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ウンティティは残留へ向かう:ならば今後はどう扱われるのか

構想外だと公の場で宣告した選手を、残留の場合、一転して使うのか
セントラル陣が万全ではない今週末の試合でクーマンの方針が分かる

元々すごく好きな選手だったんだけれど、今はもうメディアで名前を見かけるのも辛い・・・ それがサムエル・ウンティティです。クラブからの放出圧力を2ヶ月以上浴び、監督から戦力外とされながらも、頑として動こうとしないセントラル。選手に移籍の意思がない以上は法廷闘争を覚悟しての契約解除しかなく、それは避けたいバルサが折れる方向に進みそうです。サムとの契約期間、残り2年・・・。

移籍はなさそうな

ジョルディ・アルバとバルサの減給交渉が完了へ、という感謝のニュースが入ってきたその裏で、ため息交じりに話されるのがサムエル・ウンティティの移籍問題です。

金庫事情がとにかく厳しいFCバルセロナは、財政を圧迫する選手給与をどうにかして削減しなければならない。高給選手にはどうにか減給を、監督が構想外とする選手には移籍をお願いするところです。構想外で高給となれば、なおさら・・・。

しかしラポルタ理事会は、この夏二度目となる白旗の危機に迫られています。
一度目はレオ・メッシ残留を断念した際。そして二度目がサムエル・ウンティティ移籍先探し。見つからないんですよ、サムの給与条件を維持しながら欲しがってくれるビッグクラブが。マテウス方式による契約解除も、法廷闘争を嫌って選択肢から外れた模様。
結局行き着くところは、市場価値に見合わぬ給与によって不良債権化する中堅選手、です。

残留として、今後の扱いはどうなる

ウンティティ移籍に関する記事は、おそらく読んでいても大して楽しくはないものと推察しますし、書いていても全然楽しくありません。途中まであれこれと書いていたのですが、それらはすべてカットすることとします。
じゃあどこに興味を抱くかといえば、もう彼が残留するものとした場合、クラブや監督がどう扱っていくのだろうかという点です。

ウスマン・デンベレの場合:2022年6月までの契約を延長せずにフリーエージェントになろうとするのなら、一年間スタンドでからからになるまで天日干し。選手は交渉に応じる構え。
イライシュ・モリバの場合:上に同じだが、選手は交渉に応じる気がない。

ではサムエル・ウンティティがクラブからの圧力をのらりくらりとかわし、残留した場合はどうしますでしょうか。ハッキリものを言える監督ロナルド・クーマンが「唯一の左セントラルはラングレ」(アスレティック戦前日会見)と語り、公の場で構想外宣言した選手ですからね・・・ 一転して戦力とするのか、一貫性を持たせて構想外とし続けるのか。
高い選手なので腐らせるくらいなら使うのか、よほどの状況でないかぎりは外していくのか。

ヘタフェ戦の招集リストは

緊急の問題として、今週末(8月22日)に控えたヘタフェ戦があります。
先週末のアスレティック戦でジェラール・ピケがふくらはぎを傷めて医務室へ行き、エリク・ガルシアはレッドカードで出場停止。先発はロナルド・アラウホクレメン・ラングレを起用すれば良いとして、アクシデント発生時のための備えにはクーマンはどんな選択をするでしょうか。

ひとつ、オリンピックで二度負傷したオスカル・ミンゲサの復帰を、予定より早める。カンテラーノは昨日のグループ練習をフルでこなしており、週末には出場許可をもらうでしょう。
ひとつ、構想外のウンティティを招集する。
ひとつ、フレンキー・デ・ヨングを最終列に下げることで対処し、どちらも呼ばない。

ミンゲサのリスクを避けるなら、ウンティティです。
たとえ1週間前に構想外だと言った選手でも、緊急時の保険としてならベンチに置けばよい。でも一度構想外にしたなら、もう居ないものして呼ばないかもしれない。もしもの時の備えであるなら、怪我明けとはいえミンゲサで良いですから。

