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チアゴ「自分を再確認する必要はない」

 

U-21決勝が、このカテゴリーでの彼のラストマッチ。

ネイマールのブラジルに続き、バルサ勢満載のラ・ロハもまたコンフェデ杯での白星発進に成功しました。ペドロが先制ゴールを決め、セスクが2点目をアシストし、試合の最優秀選手にはイニエスタが選出と、アスルグラナ選手が主役となったのもクレにとって嬉しいところです。そして明日には弟分であるラ・ロヒータによるU-21ユーロの決勝戦が控えていて、見事イタリアに勝利すれば、2011年に続いての連覇の達成となります。ラ・ロヒータをカピタンとして引っ張るのが、チアゴ・アルカンタラ。セントロカンピスタはMARCA紙にて、決勝を前にした意気込みを次のように語っています。

 

ファイナルの相手はイタリア

「決勝戦へとたどり着くために、僕らは戦ってきたんだ。ここまでの4試合を僕らは、可能なかぎりの激しさでプレーをしてきた。最後の試合はそれよりもさらに疲れることになるだろうけど、なんであれ決勝は決勝だし、2日間体力を回復させられるから、出来るかぎり楽しんで戦っていくよ」

その経験(ともちろん才能)ゆえに、チームの紛れもない大黒柱であるU-21スペインの10番は、明日のライバルであるイタリアを「最大の良さはアグレッシブさで、ダイレクトでクオリティの高い選手が揃っているね」と分析。「ミーティングで彼らの弱点を見つけ出し、そこを突いていくよ」としています。「イタリアには僕らとはまた異なったプレースタイルがあるし、彼らはそれによって決勝へとたどり着いたんだ」

同じポジションで対峙する、マルコ・ベラッティに関しては。「すばらしい選手だよ。天性のボールタッチを持ってる選手だ。バルサでPSGと対戦した時、彼はとてもいいプレーを幾つか見せていた。ボールを運ぶのがかなり上手くて、視野も広いよ」

 

ユースカテゴリにお別れ

チアゴは2年前のデンマークでの前回大会(2011年)ですでにラ・ロヒータの中心的選手で、決勝にて勝負を決めるゴールを決めるなど、当時の優勝に大きく貢献しました。え、まだU-21世代なんですね、というのが率直な感想ですが、いよいよ明日のイタリア戦が、このチームでのラストマッチとなります。「ラ・ロヒータは僕に多くを与えてくれたんだ。僕は出場した全てのカテゴリーの欧州選手権で、決勝戦を経験してきた。勝てば報われたし、負ければとても苦しかったよ。でも勝敗に関係なく、このサイクルは良い形で終了さ。だって僕はこれまで、すばらしい選手たちとプレーができたからね

ラ・ロヒータではチームの中心ですが、バルサに戻るとまだまだ”下っ端”。そのあたりの違いを、チアゴはどう考えているのでしょうか。「(ユース)代表では同じ年代の選手でプレーをしているし、より簡単に理解しあえるんだ。人生観も似ているしね。このチームにはヒエラルキーは存在しない。僕が思うに、23人のリーダーがチームにいる感じさ。僕には少し多くの経験があるけれど、それはリーダーシップで貢献できるってことを意味しないからね。ここでは各選手がフットボルで自己を表現している。ピッチ上ではコミュニケーションのために、大声で叫ぶ必要があるしね。各人が最大限に貢献をしているよ」

「僕としても、自分の特性がチームに役立つように、勝つためのプレーを見つけようとしているだけなんだこれが自分のプレースタイルだ、というものが僕の中ではハッキリとあるし、自分を再確認する理由もない。ここでは楽しんでフットボルをプレーすることに集中しているよ。それがここまで、僕らのやってきたことさ」

そして。「(イタリア戦が)僕にとってユース代表での最後の試合になるだろうし、そこからは上の世代とポジションを争っていくよ。これまでのカテゴリーのように、上へと上っていって、ポジションを得られるように頑張っていく。僕らの世代が少しずつ、フル代表で大きなグループになるようトライするさ。フル代表はあらゆる大会で優勝候補になるようなスゴイ選手ばかりだから、簡単ではないだろうけどね」

 

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