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トディボを伸ばすためにどうすれば良いか

実戦のリズムを手にしたい19歳セントラル
バルサで第4のセントラルか、武者修行か・・・

マタイス・デ・リフトがどこのクラブを移籍先に選ぶのか。バルサが選ばれる可能性は低そう、との各種報道に、心の準備はしつつも希望を捨てずにやきもきしているバルセロニスタですが、セントラルで忘れてならないのはジャンクレール・トディボです。

デ・リフトと同じ19歳で、大化けしそうな気配を備えたフランスU-20代表。すでに完成形かと思わせるオランダ代表がどうあれ、バルセロナは彼も大事に育てなければもったいない。ではまずは来季、トディボをどうやって育てていこうか、という話です。

若手は試合に出てこそ

ジャンクレール・トディボにかぎらず、若手選手が成長する上で重要なのは試合に出ることです。どんなに優れた資質を持っていても、ゲームに出て磨いていかないことには輝いていかない。
少し前まで参加していたU-20ムンディアル(W杯)でも、この半年間の試合出場の少なさが響いたようで、活躍することなく終了になってしまったようです(グループステージの第3戦に先発するも、31分に負傷交代)。

2018/19シーズンのバルサでの試合出場は、ラ・リーガ第32節 SDウエスカ戦(0-0)での90分間と、第36節 セルタ・デ・ビーゴ戦(2-0)の68分間、合計158分だけ。
移籍前、トゥールーズでは2018年11月3日のストラスブール戦が最後の出場でしたから(そして2ヶ月干された)、いくらクラックたちと毎日トレーニングしていても、なかなか良いパフォーマンスは出せません。

プレミアリーグはなさそう

そこで、です。トディボは来季、少なくとも15-20試合にプレーできるチームを探していると6月18日のSPORTはいいます。
期待株であるトディボにはいくつもの期限付き移籍オファーが届いているそうですが、実戦経験が積めて、かつプレースタイルが有益なクラブにしかOKを出さないのがトディボや彼周辺の考えだそうで。

そういったことから、フットボールが全然違い適応が容易ではないプレミアリーグを、トディボは良い修業先とは見ていないとのことです。

というか、若手の修業先としてアヤックスと提携することになった話はどうなったか。

武者修行して上手くいくのか

武者修行を経てから、バルサで主力となったケースが見当たらないのも気になります。

ジェラール・ピケジョルディ・アルバは一度バルサを離れてから戻ってきた口ですが、どちらもバルサとの契約を打ち切って完全移籍した後の呼び戻し。その他は修行という名の片道切符か、晴れて戻ってきてもカンプノウでは開花せず、のどちらかです。
本当の期待株は、わざわざ外に出しませんから。

7月14日に始まるプレシーズンに参加することは決まっているので、もしここでバルベルデの信頼を勝ち取れば、夏以降も第4セントラルとしてバルセロナに残ることがベターかもしれない。
もしデ・リフトを獲得できない場合は、別のセントラルを加入させないことを強化技術部はもう決定しており、カンテラーノを使う以外はトディボを残すしかないでしょう。

第4といっても、右利きのトディボはピケの控えですから(左はウンティティとラングレの競争)、デ・リフトがこなければ希望する15試合出場はあるかもしれな・・・・・・ いや、ないか。
あのデ・リフトですら出場時間を懸念する競争相手、ピッケンバウアーの2018/19シーズン出場は合計8試合(ラ・リーガで3、チャンピオンズ1、コパで4)ですからね・・・。

バルサのセントラルは負傷者が出てしょっちゅう火の車になっていることからすると、「ここでトディボがいれば・・・」みたいな状況はわりと発生しそうではありますが。15試合となると難しいか。やっぱりアヤックスで試合に出られそうなら行って、バルサの急場はカンテラーノで対応が良いか。ただし監督はバルベルデ。はう。

ちなみに少し前のMD紙は「トディボは最近ぼんやりが増えて、ピッチ外での振る舞いが適切ではないことがあった」とも報じていまして、そのあたりも含めて若者を良い道へと導ける選択肢が見つかりますように。

 

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