チャビ、スタイルを語る

 

スペインの月刊フットボル雑誌“Panenka”の第26号が先日発売されました。今回の表紙&スペシャルインタビューは我らのチャビ・エルナンデスとなっていまして、バルサの象徴たる彼が、そのスタイルやポゼッションへのこだわり、バルサ哲学などについてたっぷりと語ってくれています。

 

バルサで引退したいけど、可能かどうかは分からない

パネンカ第26号今月の25日で34歳の誕生日を迎えるチャビの願いは、バルサで現役を引退すること。しかしながらそれが可能かどうかは分からない、とセントロカンピスタは言います。「ここでキャリアを終えるのは難しいんだ。自分がバルサで引退するか、僕には分からないよ。出来ればそうしたいところだけれど、何が起こるかは分からないからね

以前は毎試合に出場し、その変態的なボールキープ力とパス能力でファンを楽しませていたチャビですが、ここ数シーズンは怪我によって20代のような働きは出来なくなっています。マルティーノ監督は彼の出番を調整していて、水曜日のヘタフェ戦もお休みとなりました。「以前の僕は1試合も休もうとはせず、それがツケとなって回ってきてるんだ。今はセーブする必要があると思ってるよ。ここスペインでは、三十路の選手に対して大げさに言う傾向にある。でもこれは本心なんだけど、自分は今キャリアでベストな感触を得てる。成熟してるし、体力的にも良いし、多くを学んでもいるからね

チャビによりますと、「体調は良いし、前の2シーズンよりも優れている」とのことです。

 

バルサスタイルの旗手であることを誇りに思う

表題である“スタイル”については、「ゴールを1つ逃すより、ボールを1つ失うことの方が大嫌い」という言葉が彼のキャラクターをよく表しています。「ある1つのやり方でプレーするために成長してきた」と言うセントロカンピスタは、バルサの流儀について「もし他のフットボルの方が良いプレーが出来るかもと僕らが考えるなら、それは間違いだよ」とコメント。さらにはマルティーノ監督による変化についても次のように語っています。

「ここ(バルセロナ)やスペインでは、スタイルに交渉の余地はないはず。バルサがスタイルを変えているって言うけど、じゃあ僕らはどんなふうに変えるんだろう?僕らは5年間であらゆるタイトルを獲得し、目標とされてる。他のところが僕らのコピーをしてるんだよ」

少し出来が悪ければ浴びせられる批判に関しては、こんなふうに述べるチャビです。「ヨーロッパの他の国の人たちは、僕らが批判される理由を理解できなくて、“マジで?”って言われるよ。それがここ(バルサ)の要求の高さなんだ。昔の僕らは特に何も期待されていなかったけれど、今は良いプレーが求められてる」

「(メディアやファンは)結果主義者になりすぎるべきじゃない。結果よりも試合の内容をもっと分析するべきだと思うよ。結果は安心をくれる。フットボルをあまり理解していない人が、結果主義者になりがちだね」

「結局、僕はバルサでプレーすることが幸せなんだ。別のクラブでプレーしても幸せだったかもしれないし、それは分からないことだけれど、僕の優先は常にバルサだった」というチャビは、自らがバルサの象徴であることに関しこう言っています。「自分がバルサスタイルの旗手だと思ってるよ。そして僕はそれをとても誇りに感じてるんだ。それが僕がずっと教わってきたことだしね。僕が覚えているバルサでの最初のトレーニングは、ロンドとゴールの置かれていない試合だったよ」

そしてラ・ロハにおけるバルサスタイルについては。「ポゼッションやスタイルの話題には時々くどいなと思うけど、結果が僕らに理由を与えてくれた。そのスタイルのおかげで、スペイン代表は主役となったんだ。アラゴネス(前監督)はいつも僕らに、フィジカルでは他に敵わないけれど、テクニックでは世界のベスト5だと言っていたよ。そして時間が僕らが間違っていなかったことを証明してくれたね」

 

モウは遺産を残していない

チャビはこのインタビューにてジョゼ・モウリーニョについてもコメントしているのですが、相変わらずの辛口となっています^^。「モウリーニョは結果主義の監督で、それで得意になってるね。彼は自分をスペシャルワンだと言っている。それはいろんな国でタイトルを得ているからなんだけど、僕は彼のチームのプレーは好きじゃない。インテルがヨーロッパチャンピオンになったことを誰が覚えてる?彼には(バンガールのアシスタント時代に)とてもお世話になったし、良い思い出もあるよ。でも僕の中では、彼は(フットボルに)1つの遺産も残してはいない。クライフのオランダと違ってね。ディ・マッテオもチャンピオンズで勝ったけど、僕の見方では彼のチームはなにも提案してはいない」

現役を引退後のことはなにか計画しているのでしょうか。「監督になるかどうかは分からないよ。今はまだ競技者だからね。僕はフットボルが大好きだし、フットボルと関わりを持ち続けていくだろう。それ以外にしそうなこと?経済学かな。会長?僕はフットボルが大好きなんだ。政治や社会の話は僕には難しいよ」

 

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