苦しみながらも、引き分けに持ち込む。
後半の選手交代から反撃を開始したチャビチーム。
華麗な連携からのフェランの貴重な同点弾。
ヨーロッパリーグ制覇を目指すバルサの前に、またも立ちはだかる強力なチーム。これは単なる不運か、それとも主催者の意地悪か・・・フランクフルトもまたチャンピオンズ級と言って差し支えないライバルだった。高いインテンシティとフィジカルを武器に、バルサを苦しめたドイツチーム。内容が優れない中でも引き分けを持ち帰れたのは収穫であり、チャビチームの成長と言えよう。準決勝への切符の行方は来週のカンプノウ対決で決まる。
試合 覚え書き (雑)
●前日会見にてフランクフルトの危険さを再三指摘していたチャビだが、試合開始とともにその警告が本当であったと分かる。序盤は明らかにドイツチームのペース。彼らの速攻は非常に効果的で、仕上げの精度があれば少なくとも1点は奪えていたことだろう。相手のインテンシティ高いプレーに、バルサはボールをつなげなかった。完全に消えていたぺドリ。存在感のあった鎌田。
●どうにかこうにか持ち堪えていた守りが、ついに破られたかと思ったのは38分のことだ。エリア内でのブスケツのチャージがファールとされ、PKを指示する主審。幸いVARチェックによってPKは取り消され(ブスケツは正当にボールに触っていた)、バルサは0-0のまま前半を終えている。一方で不運だったのはピケが内転筋を痛め、23分でピッチを去らざるを得なかったこと。
●後半開始から間もなく、フランクフルトはついに先制点を手にする。押し込んで得たCKを活かし、こぼれ球を受けたKnauffが豪快にミドルを蹴り込み1-0。ドイツチームはその2分後にもLindstromが決定機を作っており、これが決まっていたらバルサは敗北が濃厚だったかもしれない。これだけ崩されるバルサは久しぶりだ。
●バルセロナは選手交代により、必要とされたリアクションを示す。アダマとガビに代えて、デンベレとフレンキーを投入。この2人が入ったことでバルサはより良い形でボールを持てるようになり(ぺドリが姿を表すようになり)、66分にはフレンキーとの連携からフェランの同点弾が決まるのだった。
●引き分け後、試合の主導権はバルサに移った。78分には2枚目のイエローカードでTutaが退場。1人多くなったバルサはフランクフルトの圧力をかわしつつ、逆転弾を狙い続けたのだが、これといった好機は作り出せずにそのまま1-1で試合を終えている。
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トピックス
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Europa League | 1/4 final, ida | |
7 de Abril 2022 – jueves 21:00 h Frankfurt Stadion:48,000 |
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Eintracht Frankfurt | FC Barcelona |
1 | 1 |
Goles | |
Knauff (48) | |
Ferran (66) | |
Titular | |
Trapp | 【5】Ter Stegen |
Tuta | 【6】Araujo |
Hintergger | 【5】Piqué |
N’Dicka | 【5】Eric |
Knauff | 【6】Jordi Alba |
Jakic | 【5】Busquets (c) |
Sow | 【5】Pedri |
Kostic | 【6】Gavi |
Lindstrom | 【6】Adama |
Kamada | 【7】Ferran |
Borré | 【5】Aubameyang |
Cambio | |
Hauge Lindstrom (73) |
【5】Lenglet Piqué (23) |
Touré Kamada (80) |
【7】Frenkie Gavi (62) |
Ache Borré (89) |
【6】Dembélé Adama (62) |
Rode Jakic (89) |
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Entrenadores | |
Oliver Glasner | Xavi Hernández |
Arbitro | |
Srajan Jovanovic (serbio) | |
Tarjetas | |
Kostic (45+2) | |
Tuta (61) | |
Tuta (78DA) | |
Jakic (82) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
8 | 8 | 16 (5) |
Tiros a puerta |
7 (4) | 5 | 2 |
1 | 2 | 3 |
Ocasiones de Gol |
2 | 1 | 1 |
3 | 3 | 6 |
Corners |
6 | 4 | 2 |
4 | 1 | 5 |
Fueras de juegos |
1 | 0 | 1 |
165 | 318 |
pases |
648 | 287 | ||
37.1% | 30.9% | 33.7% | Posesion del Balon | 66.3% | 69.1% | 62.9% |
141 | perdidas de balon | 160 | ||||
72 | recuperaciones de balon | 74 | ||||
6 | 9 | 15 |
Faltas |
3 | 1 | 2 |
1 | 1 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
デスト、メンフィス、アンス、セルジ・ロベルト、ウンティティが負傷中。ルークはCOVID陽性反応。アルベスは登録外。 ネト、リキ・プッチ、デンベレ、ブライスウェイト、ラングレ、フレンキー、ミンゲサ、ニコ、バルデ、アルナウ・テナスがベンチスタート。 デンベレとフレンキーが控えとなり、ガビとアダマが先発起用された。 交代の1人目はアクシデントによるもので、23分、内転筋を痛めたピケに代わってラングレ。エリクが右セントラルとなっている。 |
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Titular | Final |
2022年4月08日(金)、フランクフルト戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。
MD「リアクション間に合う」
- ■ リアクション間に合う
- → フェランのゴールがフランクフルトでのバルサを救う。ホームチームに苦しめられ、準決勝行きはカンプノウで決着へ
- → 縦に強く野心的なドイツチームがKnauffの得点で先行し、テル・ステーゲンを脅かした
- ■ ピケが内転筋の違和感で途中交代
SPORT「黄金の引き分け」
- ■ 黄金の引き分け
- → フェラン・トーレス弾で同点とし、カンプノウで勝ち抜け決定に向け順調
- → ドイツチームの強靭なフィジカルとスピードに苦しむも、良い結果を得たバルサ
コメント
序盤からパスが全く繋がらない、厳しい試合展開でした。
ピケからサイドへの始めのパスからしてカットされまくりで、全体的におかしかったですね。
アウェイでこうなる時は、大体芝を悪くされて水も撒かれない感じですが、今回も例に漏れなかったようです。
ピケも早々に負傷交代ですが、芝が悪い中で無理をする事はないでしょう。
アダマも良くなかったですが、そもそも組み立てからできてない試合でした。
それでも終わってみれば、ポゼッションは60%以上、バルサらしい繋ぎからのフェランのパスワークゴラッソ、最後は相手に退場者一人出させて圧倒してのエンパテと、中々の結果に終わりました。
逆境でも何とかしてくれたチームに感謝です。
次は芝を完全に整えられるカンプノウが待ってます。
耐えた分を爆発させてもらいましょう。