ラ・リーガの残り3試合どころか、1つめで危うくなったクーマンの立場
監督の説明を受けるため、ラポルタが早急に話し合いの場を持つという
レオ・メッシがラ・カルトゥハで国王杯を掲げたのがもう遠い昔のよう・・・ あれから約1ヶ月、クーマンバルサを取り巻く空気は大きく変化しました。残念なことに、悪い方に。コパを獲り、ラ・リーガでも逆転可能だ二冠だと沸いていたのは春の夢だった。以後は首位取りの懸かったグラナダ戦で敗れ、勝利あるのみのアトレティコ戦とレバンテ戦で引き分け、この2週間でロナルド・クーマンの立場はかなり微妙になっています。
優勝候補だったのに、急降下
アトレティコ・デ・マドリーの思わぬ失速により、勝てばラ・リーガの首位奪取が叶っていた第33節のグラナダ戦。メッシとグリーズマンの美しい連携が決まり、先制に成功しながらも、呆気なく2失点して敗れたあの試合でジョアン・ラポルタはロナルド・クーマン続投に疑念を抱いたそうです。
その次のバレンシア戦にはどうにかこうにか逆転勝ち(2-3)したものの、アトレティコとの直接対決は勝敗判定があれば負けていたであろう引き分け(0-0)で、先日のレバンテ戦も二度追い付かれる印象の悪い引き分け(3-3)。
残り8試合に全部勝てば優勝や~~と意気込んでいたのはなんだったのかという急停止ぶりで、ラ・リーガ優勝の可能性はもやは風前の灯火となっています。
1ヶ月前にはラ・リーガ優勝の本命とまで言われていたバルサが、どうしてこんなことになったのか。その見解をクーマンの口から直接聞くべく、ジョアン・ラポルタが今日(13日)にも話し合いの場を設けるようです。
監督の分析を会長は知りたい
クーマンはレバンテ戦の前日会見にて、「会長と話をするのはシーズンが終わってからになるだろう」と語っていました。「いま大事なのはラ・リーガで、私の将来ではない」と。
しかしこの1週間の結果によって、そのラ・リーガ優勝を信じ続けるのはユートピアとなってしまった。会長はいったいチームに何が起こっているのか、その説明を監督から聞くべく早い面談を望んでいます。担当副会長を送るのではなく、自ら赴くのがラポルタ流です。
2021年に入ってから、クーマンバルサは好調でした。
コパ決勝までのリーグ戦14試合は、12勝1分1敗(マドリーに負けた)で来ていた。なのにタイトル獲得後は調子を落とし、6試合で3勝2分1敗ですからね・・・ 二冠が現実味を帯び、モチベーションが上がっているはずの最終ストレートで結果が出なくなっている理由を、ミステルはどのように分析しているのでしょうか。
特に失敗に終わったグラナダ戦、アトレティコ戦、そしてレバンテ戦のクーマンなりの分析内容、それをラポルタは知りたがっているようです。みんなだって知りたい。
今回は情報収集の機会なので、決定は理事会へと持ち帰りになります。理事会内部でウェンブリーの英雄続投に対する疑念がむくむくと育っているのは間違いないでしょう。かといって後任に誰を呼ぶのかといえば見当がつかない。クーマンは良い仕事もしてますからね。。。
たとえば、一時はラ・リーガで19試合無敗(アウェイ9連勝)なんて成果もあげています。若手を起用してコパも獲得している。監督としてはそのあたりも評価されて然るべきだと考えてるでしょうし、尤もなことです。
就任時に期待されていた以上のことはやってくれている。でも勝点の落とし方が、来季もこうだとダメだと不安にさせる。バルトメウの事情でいろいろ制限をかけての1年目でしたから、プランニングから参加している2年目は見てもいいかな・・・とは思いますがどうなりますか。
コメント
まあ微妙ですけど、結局お金無いんで、クーマン続投になりそうです…
今空いてる監督にしても、正直微妙な感じですし、チャビも契約延長を決めました。
チャビは「バルサから声が掛かったら」という特約事項を契約に盛り込んでるので可能性が無い訳じゃないでしょうが、契約決めた直後に解除させるのも微妙です。
ですが本当かどうか分からない大型スポンサーの噂とか、クーマンの分析を聞いたラポルタの危機感とか、メッシの動向とか、スーパーリーグ騒動のペナルティとか、コロナの状況とか…と、状況を変えそうな話には事欠かない。
ラポルタの決断次第ですが、どうなる事やら。
続投一択
監督のなり手がいない
バルベルデ以後、簡単に首切り過ぎ、代えればいいというものじゃない
クーマンがいいとかじゃなくて、切りたくてもきれない、ということ