まずはトップチームの11人とバルサBの13人で。
2014年ムンディアルがドイツ優勝で幕を閉じ、そこから一夜明けた14日(月)、ルイス・エンリケ率いるFCバルセロナトップチームの2014/15プレシーズンが始まりました。ムンディアリスタたちはまだバケーションの途中なので、この日シウター・エスポルティーバに集いしは、これからチームへの定着を目指す若者たちが中心。テル・ステーゲン、マシップ、モントーヤ、バルトラ、アドリアーノ、セルジ・ロベルト、ラフィーニャ、デウロフェウ、アフェライ、テージョ、ボージャンら11人と、バルサBの12人(パトリック、バグナック、ディアグネ、グリマルド、サンペル、ハリロビッチ、ムニル、サンドロ、ダニ・ニエト、ジョアン・ロマン、ドングウ、アダマ)が、プレシーズン初日恒例のメディカルテストと体力測定を受けています。
明日より朝夕のダブルセッション
各種検査は、トップチーム選手→Bチーム選手の順番で行われました。トップチームの11人のうち、ルイス・エンリケによって戦力とみなされているのは8人。残る3人のテージョ、アフェライ、ボージャンはこの日招集を受けましたが、近日中に他チームへと移籍するであろうメンバーです。
具体的には、クリスティアン・テージョはオポルトへのレンタル移籍が秒読み段階。イブラヒム・アフェライは現在オファー待ちで、ボージャン・ケルキックは当初はここに呼ばれる予定はなかったのですが、直前になって参加が許可されたようです。元9番には4つのクラブ(オリンピアコス、マラガ、デポルティボ、ストークシティ)からオファーが届いているとされています。
一方のフィリアルの若者たち12名ですが、こちらで当初招集される予定でなかったのがポルトガル人セントラルのエドガル・イエ。しかし最終的にルイス・エンリケは彼を近くで見ることにし、トップチームとのプレシーズン参加となりました(ルーチョに呼ばれなかったB選手たちは、エウセビオの指揮下、この月曜よりトレーニングを開始)。
検査を終えた選手たちは、この日はそれで解散。グラウンドでの鬼ルーチョ^^によるトレーニングは15日(火)より開始され、23選手たちは金曜までの4日間、まずは朝夕のダブルセッションでしごかれていく予定です(木曜のみ午前1回セッション)。トレーニングはいずれも、非公開で行われます。土曜日はアンダルシアへと遠征しての、レクレアティボ・ウエルバとの親善試合(コロンビノ杯)。日曜日は、たしか休日です。
アピールチャンスのセントラルたち
毎夏、トップチームのプレシーズンに参加するバルサB選手にとってはこれは監督への絶好のアピールの場となるわけですが、今年一番チャンスになりそうなのはセントラルの選手たちです。カルラス・プジョルが引退し、ジェラール・ピケとハビエル・マスチェラーノが休暇中の今、セントラルはマルク・バルトラのみ。Bチームで主力となっているフランク・バグナック(19)、エドガル・イエ(20)の2人はモチベーションをたぎらせているでしょうし、先日バルサに入団したばかりのセネガル人ディアワンドゥ・ディアグネ(20)も、呼ばれたのはルーチョが見たがっているということです。
ちなみにディアグネはベルギー2部のクラブEUPENからの移籍で、未知の選手なのですが、ベルギーに渡る前はカタールのアスパイア・アカデミー(Aspire Academy)に所属していたのだそうで。アスパイアにはバルサの元コーチも関連してたはずなので、そちら方面の情報による獲得かもしれません。彼はセントラルだけでなく、右ラテラルやピボーテでもプレー可能です。
ポリバレント性でいえば、エドガル・イエは左ラテラルでもプレーでき、スポルティングではそちらが本職だったそうで。是非将来のトップチーム選手となってほしい若者たちなので、本シーズン中にもエンリケからお呼びがかかり、試合に出場できるよう、このプレシーズンが良いアピールの場となりますよう!ガンバ、であります。
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