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サナブリアが危ない?

 

カンテラの宝石がまた1人、岐路に立っている模様。

11月19日付のSPORT紙は、バルサカンテラ期待の星トニー・サナブリアが1月にもクラブを去るかもしれない、との記事をトップで扱っています。それは弱冠17歳にしてパラグアイ代表デビューを飾っているデランテロがバルサとの契約更新を済ませていないのに目をつけ、チャンピオンズに出場するクラスのクラブ複数から魅惑のオファーが殺到している、というもの。記事ではヘラルド・マルティーノはサナブリアの将来性を非常に評価していて、18日に自ら彼の家族が暮らす家を訪問、残留を説得したとも伝えられています。

 

国外の6クラブから好条件のオファー

SPORT紙によれば、バルサはこの数ヶ月間サナブリア側との交渉を続けてきましたが、金銭面での折り合いがつかず話し合いは難航。他所さんからのオファーが給与で大きく上回り、かつトップチームで出場する機会も約束しているとなれば、バルサとしては難しくなります。ちなみにサナブリアの契約解除金は300万ユーロだそうです。

海外のビッグクラブたちとのダイヤの原石を巡る戦いにバルサが敗色濃厚となっている現状を見て、舞台に上がってきたのがタタ・マルティーノでした。ミスターはまずトニーとさしで話し合い、続いてシッチェスに住む彼の両親を訪問。そこでは出場機会などの約束は為されなかったのですが、監督はサナブリアを高く評価している旨を伝えたようです。あとは選手側がどれだけバルサでの成功を求め、ひと頑張りするか次第。彼が移籍を望み、違約金300万ユーロを出すクラブがあれば、バルサに出来ることはもうありません。

 

父「バルサで成功することが息子の夢」

さてそのマルティーノによる説得が効いたのか、はたまた最初から報道自体が先走っていたのか、トニーの父親アントニオ・サナブリアさんがRadio Monumentalの取材に対してこう語っています。「チャンピオンズに出場するイタリアとイングランドのクラブが息子を欲しがっていますが、私たちの夢は彼がバルサのトップチームでプレーすることです

そしてアントニオさんはエル・タタさんと息子の件について話し合ったことを認め、監督からクラブがトニーに期待していると聞いたとコメント。「トニーはいつもと変わりありませんよ。こういった話とは距離を置き、私たちや代理人に全てを委ねています」と語っています。

さらにアントニオさんは息子の希望は「バルサでの成功」だと強調し、契約交渉において望んでいるのは金銭面よりもスポーツ面だと述べました。「新しいオファーを出してもらう必要があります。私たちが求めているのは彼が成長するためのスポーツ的な条件です。彼が本当に望んでいるのはプレーすることですから」

バルサで9番としてプレーする以上、メディアを賑わせているレバンドウスキやクン・アグエロ級の実力が求められるわけですが、17歳の彼があと1、2年でその域に達するのは難しいでしょう。あれほど注目されたデウロフェウでもトップにはすんなり上がれないのです。バルサBで忍耐強く、腕(足)を磨いていけるか。“パラグアイのクルィベル”はまず、ドンゴウやサンドロとのポジション争いに勝つ必要があります。トップチーム監督がそこまで気にかけてくれてるんだから、焦らずステップアップしよう!

 

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