バルサとの契約更新は最善の決断だったとカンテラーノ
FCバルセロナの次世代を担うことが期待されるカンテラの宝石、カルラス・アラニャー。先日クラブとの契約を2020年まで延長し、今季はバルサBで戦うセントロカンピスタ(MF)が、契約更新を決めた理由やBチームでの挑戦、将来のトップ昇格などについてSPORT紙のインタビューで語っています。
まずバルサとの契約更新については、「バルサでプレーしたいという思いは、いつもハッキリしていた」とアラニャーは言います。「バルサは僕の人生のクラブだし、ここで成功したかったんだ。自分にできる最高の決断だったと思う」という彼は、武者修行については考えなかったそうです。
「ローン移籍は計画になかったよ。もし去らなければならないのなら、去っていた。でも僕は残りたかったし、クラブの考えも同じだったんだ。それに(Bチームが)昇格した瞬間から、セグンダAでのプレーが最善だと僕らは知っていたからね」
アラニャーの代理人を務めているのは、同じカルラスの名を持つプジョルと、イバン・デラペーニャのコンビです。「彼らはあらゆることを評価検討し、僕が残ることを好んでいたよ。カルラスにはここ以上の場所はないだろうって言われた」
よりゴールに近いポジション
バルサに残ったカルラス・アラニャーはジェラール・ロペス率いるバルサB(フィリアル)でポジションを少し前に上げ、より決定的場面に絡むようになっているようです。
「クラブからの信頼に、僕は応えなければならない。そのためには一歩前へと進み出て、リーダーとなって、自分の限界に到達し、毎日自分を超えていかなければならないんだ。今はそれをやっていると思うよ。トップチームでプレシーズンを過ごしてBへと戻った時、僕はミスターと、中での自由があるこのポジションでいくと取り決めたんだ。ここは相手エリアに近く、僕の長所であるラストパスが出せるから。僕らはハードに働いてるし、僕はとても快適に感じてる」
そして相手エリアに近づくことで、レオ・メッシのポジションに近づいていると訊ねられたアラニャーはこう明かしました。
「そうだね、ちょっと大げさな響きがあるけど、そういうポジションだから、レオを見るようにしているよ。彼の試合は再放送を含めて全部見ているし、コピーをしてピッチでやれるように頑張ってるんだ。特に見ているのはどういうふうに位置を取っているのか、どういうビジョンを持っているのか・・・ 同じことをするのは不可能だけれどね」
「僕はいつも、自分と同じ特性の手本を探してる。小さな頃のアイドルはデコだったよ。小さな頃、彼が大好きだった。それからはチャビ、イニエスタ、メッシがきて。そういったカサ(家)の選手たちを見るようにしてる」
バルサBで良い仕事をして、チャンス到来を待つ
今季はトップチームの監督がルイス・エンリケからエルネスト・バルベルデへと替わりました。ルーチョの元ではトップデビューを果たしたアラニャーが、チングリに期待するものはなんでしょうか。またトップチームに上るためにするべきこととは。
「プレシーズンをトップチームと行った時、エルネストには戦術的な疑問、どうプレーするのかですごく助けてもらったんだ。中盤でのポジションでは4つの助言をくれたし、それらはとても役立ったよ。おそらくフットボルの見方はルイス・エンリケと違っているから、意見を聞き、彼の望みを知り、彼のすることを信じることだよ」
「バルベルデはカンテラに賭ける監督で、僕は一切の疑いは持っていない。でもトップチームのスカッドは穴がないから、今は昇格するのが難しいよね。セグンダAにいる僕らがすべきなのは、良いプレーをして、自分を必要とされる日のために準備を整えておくことだよ」
「自分の契約解除金がいくらなのか、本当に知らないんだ。僕はフィリアルに3年いることもできるし、トップチームに上がることも、ローンに出ることもできる。あらゆる選択肢があるから、来年のことは考えたくない。自分が最初にしなきゃならないのはフィリアルで良い仕事をすることだ。そうすることが自分をトップチームへと連れて行く道だと思ってる。テクニコは毎週見に来るわけで、必要なのは100%であること。僕は契約を更新して、自分のクラブであるバルサに残れてすごく幸せなんだ。出来るかぎり長くここにいたいね」
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