監督の信頼を得ているこの瞬間が、終わってほしくないとセントラル。
イスラエルでのU-21欧州選手権で活躍しているバルセロニスタは、チアゴだけではありません。バルサでは豊富な出番を手にしていないものの、ジューレン・ロペテギ監督にとっては不動のレギュラーとなっているマルク・バルトラもその一人です。髪をズバッと刈り上げ、イメチェンした若きセントラルは言います。
「フィジカルの状態はものすごく良いね。このチームでプレーできるのは、とても誇らしいことだよ。大会が終わってしまうのが残念なくらいだけど、良い思い出としていつまでも覚えていられるよう期待してる」
嗚呼いっそ、このラ・ロヒータがクラブチームなら!というところか。バルトラはチアゴやモントーヤとともに、U-17ユーロ(2008年)で優勝を飾りましたが、U-19(2010年)では惜しくもフランスに敗れて準優勝でした。「あの決勝戦は、僕らにとって心のトゲでもあるんだ」というバルトラたちですから、明日のイタリア戦では是非とも有終の美を飾りたいでしょう。がっちり手土産をゲットして、バルセロナへ戻っていらっしゃい!
「他のセントラルは不要と示せたかもしれない」
※以下、追記です。U-21ユーロで好パフォーマンスを披露中のバルトラには、首都系AS紙もまた短いインタビュー記事を載せています。冒頭でマルクはまず、現在の心境を「今季は継続して出番を得られず、ユーロコパでどれくらいやれるか分からなかったから、今の状況には満足」だとコメント。それは自尊心の回復につながりますね、と訊ねられると、こんなふうに答えています。
「そういうふうには思ってないよ。チャンスが多くなかったのは確かだけれど、大一番ではプレーしているからね。それに世界最高の選手たちとトレーニングをすることで、レベルは保っていけるんだ。だから、代表監督の信頼に応えられる。ここでは自分のベストを出す以外にないしね」
続いて記者さんはイジワルな質問をします。”ビラノバかスビか、テクニコの誰かから電話はありますか?”。バルトラはしばしの沈黙後、次のように語っています。「アルバやチャビや、代表チームのバルサ選手とは話してるよ。彼らは僕らの試合を見てくれてるし、それは自信になるんだ」
バルサ系メディアからは、毎日のようにセントラル補強の話題が伝わってきます。それに関してバルトラはどう感じているのか。若者は言います。「自分の仕事をするだけだよ。もしかすると僕のプレーを見て、他のセントラルは不要だと思うかもしれないし。バルサでプレーするということ、あそこでは激しい競争があることを僕は知ってる。でもこういう大会は持てるレベルを示すために存在してるからね。僕はそう考えてる」
そして最後、”イニゴ・マルチネスはバルサでプレーするべレベルにあると思いますか?”とのイジワルな質問に対して、「もちろん。彼は若いけれども、僕らのクラブで必要な経験を備えてる」と大人回答をしているバルトラであります。
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