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【マッチレポート】ラ・リーガ第16節 バルサ 5-2 マジョルカ

LaLiga | jornada 16

メッシのハットトリックとトリデンテそろい踏みで完勝。
ワンタッチでパスがつながったりと楽しい試合となった。

FCバルセロナがマジョルカに5-2の快勝。バロンデオロを地元ファンにお披露目したメッシがハットトリックを決め、スアレスグリーズマンも得点、中盤も機能してエンターテインメント性あるフットボールが展開された。

試合のポイント

●月曜日に受け取った6度目のバロンデオロを、キックオフ前に地元ファンへと披露したレオ・メッシがハットトリックの大暴れ。チーム全体の動きやポジショニングも良く、ハイプレスによってボールを即座に回収すると、次々に相手GKを脅かした。先制は7分、ラインを上げてきたマジョルカの裏を狙うテル・ステーゲンのロングパスにグリーズマンが抜け出して得点。以後も危なげなく試合は進んでいく。



テンポ良くパスがつながる:この数週間でバルサのフットボールは目に見えて改善した。ラキティッチの加わった中盤はポジショニングとリズムが向上し、中央を固めるマジョルカの守備網をテンポの良いパス交換で打開。つながる中盤と前半。これほどにパスで相手を混乱させたのはいつ以来か。クラックの決定力も冴えわたり、17分にはメッシの強烈ロスカがゴール左端に突き刺さり試合を軌道に乗せた。

次々決まるゴラッソ:35分にはサルバ・セビージャのパスを受けたブディミールに決められ点差を縮められたが、そのすぐ後にメッシのロスカが再び決まってマジョルカの希望を消す。全く錆び付く気配を見せない伝家の宝刀。さらに前半終了前には、デ・ヨングとの連携からルイス・スアレスが変態的ヒールシュートでゴールを陥れ4-1。なんという技術と発想だろうか。勝負は決着しハーフタイムを迎えた。

メッシのハットトリック完成:後半は幾分ギアを落としたバルサに対し、マジョルカが前へと出てくる場面もあった。試合の秩序は低下。決定機はさほど許さなかったが、64分には途中出場クチョ・エルナンデスのセンタリングにブディミールが頭で合わせて(高かった!)4-2としている。珍しくテル・ステーゲンの目測が悪かった。ドイツ人守護神はしかし77分、パラドンで失点を阻止。そして83分にはスアレスとの連携からメッシがハットトリックを完成させパーティを締めくくった。

トピックス

止まらぬメッシ:月曜日パリでの式典でルカ・モドリッチの手から受け取った自身6度目のバロンデオロのトロフィーを、この夜は三人の息子たちと地元ファンに披露したメッシ。さらに試合ではハットトリックを達成し世界最高ぶりを改めて示すのだからとてつもない。必殺のロスカが簡単に決まる(ように見える)ので笑ってしまうレベルだ。DFの陰から打ち込まれるシュートをGKが止めることは至難。2-0弾は特にゴラッソだった。

ピチーチ奪還:このマジョルカ戦のハットトリックによってラ・リーガでのメッシの得点数は「12」となり、「11」のカリム・ベンゼマを上回って得点王ランキングで首位に立った。怪我で最初の5試合を欠場しながら、あっさりといつもの定位置に戻る。

ハットトリック数でCR7超え:ラ・リーガで通算35回目となるハットトリックをやってのけたレオ・メッシクリスティアノ・ロナウドの記録を塗り替えた。

とんでもないヒールシュートルイス・スアレスがまたとんでもないゴールを決めた。ペナルティエリア内でデ・ヨングのパスを受けると、ゴールを背を向けながら力強くかかとでボールを叩き、GKレイナの頭上を抜いたルイシート。よくあんな発想が出てくるものだと感心する。カンプノウは呆気にとられつつも盛大な拍手でスアレスを称えた。

守護神のゴールアシストパス:バルサの先制点は、GKテル・ステーゲンの抜け目ないロングパスから。7分、相手CKが終わってからのゴールキックの際、左前線にいるグリジへと向けて長いボールを送り、裏へと抜け出したグリーズマンが巧みなコース取りで前進、最後はGKレイナを浮き球シュートで料理した。グリーズマンはいつもよくこういうパスを狙っている。

アントワン・グリースマン「前方にスペースが見えたのでマークを外し、ボールコントロールによってあとはGKひとりになった。どうやって仕上げをしようかと考える時間があった
「(トリデンテについて)僕らは理解し合いためにここにいるし、僕は勉強を続けている。僕らは試合のたびに良くなっている

