まずは二人のスアレスら9選手で始動。
プレシーズンが始まると、いよいよ夏も本番です。この19日(火)には、他のプリメーラチームよりも少し遅れてバルサトップチームのプレシーズンがスタート。ルイス・スアレス、ムニール、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、アレイシ・ビダル、マティエウ、マシップ、デニス・スアレス、そしてサンペールら9選手が恒例の身体/体力検査を受けました。20日からは基礎体力をつけるための朝夕ダブルセッションが開始。29日まで休みなくトレーニングが続けられていきます。代表戦に参加した選手たちは8月1日から順次チームに合流する予定です。
本日より朝夕のダブルセッション
シウター・エスポルティーバの検査室にて、各種検査装置を装着した選手たちが心拍などのデータを測られる光景は、熱い夏がこれから始まることを告げる風物詩です。初夏にシーズンが終わってからの1ヶ月余は、バケーションといえどもプロとして自堕落な生活は送れない。バルサに集うような選手は意識の高さもトップエリートですから、プレシーズンの始まりに向け今や遅しと準備していたことでしょう。
今年のプレシーズンはご存知のように、アメリカ合衆国やらアジアへの集金ツアーがないことが最大の特徴です。その代わりに英国バーミンガム郊外にあるイングランド代表の施設セント・ジョージスパークで5日間の合宿を行い、涼しく落ち着いた環境で存分に土台を作っていく計画。南米と欧州の代表選手たちがほとんど不在になるのは残念ですが、控え組にとってはアドバンテージを得るチャンスですし、底上げになれば春の良い結果にもつながります。バルサBから誰が呼ばれるのかも楽しみの一つです。
ルーチョチームは今日20日(火)よりトレーニングを開始し、セッションは基本的に朝9時半と夕方18時半の2回行われる予定となっています。今週はシウター・エスポルティーバで汗を流し、来週25日(月)からは英国セント・ジョージスパークへ。30日(土)にダブリン(アイルランド)のアビバ・スタジアムでセルティックとの親善試合を行った後、バルセロナへと戻るスケジュールです。
代表選手たち主力は8月以降
8月1日になると、レオ・メッシ、マスチェラーノ、クラウディオ・ブラボらコパアメリカ決勝選手たちと、イニエスタ、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツ、イバン・ラキティッチ、ベルマーレンらエウロコパ出場選手たちがチームに戻ってきます。3日のレスター・シティ戦はさすがに微妙ですが、6日のリバポー戦には多数が出場するでしょう。アルダ・トゥランのみ25日にチームに加わり、英国合宿に参加することになっています。
新加入選手でエウロコパ決勝まで残ったウンティティ、ディニャと、そのフランスに準決勝で敗れたドイツのテル・ステーゲンは8日の合流。これで戦力はほぼ揃い、10日のガンペル杯(対サンプドリア)、14日と17日のスーペルコパ(対セビージャ)への準備を進めていきます。
移籍先を見つけたいソング、テージョ、モントーヤ、ドグラスも8日招集のようですが、同じく“ホットポテト”とされるアドリアーノは昨日から呼ばれています。ハリロビッチも昨日の合流予定でしたが、ハンブルグへの移籍が目前らしく、クラブの許可を得て姿を見せませんでした。リオ五輪に参加するラフィーニャとネイマールは、お勤め終了後の合流です(決勝は21日)。
注目はやはり、エウロコパに参加した選手の中で唯一25日に戻ってくるように求められたアルダ・トゥランでしょう。バルサだけでなく、トルコ代表でも良い働きが出来なかったアルダを“再生”させるべく、今季のルイス・エンリケは彼への要求を高めていくと言われています。母国が大変なことになっていて心配もあるでしょうが、アトレティコ時代の輝きをカンプノウでも是非。
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