ささやかながら、すべきことを知っている人
もし冬のマーケットでハビエル・マスチェラーノが退団することになれば、バルサは重要な戦力を失うだけでなく、人望厚いカピタンも失うことになります。現在のスカッドでその穴を埋めるとなると、リーダーの資質がありそうなのはジェラール・ピケ。その“次期カピタン”がデポルティボ戦終了後にこんな心遣いを見せていたぞ、とMD紙が紹介しています。
寒い夜に観戦に訪れたファンへの感謝
それは12月17日(日)のデポルティボ戦終了直後のことでした。
この試合、日曜日の20時45分キックオフということで観客は53,607人とやや寂しいことになっていたのですが、だからこそ寒空の下でスタジアムへと足を運んでくれた人々は有り難い。ジェラール・ピケはそれを知っていました。
試合のビデオを見直してみると、マテウ・ラオス主審が試合終了の笛を吹いた後、両チームの選手たちはお互いの健闘を称え合いながらロッカールームへと引き上げようとしていきます。そこでジェリが「ヘイ!ヘイ!」と声を上げているところで映像はCMへ(WOWOWの場合)。彼が誰を呼んでいたのかは分かりません。
18日付のMDウェブによると、ピケが呼んでいたのはトンネルへと向かっていたチームメイトたちでした。そして呼び止められたバルサ選手たちはピッチの中央へと戻り、ファンへと感謝の挨拶をしたという次第。カンプノウでの年内最終戦ですし、ピケの行為は気が利いています。
カピタン補欠選挙
報じられているとおりにハビエル・マスチェラーノが1月でチームを去った場合、空きとなるカピタンを埋めるための“補欠選挙”が行われます。
現在、チームのカピタンを務めているのはアンドレス・イニエスタ(第1)、レオ・メッシ(第2)、セルヒオ・ブスケツ(第3)、ハビエル・マスチェラーノ(第4)の4人。彼らに続くとなると、在籍年数+人柄で毎年カピタン候補とされるジェラール・ピケが選ばれるのはほぼ確実でしょう。
マスチェラーノがカンテラーノ外から選ばれた時は嬉しかったですし、後任も外部の選手がいいかと思うのですが、イバン・ラキティッチならピケですかね。
気の早い話では、次世代ならバルサBでカピタンで意外と(?)リーダー的性格というセルジ・ロベルトに期待。ビッグサム・ウンティティやテル・ステーゲンもやれそうな印象です。
このニュースのまとめ
- ・ジェラール・ピケが示したファンへの心遣い・感謝の気持ち
- ・これぞバルサの血を引くリーダーだ、とMD
- ・ピケは次のキャプテン有力候補
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