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補強ネタまとめ

 

レイナ、テル・シュテーゲン、マルキーニョス、チアゴ・シルバ、ギュンドガンetc…。

タイトルレースもほぼ終了となったこの5月上旬。週末まで試合のないバルサ周辺は、移籍のウワサで大変賑わっています。この夏での退団が濃厚とされるバルデスの後釜ほか、各ポジションでの補強候補たちが連日現れては消え、また現れてのよくある光景が展開中。まだ初夏の入り口なだけに、話はまた大きく動いて行くことになるでしょうが、とりあえずは現時点での補強ネタをまとめてみましょう。

 

ポルテーロはレイナとテル・シュテーゲンか

まずはポルテーロですが、7日付のMUNDO DEPORTIVO紙によりますと、第一候補は元カンテラーノのペペ・レイナです。同紙の表現では、”バルサはビクトル・バルデスの後任はリバポーの現ポルテーロに賭けることに決めた”。では何故レイナにバルデス後のゴールを託すことにしたのかですが、その理由は幾つかあります。

■信頼できる実力(プレミアで3度、”サモラ”を獲得) ■クラブのことをよく知っている(ラ・マシア育ち) ■経験豊富(リバポーとで380試合以上出場) ■足元の技術 ■プレッシャーに慣れている ■現チームメンバー、特にスペイン代表たちと非常に仲良し

という具合です。しかしレイナは8月で31歳ですから(意外と若い)、”今後10年彼がいれば安心”とはいきません。よってセクレタリオ・テクニコとティト・ビラノバは将来性ある若いポルテーロも獲得し、その若者を育てていくことで意見が一致しているのだとか。ベテランのレイナがひとまずバルデスの後を引き継ぎ、ホセ・マヌエル・ピントの契約が満了する2014年に獲る案が有力ですが、この夏にダブル獲得の可能性もあるそうです。

そして若手ポルテーロとしてバルサ入団に近付いているらしいのが、ボルシア・メンヘングラートバッハのマルク=アンドレ・テル・シュテーゲン(21)です。テル・シュテーゲンはボルシアMGのカンテラ育ちで、2011年よりトップ昇格。必須条件である足元の技術ほか、安定感がありPKストップにも定評のある選手だそうで。彼に近い筋の情報では、すでにバルサとの合意目前とされています。好プレー集を見るかぎり、興味をそそられる選手であります。

ちなみにレイナの獲得に必要とされるのは1,200万ユーロ。リバポーは2016年までの現契約を延長したい考えですが、バルサからのオファーが届いた場合は話を聞く構えのようです。レイナ自身によるオペレーションへの協力も期待できます。テル・シュテーゲンは2015年までボルシアとの契約があり、市場価格は1,000万ユーロと見られています。

 

セントラルはマルキーニョスが浮上

続きまして、こちらもこの夏の最重要補強ポイントであるセントラルです。ティトがぞっこんLOVEだと言われるのはチアゴ・シルバ(29)ですが、こちらはいかんせん値段が高く(4,500万ユーロ?)、ネイマールにも同等額を費やす予定のバルサには手が出ません。セントラルに4,000万以上というのもかなりクレイジーですし、年俸(推定900万ユーロ)も含めるといくら要るやら。そこでMD紙が最近プッシュしているのが、ASローマのマルキーニョスになります。

マルキーニョスは18歳の若さながら、初年度からローマの主力となって24試合に出場。10代とは思えぬほどに成熟していて、常に冷静でポジショニング良好、184cmで空中戦に強く、両サイドのカバーリングも上手、テクニックがあってエラーはほとんど犯すことないと、紹介記事を読むほどに良さげな感じです。2012年夏のローマ入団時の移籍金は300万ユーロ。現在では2,500万ユーロ~と言われています。

なお、有力とされていたフンメルスは、ピケとタイプが似ていることからテクニコの優先度は低い模様。マンチェスター・シティのコンパニーはティトの求める特性を備えていますが、シティーが彼を売る必要はなく、バルサの現フロントとシティーのソリアーノ、チキ・ベギリスタインの関係から言っても望みは薄いようです。またMD紙によると、スビサレッタは昨夏すでにコンパニー側と話をしているけれど、代理人とスビの相性が酷かったそうであります。

ちなみにSPORT紙の報じるところでは、ティトの希望は”トッププレーヤーのみ3人補強”。セントラルではチアゴ・シルバの一本釣りを狙うらしく、それでムリなら現有戦力でOKという、なかなかに大胆な記事となっています。

 

中盤はギュンドガン

そして当初はノーマークだったセントロカンピスタには、昨日からイルカイ・ギュンドガン(ボルシア・ドルトムント、22歳)が急浮上してきました。7日ではSPORTだけだったのですが、8日にはMD紙にも登場したことでクラブが関心を持っているのは確かな感じに。なんでもバルサは若くてクリエイティブでラストパスが出せてエリアにも侵入できる中盤選手の獲得を狙っているらしく、このギュンドガンかイスコ(マラガ)のどちらかをチームに加えたいのだそうです(ギュンドガンはそして驚異のハードワーカー)。となるとチアゴ・アルカンタラはどういう位置づけなんでしょうかねぇ。セルジ・ロベルトやラフィーニャがカンプノウで成功する道はほぼ終了でしょう。

今季のチャンピオンズで旋風を起こしているドルトムントはゲッツェがバイエルンへ行き、レバンドフスキもビッグクラブに引き抜かれる可能性が大。よって彼らはこの若き宝石ギュンドガンの残留を望んでいて、2015年までの契約(違約金は2,500万ユーロ)を延長すると共に、140万ユーロらしい年俸をアップさせる予定と見られます。SPORT紙によると、バルサはこのギュンドガンかイスコの獲得に2,500万ユーロを用意しているそうで。もしギュンドガンがバルサ入団に関心を持つのなら、違約金満額支払いで一発OKです。

イスコの場合は1月に2016年まで契約を延長したばかりで、違約金は3,500万ユーロ。マンチェスター・シティが獲得の本命だとされています。

 

最後のデランテロの補強はネイマールで確定的。サントスのエース獲得には5,500万ユーロが用意されていて、すでに手付金として1,000万ユーロを支払い済みらしいので、残金は4,500万ユーロです。ということでSPORT紙の報道どおりになれば、ネイマール+チアゴ・シルバ+ギュンドガン or イスコで1億1500万ユーロなり。ポルテーロも連れてくるとなればさらにアップですから、やっぱりチアゴ・シルバは無茶ですよね…?いや、そもそもセントロカンピスタ獲得の緊急性が低いか。どういう結末になるにせよ、熱い夏になりそうです。

 

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