M-V リーサル・コネクション

ヨーロッパ酔いに陥ることなく、きっちり勝って優勝へまた前進。

華々しきチャンピオンズの舞台で、ミランを相手に歴史的レモンターダをやってのけた後のリーグ戦。ここで最も警戒すべきは気の緩みによる取りこぼしだったわけですが、バルサ選手たちはその落とし穴へとハマることなく、きっちりと勝点3を確保しています。勝負を決めたのは、レオ・メッシとダビド・ビジャの破壊力溢れるタンデム攻撃。ただし珍しかったのは両ゴレアドールによる3得点がいずれも、カウンターによるゴールだった点であります。状況に応じてはこういう点の獲り方もできることを証明したラージョ戦でありました。

異例、カウンターから3ゴール

自陣でボールを奪い、相手の守備陣が手薄な場合であっても、敢えてカウンターを仕掛けることなく繋いで攻撃を続ける、なんて場面も珍しくはないのがバルサです。それがスタイルであるとは解っていても、時には”もっと速く攻めてもいいのに!”と思うことも正直ある。しかしこのラージョ・バジェカーノ戦でのバルセロナは、スペースを活かした速攻だって可能だということを証明しています。

バルサがカウンターから3得点をあげ勝利した背景には、幾つかのポイントがありました。■まずはラージョが非常に攻撃的なチームで(1試合平均シュート数はプリメーラ2位の15本。バルサは13.5本)、バルサ相手にも勇敢さを失わなかったことで、最終ライン後方に大きなスペースがあったこと。■メッシのフォームがかなり上がっていること。■メッシとビジャの相互理解がばっちりだったことと、二人の決定力の高さ。■勝負どころでのメリハリ。相手の戦術やこちらの状態もあってのことなので、滅多に発生しないパターンの試合でしたが、こういう決め方ももちろん悪くはありません。

(逆にネガティブだったポイントは、またもや怪我をしてしまったアドリアーノと、3-0としてからリズムを落とし、ラージョに反撃を許すと共にタムードに1点を奪われたこと)

ビジャの復活とメッシとの連係

さてこのラージョ戦の勝利によって、バルサのリーガ優勝の可能性はさらに膨らみました。もはやあり得ないほどのクライシスが突如チームを襲わなければ、タイトルを失うことはなくなったと言って過言ではない状況です。ミラン戦の勝利に浮かれて、ティト・ロウラチームがこの星を取りこぼすことを期待した人々もいたでしょうが、残念ながらそうはいかず。選手たちは気を緩めることなくピッチに立つと、エースたちの活躍によって、勇敢なるラージョに3-1で快勝しました(多少ドタバタはしたけれど)。

このシーズン終盤を迎えてのメッシとビジャの復調ほど、バルセロニスタにとって嬉しいことはないでしょう。ここ4試合連続して先発となり、かつミラン戦でゴラッソを決めたことがグアッヘに自信をもたらしているのですが、ラージョ戦ではメッシと何度も抱擁しあい、雰囲気の良さを示したことが、さらにクレを幸せな気持ちにさせてくれています。メッシとビジャのコンビによって3ゴールが紡ぎ出されたことのプラス効果は、計り知れないものがありましょう。特にグアッヘが気迫で守り、その魂を託した(と思う)ボールをレオがゴラッソで仕上げた3点目は、最高に嬉しいゴールでした。

ふたりによるゴールの協演、これからもどんどん是非!

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