クラブもティトも、”4番”を戦力と考えている。
2日ほど前、チェルシーの新監督となったポルトガル人が入団会見で自らを「バルサの覇権を破った監督」と言いました。ツッコミどころが満載なだけに、今後しばらくバルサ選手たちはその件について意見を求められるわけですが(お気の毒)、昨日はラジオ局オンダ・セロの番組 Al Primer Toque に出演したセスク・ファブレガスが、こんなふうにコメントをしています。「マドリーが僕らの覇権を終わらせたか?僕らは彼らに対し、15ポイント差をつけてリーガ優勝したよ」
そんなセスクは現在、英国方面からのウワサが絶えません。マンチェスター・ユナイテッドが大きなオファーを用意しているとの話も聞こえてきて、あなたならそれを受け入れるか否か?の議論もにぎやか。しかしながらセスク当人としましては、新天地に活躍の場を求める考えは全くないようです。「誰かが話を捏造してるんだよ。僕が望んでいるのはバルサで成功することだけ。僕は小さな頃から、それを夢みてきたんだ」
バルトメウ副会長がセスク祖父に確約
さてそんなセスクの去就に関しては、先週日曜にこんなこともありました。MUNDO DEPORTIVO紙によると、彼の故郷の隣町Arenys de Munt にてMaresmeのペーニャ集会が開催され、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ副会長も出席。同じく参加していたセスクの家族兄弟や友人たちは、ウワサの真相について副会長に訊ねたそうなのですが、そこで”バルト”はセスクの母方の祖父アレックス・ソレールさんに対し、こう語ったそうです。「セスクがバルサを出るのは、彼がそう望んだ時だけですよ」
更に副会長はセスクの関係者たちに、”4番”がティト・ビラノバから直接、バルサが来季も彼を戦力として考えている旨を聞いたこと、本人が先に受け入れた場合のみオファーを検討することを伝えたとか。ユナイテッドから届いたとされる4,000万ユーロオーバーの申し込みも、セスクが望まないのならば聞かないわけです。
MD紙はまた、セスクの意志がバルサ残留で動かない理由として、自分がカンプノウで成功すると信じている点、ティト・ビラノバの信頼を得ていることを知っている点のほか、今年4月11日に誕生した娘リアちゃんの存在を挙げています。少なくとも、可愛い娘がもう少し大きくなるまでは、ファミリーに囲まれた環境で育つのがベストとの考え。確かに今のバルサはパパ仲間も多いですし、賑やかで楽しい育児環境でしょう。自分で選べるのなら、まずそっちを選びますよね。
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