復活のラキティッチ:イバン・ラキティッチが3試合連続となる先発出場で抜群のパフォーマンスを示した。アルトゥールの欠場があったとはいえ、バルベルデの鉄板メンバーに復活か。メッシや右サイドのセルジ・ロベルトとの溶け込み具合は他の追随を許さない。状況判断とポジショニング、バランス感覚。

久保に指笛:バルサではなくマドリーを選び、今回はマジョルカ選手としてカンプノウを訪れた久保タケフサに対し、そこそこのバルサファンから指笛が送られた。目立つプレーをしていたので、バルセロナの選手として見たかったものだ。
「指笛はファンの決断したこと。僕は僕の決断をしたし、彼らには僕に指笛を鳴らす権利があって、僕はそれに相応しいと思う。でも拍手もあったし、それは僕に元気をくれるよ」「18歳の子どもじゃなく、ライバルとして見られたことは嬉しく思う」「自分に出来ることを全部やったけれど、不十分だった」




FC Barcelona RCD Mallorca
5 2
7 de Diciembre 2019 – Sabado 21:00 h
Camp Nou
:71,072
Goles
Griezmann (7)  
Messi (17)  
  Budimir (35)
Messi (41)  
Suárez (43)  
  Budimir (64)
Messi (83)  
Titular
Ter Stegen【7】 Reina
Sergi Roberto【8】 Gámez
Piqué【6】 Valjent
Lenglet【6】 Raillo
Junior【5】 Sastre
Busquets【8】 Dani Rodríguez
Rakitic【8】 Baba
De Jong【7】 Febas
Messi (c)【9】 Salva Sevilla
Griezmann【8】 Budimir
Suárerz【8】 Kubo
Cambios
De Jong→
Arturo Vidal【5】(64)
Salva Sevilla→
Cucho Hernández (59)
Rakitic→
Aleñá【5】(72)
Baba→
Señe (71)
Griezmann→
Carles Pérez【5】(85)
Budmir→
Abdon (85)
Entrenadores
Ernesto Valverde【5】 Vicente Moreno Peris
Arbitro
Munuera Montero (andaluz)
Tarjetas
Sergi Roberto (8)  
Piqué (67)  
Arturo Vidal (79)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
4 1 5

Golesredcard

2 1 1
12 13 25 (17)

Tiros a puertaredcard

9 (3) 6 3
5 5 10

Ocasiones de Golredcard

3 2 1
4 4 8

Cornersredcard

4 3 1
0 2 2

Fueras de juegosredcard

0 0 0
    715

pasesredcard

363    
67% 65% 66% Posesion del Balon 34% 35% 33%
6 9 15

Faltasredcard

10 5 5
1 2 3

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

セメド、アルトゥール、デンベレ、ジョルディ・アルバ、アンス・ファティが負傷欠場。
ネト、トディボ、ワゲ、アラニャー、ビダル、ウンティティ、カルラス・ペレスがベンチスタート。

(負傷者の影響もあるが)落ち着くところに落ち着いた感のある先発イレブン。イバン・ラキティッチが3試合連続で先発起用され、中盤のバランスが非常によかった。セルジ・ロベルトやメッシとの関係性も抜群。

選手交替ではインテリオールの2人(デ・ヨングとラキティッチ)に替えてまずはアルトゥロ・ビダル、続いてカルラス・アラニャーが起用された。
3人目はグリーズマンからカルラス・ペレス。

Titular Final
先発時 終了時
 

2019年12月8日(日)、マジョルカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「黄金のバルサ」

  • 黄金のバルサ(※バロンデオロとかけまして)
  • 今年のベストゲームとゴールリサイタルでメッシの6度目のバロンデオロを祝うチーム
  • → レオのハットトリック(単独ピチーチ)、グリーズマンの致死的カウンター、スアレスのセンセーショナルな超絶ヒール
  • R. マドリー 2-0 エスパニョール
    ベルナベウは容赦せず
    バランとベンゼマのゴールがエスパニョールを打ちのめす

SPORT「メッシは決して引退しないだろう」

  • メッシは決して引退しないだろう(※バロンデオロ式典でのスピーチにかけて)
  • → クラックが再び輝くパフォーマンスを見せ、リーガで35度目のハットトリックで試合を決めた
  • → バルサが首位をキープし、前半のプレー内容はシーズン最高
  • レオが6度目のバロンデオロを披露

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