伝統行事である記念写真後、地元でのイベントに出席。
クレ待望の新加入選手ジョルディ・アルバが水曜、カンプノウへと降り立ちました。とはいってもこの日はちょっとした顔見世程度で、本格的なアルバDAYは5日(木)。その予告編となる4日はオフィス玄関横の巨大エスクード前で伝統の記念撮影を行い、バルサTVの軽いインタビューやら、スビたちとの談笑やらをして、クラブを後にしています。好感度が高かったのは、新アイドルを一目見ようとフェンス越しに集まったファンに対して、サインをしていた点であります。
「ファンに愛されるのってステキなことだし、ものすごく偉大なクラブと契約できるのは最高に嬉しいよ」、「FCバルセロナが僕に与えてくれたチャンスを活かしていきたい。世界最高のクラブですばらしい選手たちと一緒に、最高のファンの前でプレーするのが楽しみでならない。これは僕にとってのでっかいチャレンジだからね、ベストを尽くしていくよ」、「代表の選手のほかにも、カンテラ時代に知ってる選手もたくさんいる。上手く適応できると思う」
「誰の代役になりに来たのでもない」
バルサTVの取材に対して、そう語ったジョルディ・アルバ。彼はクラブオフィスで幾ばくかの時間を過ごした後、出身地であるオスピタレの市庁舎へと向かっています。庁舎前広場に集まったファンはおよそ2000人。午後8時にアルバがバルコニーに登場すると、会場は興奮に包まれ、「ジョルディ・アルバ、バロンデオロ!」の合唱も起こっていたようです。そしてアルバはこう感謝のスピーチをしています。「ここへ来てくれてありがとう。この日をみんなと共有できてとっても嬉しいし、またすぐに再会できればと思う。オスピタレがいつも共にいることを、僕は知っているよ」
アルバはまたその少し前、報道陣との会見にも出席しています。印象的だったのは、自らがバルサへ入団する一因となった、病のエリック・アビダルについてです。「僕は誰かの代役となりに来たわけじゃないんだ。彼はすぐに良くなることだろう。そして僕は自分の仕事をして、少しでも多くプレーできるよう頑張っていくよ。アビダルはピッチの中でも外でもすごく重要な選手。代表でのチームメイトたちは彼のすばらしさ、彼がいかにプロフェッショナルですばらしい人物かを教えてくれたよ。彼とはまだ話せてないけど、会えたときには力をあげたい。彼には最良のものが相応しいんだ」
ティト時代の補強第一弾となったアルバは、ここ4シーズンの輝かしきバルサについてこう感想を述べました。「バルサはものすごいチームだし、ここ数年は驚くようなプレーをしている。しかもチームの大半はカサの選手なんだ。このチームは選手を、より良くしてくれる。チームへの適応はスムーズにいくだろうし、バルサの成功が今後も続き、タイトルを勝ち取り続けると信じてるよ」
その他、各質問へのコメントはこんな感じです。
●オリンピック招集について
「体調はバッチリだし、是非プレーし続けたい」
●ゴール後のパフォーマンス
「僕はゴールを祖父に捧げているんだ。彼は僕にとって、すごく大事な人だった。バルサでたくさんのゴールを捧げられることを期待してるよ」
●メッシについて
「僕は世界最高のチームで、世界最高の選手と一緒にプレーする機会を得るんだ。彼らとプレーすることで、みんなより良い選手となる。レオのことは代表の仲間からよく聞いているよ。バロンデオロ?僕はそれに答える立場にはないけれど、獲ってほしいのはスペイン人選手さ。でも現時点では、メッシが一番フォームのいい選手なのは明らかだからね」
●子供時代の退団
「頭を下げることなく去れてたと思う。幾つかの状況によって僕は出て行かざるを得ず、別の場所で進路を探すことになった。バルサが与えてくれた二度目のチャンスを活かせるように頑張っていきたい」
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