バルサが3万ユーロを負担することで市と合意。
2013/14シーズン最初の公式戦となったレバンテ戦に7-0で完勝し、士気上がるバルサ。次なる挑戦はアトレチコ・マドリーとのスーペルコパなのですが、28日(水)にカンプノウで開催されるブエルタ(第2戦)で実は、場外での問題が生じていました。今年のスーペルコパは2試合ともに23時キックオフなのですが、バルセロナ市が先日、終電(0時)の延長は行わないとの発表を行っていたのです。試合終了は早くても1時前ですし、もし延長に突入すればさらに遅くなりますから、地下鉄で来場した観客は帰る足がない。しかし19日、FCバルセロナと市がメトロの延長運行で合意し、これでとりあえずは解決というお話です。
帰る足がない!
バルセロナ市の地下鉄は通常、平日と日曜祭日は深夜0時で終了となります。スーペルコパは水曜なので、当然これに該当。なのでメトロで帰宅しようと思えば、前半だけ見てダッシュで駅に向かわなければなりません。ただでさえ平日深夜なのに公共交通もないとなれば、スタジアムの観客動員が大きな影響を受けること必至です(カンプノウを訪れる観客の半分以上は地下鉄を利用する)。
バルセロナ交通局が延長運行を渋っていたのは、それによって経費が発生するからです。そこで今回、バルサは終電の延長で生じるという3万ユーロを負担することで合意。無事メトロは深夜に家路へと向かう観客たちを運べることになりました。遠方のファンはそれでも帰りつけないでしょうが・・・。
そもそも問題の発端となっているのは、23時キックオフという日本ではちょっとありえない時間設定です。これは“我々と同じ時間には試合をしてはならぬ!”というUEFA様の規約によるもので、スーペルコパの日は折り悪くチャンピオンズの予選とガチンコ。チャンピオンズは例によって20時45分開始ですから終了は22時30分頃となり、スーペルコパは23時キックオフとなった次第です。
バルセロナのチャビエル・トリアス市長は2週間前、スペインフットボル連盟に対し、もっとマトモな時間に試合を始めるよう変更を申し出たそうですが、UEFA様の決まりには逆らえないために却下。そこから市とバルサは問題解決のための策を話し合い、クラブが費用を援助することでまとまったのでした。それでも23時なんて、子供たちはまず来れない。平日なので社会人にも厳しい。いつもながら、このUEFA様の規約はなんとかならんもんですかね。そしてそうなると分かっていてこの日を選び、特に対策も練らなかったRFEF。以上、ほぼドウデモ情報でした。
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