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冬の王者:リーガにおけるバルサの覇権は続く

ここ11シーズンで8度目となる、“冬の王者”の称号。 チームを引っ張るのは高火力デュオの破壊力。

先週末のヘタフェ戦に勝利したことで、FCバルセロナが“冬のカンペオン”の称号を手にしました。ラ・リーガ前半戦首位チームに贈られるこの栄誉。称号がタイトルを保証してくれるわけでないとはいえ、気分は良いです。クライシスより、ずっと良い。

上の画像は2019年1月8日のバルセロナスポーツ紙、MDとSPORTの表紙です。「白いクライシス」「21世紀で最悪のマドリー」と、どちらもラ・リーガ優勝争いから脱落する白組の現状を楽しく特集。
その一方で、レオ・メッシとルイス・スアレスふたりの合計得点(16+12=28)がレアル・マドリーのチーム総得点(26)よりも多いことを誇らしく紹介しています。

メッシ+スアレス>プリメーラ16チーム

コリセウム・アルフォンソ・ペレスにおいても、真クラックたちのパンチ力はいかんなく発揮されました。ヘタフェのプレッシングと堅守にバルサは苦労したものの、どうにかしてしまうのがメッシスアレス
特にレオ、この人がチームにいることは特権的です。

レオ・メッシはリーガ第18節終了時点で、16得点をあげランキング首位を走ります。
これはバレンシア、バジャドリー、レガネスのチーム総得点と同じ数字となっていて、ここにランキング2位ルイス・スアレスの12得点を加えると、ラ・リーガの16チームを上回ってしまうという別次元ぶりです。
SPORT紙曰く、「メッシ・スアレスFC」。

クリスティアノを失ったマドリーのパンチ力低下を考えると、バルサの“その後”が怖くなりもしますが・・・ その時はきっとウスマン・デンベレが猛威を振るっていることと期待し、とりあえず今はキラーデュオの破壊力を満喫しておきます。

冬の王者 ≓ 夏の王者

バルサが“冬のカンペオン”となるのは、2008/09シーズン以降で8回目のことだそうです。
2004/05シーズン以降では11回目。近年ではもう、恒例行事といえます。

この称号がタイトルを保証してくれはしない。
けれど、ラ・リーガでは伝統的に冬の王者がそのまま夏の王者になる確率が高い(21世紀では72%)。
ペップチーム以降のバルサでは、2013/14シーズンのタタチーム以外はそのままリーガを制しているので自信をくれます(2014/15は2位から逆転優勝)。

今シーズン序盤のバルセロナは守備が不安定で失点が多く、その結果として勝点も取りこぼしてきましたが、2位アトレティコ・マドリーに5ポイント、3位セビージャに6ポイント、4位アラベス(!)に9ポイント差ですから今後も本命であり続けると期待できましょう。

国内では無類の安定感

ラ・リーガの覇権に目を移しますと、バルサはこの10年間スペインの盟主として君臨しています。

MDのデータによると、398節のうち、バルセロナが首位だったのは63.56%にあたる253節。マドリーは100節(25.12%)だそうで、差は圧倒的です。リーガは議論の余地なくバルサ、なんですよね。

なのに目立つのは、欧州を制覇したチームという昨今。
今季は昨年のようにやらかしてしまうことなく、ワンダ・メトロポリターノでメッシに大耳トロフィーを高々と掲げてほしいです。

このニュースのまとめ

  • ・リーガ得点ランク首位は16得点のメッシ、2位は12得点のスアレス
  • ・ふたりの合計得点28は、プリメーラの16チーム(マドリー含む)より多い
  • ・11年で8度目となる冬の王者(ほぼ優勝と同義語)

 

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