マルティーノ「後半は明らかに変わった」

 

前半の不出来は認めつつ、後半は修正できたと監督。

アヤックスとFCバルセロナの公式戦での初対決は、4-0でアスルグラナの勝利。現在の両クラブの実力を表す結果となったわけですが、試合展開はバルサの完勝と程遠いものでした。とりわけ前半、先制点以降のタタチームの動きは鈍く、アヤックスに同点とされずに済んだのはビクトル・バルデスのパラドンがあったからこそ。メッシがハットトリックを決め4-0で決着をつけた後も、聖ビクトルの3度のパラドン(PKブロックも含む!)によって無失点で終えられた試合です。それ故に会見室でのマルティーノ監督も、満足半分といったところ。前半の出来の悪さにファンが示した不満も、理解のいくものだと認めています。

前半の内容がファンを喜ばせられないものだったと理解している。勝っているチームがもっと勝ちにいかない試合を見るのは私もうんざりだし、バルセロナはそう遠くない頃にすばらしいフットボルをしていたんだからね。ここのファンはそれに慣れているんだ。けれども後半の内容には、彼らも満足してくれただろう」

 

代案探し=プレー方法を変えることではない

ハーフタイム中の修正が効き、後半のバルサはパフォーマンスを改善。これといって危なげもなく、スコアを4-0としています。「後半の内容は良くなっていた。私たちは心地良くプレーをし、コントロールも効いていたね。4-0になって以降、与えてはいけないチャンスを何度か相手に与えてしまったけれど、プレーは良かった。もし後半のプレーが前半と同じようなものなら、私たちは後退をしていたところだ。けれど修正をできたことで、私たちは前進したと思う。その変化は明白だったよ。順当な勝利だった

このアヤックス戦では、タタチームが試行錯誤の途中であると改めて実感しました。前日の会見でマルティーノ監督は、混乱することなく状況に応じて最適な決断を下すことが重要で、縦に行くのかパスを回すのかを正しく判断できるように取り組んでいると語っていた。それは一朝一夕で身に付くものでなく、この夜もチームはかなりロングボールを多用。我を見失っているような感もありました。

気になるのは前半の、ボールを回す際の不正確さ。このチームにあれは普通ではない。前半の私たちは落ち着かない場所でボールを持っていただけでなく、プレーも不正確だった

選手たちは口々に、バリエーションを持つことの重要性を強調しています。今のところそれは、縦への速い攻撃となる。ミスターは言います。「私たちが向かっているのは、かつていつもバルサがいた場所だ。私たちがプレー方法を変えたがっているような印象を与えているにせよ、私たちにその意思はない。5年前にはラファエル・マルケスもまたロングボールを使っていたのを私は見ている。ピケがネイマールへと長いパスを送るのは、バルサにとって新しいことではないんだ。私たちは代案を探していくけれど、それはプレー方法を変えることを意味しないよ

 

個人が輝くにはソリッドなチームが必要

チームのプレーは71分、セスクに代わってチャビが入ってから変化しました。いわゆる、“いつものバルサ”に戻ったのです。タイプの異なる2人ゆえ、局面での使い分けが重要となります。「私たちには(スペイン)代表でプレーするインテリオールが3人いるから、1人がエストレーモでプレーしないかぎり、そのうちの2人がプレーすることになる。そしてセビージャ戦でのセスクと同じように、チャビは後半からとても上手く試合に入っていったよ。途中出場する選手が、解決策をもたらしてくれるのは良いことだ。とはいえ、後半に改善されたのはチームの皆が力を出したからで、チャビが入ったからだけじゃない」

メッシとバルデスがこの試合の最高殊勲選手でした。しかしマルティーノ監督はこう言います。「バルセロナには傑出した個人が山ほどいる。スター揃いだから、誰かが突き抜けたパフォーマンスをするのは普通のことだよ。私たちに求められるのはソリッドなチームであること。それによって個人が力を発揮することなんだ。1人の選手に頼るチームに、タイトルを獲得できる可能性があるとは思わない」。そして。「おそらくライカー時代から、(バルサの)監督たちは2試合ごとにメッシのすごさを語ってきたと思う。私もその1人になるだろうね」

とはいえ、監督が選手たちを称えないわけではありません。「フットボル的に輝いていたわけではないけれど、アルベスやアレクシスのように、労力の面ですばらしかった選手たちがいる。イニエスタの仕事も私は大変気に入ったよ。彼のフォームはベストに戻ってきているね」

 

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