20 | ||||
0 | 2 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 1 | 2 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
デスト、ピケ、コウチーニョ、アンス・ファティが負傷中。ブスケツは出場停止。 ほぼいつもの先発メンバー。左セントラルにはウンティティが、中盤ではピアニッチが起用された。フレンキーは最近の右インテリオールではなく、ピボーテとしてセントラル間に入ることが多かった。アスレティックのプレッシングを剥がし、ボールを前に進める役割。状況によってインテリオールへと上がった。 選手交代は3人。まずは同点とされて決勝点が欲しい67分で、ピアニッチに代えて怪我から復帰のセルジ・ロベルト。フレンキー的突入係かというと、そうでもなかった。 |
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Titular | Final |
2021年2月01日(月)、アスレティック戦翌日のバルセロナスポーツ紙。両紙ともに見事なFKを決めたレオ・メッシ(契約内容を暴露され渦中にいる)を表紙に持ってきています。
MD「雪辱そして2位」
- ■雪辱 そして2位
- → 苦しんだ試合において、バルサはスーペルコパKO負けの仕返しをし、リーガ順位表でマドリーを捕まえた
- → レオが芸術的なFK弾で先制し、ビジターチームがオウンゴールで追い付いた後にグリーズマンが仕上げをした
- ■メッシのメガ契約:4年間で5億5,500万ユーロ
エル・ムンド紙が詳細を明かし、選手とクラブは内密事項を破ったことで告訴するだろう - ■バルサ 4-1 マドリー:女子クラシコでの一撃
- ■カディス 2-4 アトレティコ
スアレスがドブレーテ、アトレティが首位固め - ■レアル・マドリー
自由落下するチーム、ワードローブは空っぽ
SPORT「メッシはプライスレス」
- ■メッシはプライスレス
- → バルサが苦悶の勝利を収めるにあたり、決定的だったアルゼンチン人。見事なるFKによりバルサでの650得点目を決めた
- → 2021年に入ってからの連勝により、バルセロナはラ・リーガの2位に手が届いた
- ■契約内容の漏洩によりレオが告訴
エル・ムンド紙と書類に通じたクラブの人間を選手は訴えるだろう - ■ラ・リーガ/カディス 2-4 アトレティコ
スアレスがアトレティコをタイトルへと近づける - ■女子一部リーグ/バルサ 4-1 マドリー
バルサがエル・クラシコに楽勝
コメント
メッシのビューティフル・ゴールに今度こそ決勝点となったグリーズマンのゴール。
完璧なスーペルコパのリベンジでした。
今季は若手のブレイクだけで終わると思っていましたが、チームとしても着実に前進していますし
苦境をものともしない大きな意義のあるシーズンに出来ることを願っています。