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アビさんの復帰近づく

 

グラウンド練習再開も、もうすぐか。

エリック・アビダルが11月26日、自身のFacebookページで次のようなメッセージを投稿しました。「グラウンドに戻るため働いてるよ!近いうちに会おうフレンズ!」。今月上旬に出演したフランスのテレビ番組において、「フットボルはもう優先事項じゃない」と語っていた彼でしたが、やはりピッチへと戻る夢はそう簡単に終了となるものではありません。彼は現在、毎日のようにシウター・エスポルティーバへと足を運び、復帰へと向けたハードワークを続けています。日ごとに近づく、アビさんの復帰であります。

 

「後半戦には戻ってるだろう」

先週土曜日のSPORT紙に、エリック・アビダルの特集記事が掲載されました。それはインタビューなどきっちりした取材をしたものではなく、彼がシウター・エスポルティーバでの日々の鍛錬を終えて車に乗り込み、帰宅する時に、”やあエリック、調子はどう?”と挨拶を交わし、ファンとのやり取りの様子を大きく膨らますという記事です。

それによれば、アビダルは現在、気力体力共に充実した状態にあります。記事内のサムアップしている写真からも伝わってくる、万事順調の雰囲気。この日もシウター・エスポルティーバにはアイドルたちを出待ちするファンが幾人かいて、快くサインやら写真撮影に応じるアビさんに、あるファンがトップチームにはいつ戻ってくるのか?と訊ねたそうです。それに対する彼の答えは明快なものでした。「シーズンの後半戦には戻ってるだろうね」

アビさんはファンを喜ばすためのリップサービスとしてそう言ったのではなく、本当に復帰が近いと信じているからこそ、そう答えたのでありましょう。実際、定期的に行われている検査においても、彼は予想を上回る回復具合を示しているそうです。

最近は各所でちらほらと見かける写真からも分かるように、体重はすでに平均値へと回復。つまりはエリート選手としての筋肉量も、ベスト時へと着実に戻っていってるということです。となれば、あとはいよいよシウター・エスポルティーバでのグラウンド練習再開、チームメイトたちとのセッション復帰ですが、これへの決定権を持っているのはティト・ビラノバとなります。トップエリート集団のトレーニングに参加するには、相応のコンディションが必要。ただこれまでの例からすると、グラウンドに戻ってくればあとは一直線でしょう。

ちなみにリーガの後半戦は1月20日からスタートしますので、アビダルはそのあたりを目標にしているのかもしれませんし、もうちょっと早いのかもしれない。この調子で順風満帆に回復していけば、タイトル争いが佳境を迎えていく春頃にはかなりフォームを上げている可能性も高そうです。以前のようにピッチを駆け、相手デランテロを封じているアビさんを想像すると、もうそれだけで白飯三杯いけますな。

 

友人の死

25日のSPORT紙には、関連記事として次のような出来事も紹介されていました。記事のタイトルは、「友人の紙という精神的ショックを乗り越えるエリック」。彼が肝移植手術を受けたHospital Clinicで親交を結んだ女性サンドラさんが、11月6日に亡くなったのです。そしてアビダルは同日、Facebookページに彼女への手紙を投稿しています。その手紙によると、手術後にいつになく元気をなくしていた時、アビさんは彼女からかなりの元気をもらったみたいで。それだけにサンドラさんの死が、彼にとってショックな出来事だったのは容易に想像できます。

フランスのテレビ局での、「プレーに復帰することが目標ではない。今の僕にとって一番大事なのは健康なんだ」のコメントはその3日前のことでして、そこにはサンドラさんの件も関係しているのかもしれません。いずれにせよ、「どんな困難に直面しても前進する意欲をもっていた」(前述の手紙より)というサンドラさんに大きな刺激を受けたアビダルが、復帰への挑戦を続けていくのも間違いないでしょう。

 

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