- ■チャンピオンズリーグ2015決勝。FCバルセロナがユベントスを1-3で下し、クラブ5度目となるヨーロッパチャンピオンに輝く。すでに獲得していたリーガ、コパのタイトルと併せ、主要タイトル三冠を達成した。同一クラブによる二度目のトリプレーテは史上初の快挙。
- ■バルサは5度目のチャンピオンズ制覇を成し遂げたことで、レプリカのトロフィーではなく、オリジナル大耳を永久保持する権利を獲得。2005年にリバポーがこの権利を得ているので、バルサは2006年と2009年にプジョルが、2011年にアビダルが掲げたそのトロフィーをミュージアムに収められる。 [FCB]
- ■FCバルセロナのトリプレーテ達成は2009年に続く2度目で、これはフットボル史上初の偉業。1度三冠を達成したことがあるのはセルティック（1967）、アヤックス（1972）、PSV（1988）、マンチェスター・ユナイテッド（1999）、インテル（2010）、そしてバイエルン（2013）の7チーム。
- ■2度のトリプレーテに参加した選手はチャビ、イニエスタ、メッシ、ピケ、アルベス、ブスケツ、ペドロの7人。 [FCB]
- ■この試合を最後にバルサを離れるチャビ・エルナンデスを、最高の形でチームは送り出す。チャビのバルサでの獲得タイトル数はこれで「25」に。出場試合数はクラブ歴代最多の767。
- ■FCバルセロナはこの10年間で4度チャンピオンズ決勝をプレーし、その全てで勝利。最後にチャンピオンズ決勝で敗れたのは1994年のアテネで、すばらしい勝負強さを見せている。
- ■チャンピオンズ5回優勝はリバポー、バイエルンに並ぶ記録。これ以上の優勝回数はマドリー（10）とミラン（7）しかない。“5度目”はスペイン語でquinta（キンタ）と呼ぶ。豆知識^^
- ■他のプロセクション（バスケットボール、ハンドボール、ローラーホッケー）を含めると、FCバルセロナがヨーロッパ王者に輝いたのはこれが39度目。 [FCB]
- ■メッシ、ネイマール、スアレスによる南米トリデンテの201/15シーズンの総得点は驚異の「122」。内訳はメッシが58、ネイマール39、スアレスが25。
- ■リオネル・メッシは今季のCLで12試合に出場し10ゴール。ネイマール、CR7と並んで大会得点王に輝いた。5アシストは大会単独最多（シュバインシュタイガー、セスク、イニエスタ、アルベス、CR7らが4アシスト）。
- ■ネイマールはハンドの反則があったとして72分のゴールを取り消されたが、終了間際の90+7分にペドロのアシストを受けて再びゴール。試合終了後は“100% JESUS”の鉢巻きをしてタイトルを祝った。
- ■バルサのトリデンテを止めるために、ユベントスはハードなタックルを連発。カードの対象となったのは前半のビダルとポグバのみだったが、もっとたくさん警告を受けてもよかった。メッシは厳しいマークを受けたものの、決定的なプレーで勝利に貢献。
- ■アンドレス・イニエスタがCL決勝戦での最優秀選手に選ばれる。
- ■アンドレス・イニエスタがクラブ史上初となる4度目のチャンピオンズ決勝出場を果たす。チャビ、メッシもまた4度目のCLファイナルではあるが、彼らは怪我のために2006年のパリではプレーしていない。 [FCB] ドンは2009年のローマ決勝では太ももに問題を抱えていたが、負傷覚悟で先発しエトーの先制点をアシスト。92分にペドロと交代するまでほぼフル出場している。
- ■イバン・ラキティッチの開始4分でのゴールは、1959年のマテオス（1分）、2001年のメンディエタ（3分）、2005年のマルディーニ（1分）に次いでチャンピオンズ決勝で4番目に早いゴール記録。バルサでは2009年ローマ決勝でのエトーの9分が最速だった。 [SPORT]
- ■69分にルイス・スアレスの決勝ゴールが決まった瞬間、ルイス・エンリケは“イニエスタッソ”直後のペップのようにピッチサイドを駆けて大喜び^^
- ■試合終了後、カルラス・プジョルがツイッターにて「おめでとうスビ、このトリプレーテはあなたのものでもあるよ！」とつぶやき、1月に解任されたスポーツディレクター（元上司）を称える。
- 凱旋パレード
- ■ルーチョチームは7日（日）19時より、デッキバスに乗ってのパレード（La Rua）を行う。今回のルートはシタウデリャ公園北の凱旋門あたり（Napoles通り）からSant Pere通りを経由してパサジ・ダ・グラシア（Passeig de Gracia）へと向かい、Arago通りを曲がってRoma大通り、Comte d’Urgell、Sarria大通り、そしてDoctor Ignasi Barranquer広場へ行くコース（21時到着予定）。途中で4箇所の声援ポイント？があるらしい。
- ■パレードの後は22時よりカンプノウにてフィエスタが催され、選手たちのスピーチがある。カンプノウのゲートは19時半に開門し、最後はいつものように花火でフィナーレ。カンプノウに入るためには9時～13時にかけ窓口で販売されるチケットが必要。
2015年6月06日（土) ルーチョバルサ、三冠達成す