クーマンはアスレティック戦の前日会見にて「今季ピアニッチウンティティが出場するのは非常に難しいだろう」と言っています。セントラルが2人同時に欠けることなんてそう珍しくはないので、3人不在でようやく招集あたりが「非常に難しい」レベルか。ヘタフェ戦の招集リストでそれらも示されるでしょう。

これがかつて“2016/17シーズン補強の唯一の成功”と称賛されていた選手の現在かと思うと、泣けてきます。どっちが好きかと言えば、ぶっちゃけるとラングレよりサムなんですけどね(汗)なので余計に切ない。契約期間があと2シーズン残っているのも含めて。

 

コメント

  1. バルサ より:

    2018WCまでのパフォーマンスを考えると復活を期待したくなってしまいますが、不可逆的な怪我、パフォーマンス低下なのでしょうか?
    老け込む年齢でもないと思うので、ここまで言われてるのがピンと来ていません。
    数試合見ただけで、現場を見ていないので何とも言えませんが…

  2. silver より:

     Minguezaの復帰は焦って欲しくはないですね、バルサはシーズン途中でセントラルが火の車になることが多いので…
    Minguezaには万全の状態で復帰して欲しいなぁと考えております。

    確かにヘタフェとの一戦でUmtitiを招集するかしないか、ここは今後の扱いを決める目安になると思います。
    セントラルとしては6番手だがチーム事情が厳しければ使うのか、完全に戦力として扱わないのか、このゲームの招集メンバーがどうなるか見てみましょう。

     個人的にもUmtitiは好きな選手なので、継続して出場できるチームに移籍して欲しいです。このままバルサにいてもかつてのキレが戻ることはないと思ってしまいますね。

  3. サイ より:

    ウンティティW杯捨てたんですかね。ベンチにいながらに高給2年間契約どうりに貰う。実際もしこうなったら普通に貰えるんでしょうか。朝起きてグランドに行って練習して帰宅。試合ではスタンドかベンチ。デンベレですが売れないからフリーでクラブから出て行ってもらった方がベストだと思います。また数年高年俸契約して当然の様に怪我されたらもう嫌です。我慢の限界です。

  4. トム より:

    ケガ前は本当に頼りになる存在だったのですがね…。
    WC強行出場から、全てが狂ってしまった。

    ウムティティは、既にCBとしては高年俸に見合う選手ではないのが見てれば分かりますので、本人が減給しない限りは他クラブも欲しがらないでしょう。
    半額の給料でレンタルとしても、欲しがる所があるかどうか。
    ケガで一年棒に振って、その後数試合で調子も取り戻せず、もう他に行ってくれとお願いされても給料の為に残ると言い切れる選手は、もうどうにもなりません。
    チームにとっても悪影響しか残さないので、ベンチからも練習からも遠ざけた方が良いと思います。
    下手に使おうとすると、今後の他の選手とクラブの関係にまで悪影響を及ぼしかねません。

    既にCBは5人いて、困った時のカンテラーノBチームもあります。
    ウムティティを呼ぶくらいなら、Bからさらに一人呼んだ方が良いと思います。

  5. アメドリ より:

    たしかに気が重いトピックですね。
    フランキーでいいかなと思います。
    ニコあたりに中盤やらせてもいいかなと。

  6. ロンド より:

    ピケ、エリガルを軸にアラウホ、ラングレも使う。さらにミンゲサもフレンキーもいける。
    Bではコマス、ミンゴ(左利き)が控えガビ世代のアルメイダも有望株
    セントラルは人材豊富なのでウムティティに居場所はない
    ワールドカップ前のウムティティは本当に頼りになったので残念です。何でこんなにパフォーマンスが落ちてしまったんだろう。対人も弱いし、パスもさっぱりで。一つの怪我でこんなに変わってしまうとは

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