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ダブルセッション開始…テージョ/モントーヤ現る

若者たち多数で賑やかに。

ルイス・エンリケ率いるバルセロナが、プレシーズンのトレーニングを開始しました。ルーチョ体制3年目となる2016/17シーズンの大目標はやはり、栄光のトリプレーテを達成すること。クラブ史でリーガ3連覇を達成した監督はヨハン・クルイフとペップ・グアルディオラしかいませんから、偉大な先人たちに並ぶこともガッツエンリケにとって大きな目標となりましょう。主力選手たちの大半がまだ休暇中のため、今週はバルサBの若者たちもまた注目を集めます。センセーションを起こすような若い衆が出てくると盛り上がりますので、練習参加だけでは満足しない、野心的なカンテラーノの登場に期待です。

トップチーム9人、バルサBから14人

バルサのトップチームは現在、ルイス・スアレス以外の代表選手たちがごっそりバケーション中につき、FIFAウィークのような寂しい状態となっています。選手がわずか9人では、トレーニングがしにくいですし活気もない。そこでルイス・エンリケはバルサBから選手を呼び、朝夕のダブルセッションを行いました。午前/午後の部に参加したのは、以下の若者たちです。

両方:ホセ・スアレスマルロンマルティネスボルハ・ロペスカルボネルグンバウアラニャペレアアベレドカルドナ
午前だけ:ニリアルファロカマラ。午後だけカプトゥムカマラは違和感が生じたことでカプトゥムが追加招集。うち、フベニールからの昇格組はスアレス、カルボネル、アラニャ、カプトゥムの4人だけで、その他は他クラブからフィリアルへの加入選手です。

少し前にフルミネンセからレンタル移籍してきたブラジル人セントラル、マルロン・サントスが良いガタイをしていて雰囲気がけっこう好み。ウォームアップのロンドでもトップチームの輪に交ざっていましたし、テクニコも期待しているかもしれません。

視線を集めていたのは世界的クラックであるルイス・スアレスと、新加入選手では唯一参加のデニス・スアレス、そしてトップ昇格を果たしたセルジ・サンペールあたり。違った意味で目立っていたのは、クラブからの招集日が8月8日だったけれども自主的に2週間早くやってきたクリスティアン・テージョマルティン・モントーヤでした。

クラブに解決策を求めるプレッシャー

20日(水)、インターネット上に“バルサの初トレーニングが始まったぞ”とのニュースが流れ始めた中で、バルセロニスタに驚かせたのがクリスティアン・テージョマルティン・モントーヤがシウター・エスポルティーバへやってきたことでした。クラブは昨季レンタルに出していた選手たちの招集日を8月8日に設定し、先日の公式ウェブでもそう発表していたからです。二人はメディカルチェックを受け、夕方のトレーニングにも参加しています。

SPORTの情報によると、テージョモントーヤがシウター・エスポルティーバに現れたのは彼らの判断によるもので、監督がもう一度彼らを見てみようと考えたからではありません。では何故、二人はクラブに呼ばれてないのに練習場を訪れ、各セッションをこなしたのか。それは移籍先が見つかるまでフォームを落とさないようにするためには、所属クラブであるバルサの施設を使うのがベストだからだと同紙は言います。所属選手なのですから、彼らは当然その権利を有しています。

テージョモントーヤにはそれぞれ、幾つかのオファーが届いているようです。しかしバルサとの契約にある以上の年俸を出そうとするクラブはほかになく、バルサが移籍金を得ようとしていることもあってなかなか話がまとまらない。問題はバルサが彼らに協力的でないことにある。そこで彼らはサンドロがそうだったように自由移籍にするか、バルサが年俸の一部を負担するなど、選手に好都合な解決策を提示するようプレッシャーをかけているということのようです。

書き方によっては、クラブと選手のどちらでも悪者になり得るケース。デランテロと右ラテラルは安価で強化できるならそうしたいポジションですが、ラ・マシア育ちのテージョモントーヤがその候補ではないってのが寂しいところです。

 

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