プレミアのビッグクラブが興味津々。
この2013/14シーズンのリーガ・エスパニョーラにおいて、国内外で高い評価を得ている若手選手の1人がセルタ・デ・ビーゴにレンタル中のラファ・アルカンタラです。ルーチョ・エンリケ率いるセルタはここ7試合を4勝2分1敗と好成績を残しているらしいのですが、そのチームを牽引しているのがラフィーニャだそうで。バルサ所属の若武者が良いパフォーマンスを示しているのですから大変めでたい話ですが、クレとしましては無邪気に喜んでばかりもいられないみたいです。
控え生活は好まない
その理由は、この活躍によってプレミア勢のラファへの関心が急上昇しているから。アルカンタラの次兄にはマンチェスターのユナイテッドさん、シティさん、アーセナルさん、リバポーさんといった強豪クラブが揃って熱い視線を送っているらしく、中でもマンチェスターの2クラブは3,000万ユーロの契約解除金を支払う準備がある、とMUNDO DEPORTIVO(MD)紙は報じています。
例えばそれがレオ・メッシやイニエスタ、チャビといったカンテラーノだった場合、どこかのクラブが契約解除金を支払うつもりだとウワサされても、選手に動く意志がないから平気!と悠然としてられます。しかしラフィーニャは兄のチアゴと同じように、自分がチームの主役の1人と感じることを優先するでしょう。カンプノウのアイドルとなれれば最高だと思っていても、友人セルジ・ロベルトのように辛抱強くはありますまい。バルサに戻っても控え生活が続きそうだと考えれば、他所での活躍を選びそうです。
夏に呼び戻す計画
ラフィーニャはラ・マシア育ちとしては珍しい、強力なフィジカルが持ち味のセントロカンピスタです。闘志にも溢れていて、守備時には努力を惜しまずにボールを追える選手。そしてボールを手にすれば恵まれたテクニックによってパスを散らし、エリア周辺では決定的な仕事もできる。バルサ的な選手で小さくまとまってきている今のチームに、是非加えてみたいと思わせる魅力的な選手です。
実際、バルサのフロントは今年の夏、ラフィーニャをセルタから呼び戻すことを決定しているそうです。MD紙によれば来季はトップチームの一員とすることとなっていて、他クラブからのオファーを聞くのはラフィーニャ自身がそれを望み、かつテーブルに契約解除金が乗せられた場合のみだとか。ラファが他所でのレギュラーを望み、3,000万ユーロの収入をもたらしてくれるならそれも良しというところですが、せっかくなんでバルサで暴れる姿が見てみたい。まあ、まずはタタさんの去就がハッキリしないと、ラフィーニャ始めチーム構想も固まらないんですけれども。首脳たちによる会議は、近日中に行われると見られています。
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