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ピケ「会長になるとは思わない」

バルサでは身内から簡単に訴えられる、とセントラル。

とりあえずのリアクションを示したアルメリア戦から一夜明け、チームトレーニングが休日となった月曜日。ふくらはぎの怪我によってスペイン代表招集を受けなかったジェラール・ピケは市内の劇場で行われたトークイベント“Futbolistas vs. Periodistas(フットボル選手vs.記者)”に参加し、ジョアン・マリア・ポウ記者と各種テーマについて語っています。トークはリラックスしたムードで行われたそうなのですが、冗談口調ながらも述べた次のコメントが、地元新聞に大きく取り上げられたワカ旦那です。

今はもう自分が(バルサ)会長になるとは思ってないよ。最近は簡単に告発を受けるし、身内の人たちがそれをするんだからね。クラブ以上の存在であることは僕らにとってプラスにもなるし、僕らを傷つけることもある。ソシオには言いたいことを言う権利があるよ。けれども僕らは自分ちの屋根に向かって石を投げてる

ピケはまた祖父アマドール・ベルナベウさんがクラブの元重鎮だった関係で、幼少からバルサと密接な関わりを持ってきました。「僕のケースは特別だよ。僕はクラブとかなり結びついてる。(マンチェスター)ユナイテッドへと行った時も、自分が戻ってくるだろうなと知ってたんだ。僕にとっては、このクラブで人生を送るのはごく自然な流れ。残っていけるように、全力を尽くしていくよ

批判はとても辛い

人気者であるジェラールは、自ずとメディアの大きな注目を集めます。フットボル選手としてマスコミをどのように感じているのか、セントラルはこう表しています。「有名人となって、たくさんの人たちの前で仕事をすることで、僕らは時々一人になりたい感覚を得る。それは傷つけられないための防御壁だよ。批判はとても辛いんだ。勝っている時は全てが上手くいくけど、負けた時は全てが悲惨でね。ある記者に批判をされた時、顔を見ようと考える?」

そして彼は、「僕はいつもハングリーだよ。僕らはフットボル選手であるために生きてるんだ」と付け加えると、チーム状況についてはこう述べています。「僕らはトップレベルでのプレーを続けていると思う。数字を見れば、僕らはリーガで一番失点が少ないうえに、一番ゴールをあげてるチームなんだ」

大規模改修が計画されているカンプノウについては。「スタジアムの件は難しいよね。僕らは今のスタジアムにノスタルジーを抱いているけど、新スタジアムはクラブを成長させるだろう。これは理事会の問題だけれど、改修するのが正解なんだろうと思う」

マスメディアとの関係

メディアから我が身を守る方法としては、よく知らないと言うのも一つの手だとジェリは認めています。「質問を受けた時、ポピュリズムに陥らないための一番の方法は新聞を読んでないし何も見てないって言うことだよ。僕らは雑音に首を突っ込みたくはない。フットボルについて話をしたいんだ

ちなみにピケは記者会見に臨む際、論争を呼ぶようなコメントは避けることをまず第一に心がけているそうなのですが、その思惑通りにいかないこともしばしばです。「二つめの質問で熱くされて、見出しになるようなことを言っちゃうんだよ

ピケといえば4年ほど前、シウター・エスポルティーバの駐車場にてズラタン・イブラヒモビッチとの“意味深”そうな2ショット写真を撮影されたことがありました。「あれは情報操作だよ。前後関係がカットされたんだ。ああいうことが起こるのなら、報道陣がシウター・エスポルティーバに入れないのは普通で当たり前でしょ?個人的な写真をSNSにアップすることで、追い回されることが少なくなるんだ」

プライベートについてあれこれ言われるのもお断りだ、と彼は言います。「ポーカーをしたことで(フットボルの)プレーが悪くなったりはしないからね。私生活に対する批判は受け入れないよ

そろそろ眼前にちらつき始めた、ベルナベウでのクラシコ。バルセロニスモにとって忘れがたいのは、ペップ初年度の2-6クラシコです。「もっとあの瞬間を楽しみたかったよ。すべてが熱狂のうちにあっという間に過ぎ去ってしまった。消化できずに終わっちゃったんだ。僕のゴールは、レオがハットトリックを決めるために譲ることも出来たね。でも僕は“こんちくしょう!”って思ったんだよ^^」

 

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