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ケイタ「幸せになるために戻ってきた」

中国ではプレーに幸せを感じられなかったと。

冬の移籍マーケットでバレンシアへと加入し、中国からスペインへと戻ってきたセイドゥ・ケイタ。元バルサのセントロカンピスタが地元Levante紙のインタビューの中で、バレンシアを新たな挑戦先に選んだ大きな理由を、幸せを感じるためだと説明しています。「バレンシアへと来たのは、最高のレベルでプレーを続けるためだよ。中国へ行ったのはちょっと急ぎすぎた。32歳だった僕は、慌てたんだ。あちらに着いた時、思ったんだ。うわぁ、間違った!ってね」

選択を間違ってしまったというケイタは続けます。「だから僕は戻ってきたんだ。経験としては良かったけれどね。違い?ここでは競争のレベルが違うよ。僕はバルセロナからあちらへ渡った。バルサでの僕らは最高のレベルでプレーをし、あらゆるものを勝ち取っていた。中国との違いはあまりに大きく、自分が幸せを感じるためにはヨーロッパへと戻る必要があったんだ

中国には南米の選手がたくさんいて、彼らのレベルは高いのだけれど、リーガとしてはそうではないんだというケイタは、こうも言っています。「あちらで僕はたくさんのおカネを稼いだし、プレーを続けるには良い選択肢だと思ったんだ。でも違いがものすごかったよ。僕はあと1年残っていた、たくさんのおカネを得られた契約を諦めた。僕はまた幸せを感じたかったし、そのためにはプレーを楽しまなければならなかった。(中略)時々思うんだけれど、もしバルサよりも小さなクラブからの移籍だったら、おそらく違っていただろう。慣れるのは簡単じゃなかった。たくさんプレーをして、ゴールも決めたけれど、同じじゃなかった」

中国へ行って、テレビでチャンピオンズやリーガの試合を見て、すぐさまヨーロッパへと帰りたくなったと明かすケイタ。クラブの会長にそれを直訴するも簡単には認められず、この冬の復帰となったのだそうです。そしてトルコやドバイ、カタールのクラブと交渉をし、リバポーと合意寸前でバレンシアからの話が届いて今に至ります。

ペップは信じられない監督

バルサでの4年間は「信じられないものだった」と語るケイタさん。彼はセビージャからカンプノウへと移籍した際、レアル・マドリーからのオファーもテーブル上にあったと明かしています。「セビージャ在籍時、マドリーからのオファーが着てたんだ。そしてある日、アルメリアにいた僕に、代理人が電話をかけてきて“僕らはバルセロナに行くよ”って言ったんだ。なんで?って訊ねたら、彼はこう答えたよ。“知らない。でも僕らはあそこへ行く”。そして僕は間違わなかった」

ケイタはバルサでペップ・グアルディオラと出会います。「偉大な監督は他にもいるけど、僕は彼らを知らないので、彼らの評価は出来ない。ペップはファンタスティックな人で良い監督だよ。彼はアンビリーバブルで、全ての選手を最高レベルにし、全員に自信を持たせるんだ。戦術的にもとても良いね。彼は選手に喜びを与える。とても理解のある人だよ。アビダルが家庭で問題を抱えていた時のことを覚えている。ペップはある日彼のところへ行って、こう言ったんだ。“帰って、すべてがうまく行ったなら戻ってこい。監督にそう言われたら、戻ってきてプレーする時、200%を出すよね」

そして実際はもっと長いインタビューの最後、セイドゥはフットボルを楽しみたい理由をこう説明しました。「人生では、明日何が起こるか分からない。だからこの瞬間を楽しみ、幸せである必要があるんだ。好きなことを仕事にし、楽しみ、たくさんのおカネを得ている僕らフットボル選手は、恵まれているよ。好きな事をして暮らすのは幸運なことだ。今僕は34歳となり、たくさんのことを経験してきた。だから残されている時間を楽しみたいんだ。チームメイトたちを励まし、自分のチャンスを待っていくよ。遅かれ早かれ僕の時間が来ることは知っているしね」

 

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