三人は良い雰囲気で話し合い、チームの現状分析を行ったという
会長も選手たちも、もっと勇敢な采配を望んでいる模様
シウタ・デ・バレンシアでの落胆を呼ぶエンパテ(3-3)から2日、FCバルセロナ会長ジョアン・ラポルタがロナルド・クーマンとの面談を行いました。場所はバルセロナ市内のレストランで、ラファエル・ユステ副会長とともにチームの現状について見解を訊ねたのだという。食事会は和やかな雰囲気で行われ、意見交換もなされた模様です。
詰めかけた報道陣
ジョアン・ラポルタがロナルド・クーマンと某レストラン(Vía Veneto)でお昼を共にした、これは事実です。両者(とユステ)がお店から出てくるところを、多数の報道陣が取り囲んでいる。ラポルタたちの入店情報を聞きつけ、報道陣が詰めかけたのでしょう。結構な密です^^; 昼食会は2時間半に及んでいます。
レストランから出てきた主役の3人は、特にコメントを残すことなく、同じ車に乗り込んでその場を後にしました。クーマンの表情は柔らかいです。
ここまでは、多数の目撃者がいる事実。MDやSPORTにはレストラン内での会話内容についても書かれていますが、推測が多く含まれているでしょう。ミシュラン星を取っている名店が客の会話をリークすることはないでしょうから、近くの席に密偵を送り込みましたかね。 個室を取ってそうですけど。
和やかなる雰囲気で
MDやSPORTが「我々が知り得たところによると」と伝えているのは、会長・副会長・監督による昼食会は和やかな雰囲気で行われたことです。
ラ・リーガ優勝の有力候補に躍り出ていたバルセロナが、どうしてグラナダ戦、アトレティコ戦、レバンテ戦で取りこぼし、タイトルの可能性を自ら摘んでしまったのか、その分析や見解をラポルタはクーマンから直接聞こうとした。
その説明がラポルタたちを納得させたかどうかは、いずれ判ることでしょう。
監督の将来については話題に上っていない模様。つまり監督は会長からの続投内定も解任の可能性もなにも伝えられていないことになります。
会長から監督への質問
MDはまた、ラポルタからクーマンに対して、来シーズンはチームがプレーのアイデンティティを取り戻すためにリスクを受け入れる心づもりはあるかとの質問がなされたと記しています。クラブのスポーツ部門にはバルサにはもっと攻撃的にプレーしてほしい、3-5-2で満足してほしくないとの強い意見があるらしく。監督としては、それなりの選手がいれば・・・みたいなとこですよね。
同紙はほかにも、三人は夏の補強・放出についても意見交換し、その多くで考えが一致していたそうです。会長たちは特に、ベテラン選手の役割についての意見を求めたのだという。ピケ、アルバ、セルヒオあたりでしょう。
そういったMDの記事が確かだとすると、わりと続投なのかなという印象です。後任がマーケットにいるか、契約解除による賠償金の問題もありますから。
ラポルタたちとしても、クーマンがバルトメウ一味の作り出した惨状を承知で仕事を引き受け、問題山積の中からチームをここまで立ち直らせてきたことは評価しています。たぶん。未来を担うべき若者たちも、先代監督たちよりずっと起用し続け育ててきた。
そういった良かった点も、ダメだった点も、すべてをカッカしていない状態で分析し、来季もクーマンにチーム指揮を任せるのがベターかどうかをこれから決めていくことになります。
カピタンたちの意見も聴取するのなら、SPORT曰く、ロッカールームはクマさんの仕事ぶりをとても肯定的に捉えているとのことです。
コメント
現状にそぐわない話が出てない感じなら、それで良いと思います。
今のバルサに余裕は無いですし。
ただメッシがいる内に、CLもう一度取りたい。メッシの花道を作ってほしい。
その目標を考えると、来季クーマン政権では無理そうでも、その次チャビは準備期間で、チャビ二年目辺りが勝負所になるか。
経済回復したら、仲の良いラポルタならまさかのペップ頼みも。
まぁ、1人のしがない社会人として(笑)、成し遂げたことはちゃんと評価してやってほしいな。例えそれが1年分の契約の前買い上げであったとしても…。って、そんな余分なおカネはないのかな。
上積み、上積み…どうでしょうね、メッシをもう一度世界一にふさわしいところに掲げたい気持ちがとってもある一方、彼がいる限りは戦術的なことはあくまで微調整にすぎないのかなとも思います。全てを手に入れたベテラン達を、何をもってもう一度夢中にさせることができるのでしょうね。
現在ほど体が整うと、またトップオブトップを狙ってほしい気持ちが出てきてしまうのが我ながら現金と感じる…。シーズン前には2,3年の凋落は覚悟しようと思っていたのに(笑)。