思う結果を残せなかった悔しさに、リベンジを期すクラック。
別記事の昼食会の前、アディダスのイベントへと出席したリオネル・メッシ。2つのクラシコでは良いところをほとんど見せられず、かつその合間には風邪を引いてトレーニングを休まざるを得なかったことをギガクラックは大そう気にしているようでして、カンプノウでのミラン戦では最高のパフォーマンスを見せてやろう、と燃えているのが言葉の端々から伝わってきます。メッシは言います。
「僕は悲しんでなんかいないし、そういう話がどこから出てきたのか分からないよ。僕らは負けたことに心を痛めてはいるけど、この状況から脱するために立ち上がっていく。ミラン戦はその絶好の機会さ」
「全員がより多くのものを出す必要があるのは明らかだし、僕らはそれに気付いているんだ。これから超重要な試合がやってくる。変化を起こすためのカギとなる試合だ」
そしてレオは、メディアが報じるようなロッカールームでのミーティングが複数回あったことを認め、「僕らは問題がなにかを解っているんだ。でもそれは、僕らの内に仕舞っておくよ」としています。
「僕らは逆転できる」
ミランとの決戦について、クラックはさらにこう語りました。「難しい試合になるだろう。でも僕らは逆転できる。彼らがしたように僕らにだって2ゴールを決めることは出来るんだ。もし彼らに得点されるとずっと難しくはなるけれど、僕らにはスコアをひっくり返す可能性がある。12日には僕ら全員が期待することの全てが叶うよう願っているよ」
そして。「ミランには優秀な選手が揃っているし、あらゆる手を尽くして彼らに勝ちたいと思う。彼らは強力なブロックを作って、スペースはほとんど与えてはくれないだろう。でもその日は僕らがそのブロックを破れればいいね」
ティトやアビダルの病、向上のモチベーション
厳しい状況に陥っているバルサですが、もしティト・ビラノバとエリック・アビダルが病に倒れていなければ、こういうことにはなっていなかったことでしょう。しかし、とメッシは言います。「二人の病気に僕らはかなり影響を受けたけれど、この結果がそのせいだと言うことはできないよ。このチームは強いし、僕らは立ち上がることだろう」
「アビダルは全てがすごいよ。彼がいつピッチに戻ってくるのかは知らないけれど、彼が僕らと一緒にトレーニングをしていることがもうすでに喜びなんだ。それがとても重要なことだよ」
また個人的なテーマ、例えば尽きることない向上意欲に関しては、メッシはこう語りました。「たくさんゴールを決めても、シーズンはいつもゼロからの出発になる。一年が始まるたびに、僕らは可能なかぎりのタイトルを獲得しようと計画する。それが僕のモチベーションなんだ。僕にとって一番重要なのは、才能や自信だけじゃなく、向上しようとする意欲だ。ロッカールームも同じことを望んでいて、同じように競い続けているよ」
「バルサが終わったと言うために、彼らは僕らが負けるのを期待している」
追記です。上記はバルセロナ市内で行われたADIDASのイベントで語られたコメントたちですが、米国のスポーツ専門チャンネルESPNがどうやら その後(単独?)インタビューをやっています。そこでメッシさん、バルサ炎上を楽しみにしている人たちに関して、こんな風にコメントしました。「バルサのサイクルが終わったと言うために、僕らが負けるのを期待している人たちがたくさんいるんだ。昨年すでにそうだったようにね。僕らはそれを承知してるし、強くあらなければいけない」
一方、ファンには常勝が期待されるバルサですので、2つ負けが続くとそれは”異常事態”となります。「このクラブはそうだよ。2つの試合に負けると 全てがぺちゃんとなる。2つとも勝つのが普通で、いつも勝たなければいけないんだ」。そして世代交代を要求する声について訊ねられたメッシは、「それはク レイジーだよ。僕らは2試合に負ければ、そういうことが話され始めるんだ」と流しています。
そしてこれからチームは浮上していくだろう、と信じているクラックです。「僕らには陽気さが必要だと思う。悪い結果が続いて、チームは少し意気消沈している。今は立ち上がり、元の僕らに戻る瞬間なんだ」
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