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セバージョスはどちらを選ぶ

激しい争奪戦を繰り広げているバルサとマドリー。

レアル・マドリーとFCバルセロナによるダニ・セバージョス(ベティス)争奪戦が発熱してきました。7月4日にバルセロナ系のSPORTとMDが「バルサに接近」と伝えたかと思えば、翌5日はマドリー系のMARCAとASが「選手がマドリーの提案を事実上受け入れた」と報道。それぞれに「優位」との見解を示しているので、選手の言葉があるまでどちらに転ぶのか分からない状況です。セバージョスは昨日代理人と共にベティスとの話し合いを行い、結論は2週間以内に下すと報道陣に語っています。

どちらのメディアも「こちらが優位」

獲得確実と見られていたダニ・セバージョスがバルセロナに横取りされそうだとの情報を聞きつけ、レアル・マドリーがオファー内容を上げた模様です。即戦力として勧誘をしているバルサに比べ、スカッド内に空きがないことが弱点とされていた白組でしたが(契約後、ベティスに1年の期限付き移籍を提案していた)、SPORT紙によると彼らもまたバルサ同様にトップチームの背番号を確約。それに対してMARCAは「選手がOKと言った」、ASは「事実上説得」「あと一歩」と伝えているこの5日です。

しかし一方のバルセロナ系メディアは、セバージョスはすでにバルサのオファーに心を決めているという見解を見せています。SPORT曰く、「ロベルト(バルサSD)は事実上選手を納得させている」「バルサの乱入によって全ては変化した」。MD曰く、「選手の意思はアスルグラナのシャツを着てカンプノウでプレーすること」。これだけバルセロナとマドリーの両陣営が揃って獲得に自信を見せているパターンは珍しく、もしバルサが選ばれれば、かなり気持ちよさそう。

「2週間以内に明らかにする」

そのダニ・セバージョスは昨日、代理人たちと自らの状況を分析した後、今後について話し合うためにベティスのクラブ事務所を訪れました。バルサを選ぶのか、はたまたマドリーなのか、それは分からないセバージョスですが、ハッキリしているのはこの夏で彼が故郷セビージャを離れることでしょう。ベティスはダメ元で契約更新も提案したようですが、選手から良い回答は得られませんでした。

SPORT紙によると、セバージョスの保有権は代理人を務める Bahía Internacional 社も一部持っているらしく、そのあたりも彼の決定には影響してくると思われますが、いずれにせよ最後決断を下すのはセバージョス本人になります。条件はほぼ互角っぽいので、あとは選手の好みとなれば、メッシパワーで青えんじ組ですかね・・・?それともクラブの勢いで白組・・・?

ベティスへのオファーとしましては、彼の契約解除金1,500万ユーロに対して、バルサもマドリーもそれを上回る2,000万ユーロほどを支払う準備がある模様です。

そしてセバージョス本人はこのベティスとの面談後、ウワサを聞きつけやってきた報道陣に対し、「2週間以内に明らかにするよ」とコメント。落ち着いていますか、と訊ねられると「この瞬間に落ち着いているべきはこの僕だからね」と答えています。

 

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